救助犬認定試験1 | 自然の力はプライスレス

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まりんとの生活っぷりなどなど。

とうとうこの日が来た。(><;)

昨年の11月末に続けて第二弾。
前回は初中級というランク付けの試験。
今回は、犬が広域でも人を探せるかどうかまでを見る試験。


朝5時起床。

まりんのご飯の準備して、庭の植木にお水を上げて、なんだかんだで出発は7時。

町田の試験会場に着いたのは、8時15分。

東京マラソンと同じ日なので、渋滞を心配したが、早朝というのもあってか空いていた。


着いていきなり、まりんをケージに入れろと強制された。
私は絶対に嫌だと拒んだのだが、みんなになだめられて後部座席に押し付けられたケージを入れる事になった。
泣きそうになった。

私は、従来のやり方にことごとく逆らってるので目を付けられている。
何かとチクチクいじめられている。

従来のやり方は、犬をケージに閉じ込めておき、使う時だけ外に出し、用が済んだらすぐ仕舞う。
犬は年を重ねる毎にずる賢くなり、サボったり遊んだりするようになるから、厳重に管理する必要があるというもの。

私の考え方は、犬はパートナーだから、協力して貰えるように環境を整え、外の情報は自分で判断し処理するために、絶対に外部から隔離してはいけないというもの。

相反している。

この試験に受かるかどうかで、まりんの自由を主張出来るかどうかが決まってしまう。

そういう意味もあるので、私とまりんは絶対に落ちれないのだ。

緊張する。。。


朝9時。出場犬数は16頭。

ゼッケン番号13番。
10番までは服従試験で、それ以降は捜索試験から。

私達はまりんの大好きな捜索試験からとなった。

ちょっとほっとした。
ろくに散歩もせず、ぎりぎりに着いた会場で、服従作業なんかさせようものなら、一体どうなっていた事か。。。
オソロシイ。

午後からは雨の予報が出ていたが、既にぽつぽつと頬に当たる雨粒が気になるし、風が吹き上げてくる。
帽子が飛ばされそうだ。

一頭に与えられる時間は12分なので、30分以上は待っただろうか。

ようやく順番が回って来た。

まりんは、雨交じりの強風を気にする様子も無く、私をすり鉢状の現場にぐいぐい引っ張っていった。

はやくっはやくっはやくっ

100mくらい下りた所で、試験官達が待ち受けていた。
呼び戻しにはおやつを使って良いことになったので、さらに気分が上がって来た。アップ

すり鉢状の谷底は通路を隔てて両サイドにある。

まずは左側の風下の竹やぶから、まりんを出した。

探せ

まりんは、イノシシよりも速く突進して行き、ガサゴソガサゴソ、竹やぶを付き抜け、斜度40度くらいは有る斜面を駆け下りて行った。

間も無く、ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン!
アラートが始まった。
10回以上吠えるのを数えてから手を挙げ、発見しました!
タイムは2分

まりんを呼び戻し、おやつを上げ、少し風上に移り、

探せ

真ん中の、練習中に出来たケモノ道をダダダダッと駆け下りて。。。。


。。。一周して戻って来た。。。(・・;)


なんだよ。(汗)

あ、反対側を探してみる?

と、右側の雑木林に出したら、茂みの奥でワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン!
自信満々のアラート。
タイムは2分半。

良し良し。
まりん、すごいぞ。

審査員が、まだ時間有るけどどうする?と聞いて来た。
もっといるのか。

探しますっ。

まりん、探せ!

今度は、一番風上の左側へまりんを放った。

程なく、一番奥のボックスの前でけたたましくアラート。
さっきは見過ごしたけど、確実に発見したようだ。

発見しました、と手を挙げ、呼び戻す。

審査員はまた、あと1分半残っているけど、どうする?と聞いてきたので、探す事にした。

また最初の一番風下にある竹やぶまで戻ってまりんを出した。

一番最初は通り過ぎたのに、まりんは竹やぶの中で吠え始めた。

おおぉぉぉぉ。なんだ、そういう事か。


少しも意欲が減退する事も無く、時間一杯かけて4人発見。

すごいぞ、まりん。クラッカー

午前中に捜索科目をこなした犬とハンドラーを集め、審査員から書評を頂いた。

まりんに関しては、最初っから意欲的に走り回っていたので、スタミナを心配したが、最後まで集中力が欠ける事無く4人を探したのはまりんだけだ、すごい犬です、との事。

うほほほほ。

いつも遊んでくれる犬友達に恵まれたまりんがスタミナ切れなんて有り得んのだよん。