「馬医 」2012-2013 MBC 50話
陰謀から身を守る為両班から奴婢・・そして馬医となり、
運命に導かれるように医師を目指す男と、その男と運命を
共有する女の物語。
韓方医初の外科医の生涯を描いた作品です。
波乱万丈：９
運命の皮肉：10
正義は勝つ：９
時代の医療を知る：９
陰謀：９
イライラ度：７
切なさ：７
キャスト：７
脚本：７
総合お薦め度：８
キャスト：
ペク・クァンヒョン：チョ・スンウ 
カン・ジニョン(ヨンダル)：イ・ヨウォン
イ・ミョンファン：ソン・チャンミン 
チャン・インジュ医女長 ：ユソン
イ・ソンハ（ミョンファンの息子）：イ・サンウ
～医師～
コ・ジュマン：イ・スンジェ
～王家～
第18代王顕宗 ：ハン・サンジン
淑徽公主 （顕宗の妹）：キム・ソウン
仁宣王后 顕宗の母：キム・ヘソン
カク尚宮：アン・ヨジン
マ軍官：ト・シガン
左議政チョン・ソンジョ：キム・ジャワン
ウンソ（左議政の息子嫁）：チョ・ボア
ソ・ドゥシク（ウンソの兄）：ユン・ヒソク
～クァンヒョン恩人～
馬医チュ・キベ：イ・ヒド
チャボン：アン・サンテ
オ・ジャンパク：メン・サンフン
サアム道人：チュ・ジンモ
簡単あらすじ＆感想：
奴婢で馬医だったミョンファンは才能を買われ、両班の養子となり、
医師の道へ・・
そこで両班なのに稼業を継がず、親族の変わりモノとして
医師を目指すカン・ドヒョンと更に女医インジュと出会う。
三人は互いに競い合ういい友人関係に。
しかし純粋だったミョンファンも権力争いに巻き込まれていく。
陰謀により世子殺害を企てた者の存在（当時の王も加担）を
知ってしまったドヒョンは世子殺害の犯人に仕立て上げられてしまう。
しかもミョンファンを告発者にして・・・
（最近悪役のチャン・ソンミンがいい役？？と思いきや～
こうなるから起用された？って納得した。
貧しを恥じる人だから、そこへは戻りたくない・・そこへ付け込んだ
権力者・・こいつらがいなきゃね・・）
裏切られたドヒョンだったが、死罪になるのにミョンファンを
恨まず死を受け入れる。
（結局産後ショックもあって妻も死んだのにね～
私は恨むよ～こうまでされたらさ～）
これにショックを受けたインジュは生まれて来るドヒョンの子を
取り上げると、その息子を守ろうと、
「女だった」と嘘をつく。（男＝殺害、女＝奴婢として奴隷に）
そこには偶然女の子の出産に立ち会い命を助けたドヒョンへの
恩返しだ～と女の子の父ペクの計らいがあった。
（なるほど、ペク親子を助けた伏せんはここにあったのか
この同じ頃に生まれる・・これが全ての運命の始まりだったのね）
亡き父の決めていたクァンヒョンと言う名を付けられた子は、
ペクの子として逃げ、田舎で過ごす。
ペクのドヒョンへの忠義からクァンヒョンは貧しいながら良く学んだ。
（自分の娘を奴隷に～って出来る事じゃないよね～
この立派な志が後のジニョンに引き継がれたんだね～）
やがて都に出て来たクァンヒョンは、自分の身代わりになったヨンダル
（本当のペクの娘）と互いに何も知らずに出会う。
ある日追手に追われたクァンヒョンとヨンダルは偶然、
世子殺害の真犯人の医師の口止めにとミョンファンがその医師
を殺す現場をが目撃してしまった事で、余計に追われる事に・・
その事実を聞いたペクは役所に告発する。
しかし～
その陰謀者である者から逆に殺人犯にされ追われる身に・・
（全く悪い奴らだ・・左議政・・この顔がニホンザルの悪い
親分顔でもう嫌だわ～）
結局ペクは二人の前で刺され、ペクは死に、二人も離ればなれに。
（ペクは死ぬ前にヨンダルが娘って気が付いた事・・これだけが
救いだったわ～）
ミョンファンは家門の繁栄を目論みドヒョンの娘を探し出し
ヨンダルを引き取りジニョンとして育てる。
（この人の心にちょっとは両親ってのがあったみたい・・
っていうか呵責に耐えられなくて・・・ってのが本当かな？）
クァンヒョンはミョンファンの部下に追われ、崖から落ち、
消息が不明に・・・
命を取り留めたクァンヒョンは牧場で倒れている所を通りがかった
男に救われ、更にそこの馬医キベに育てられる。
頭脳明晰なクァンヒョンはキベから知識を得、立派な馬医に。
ある日クァンヒョンらの馬が両班の息子ソンハに怪我をさせる。
実はこの時ソンハと一緒にいたヨンダルとも会っているが互いに
気が付かなかった。
クァンヒョンは医女となったジニョンが馬医がいる所に研修に来た
事で、医学にも興味を示し、王の計らいで誰もが医学生の試験を
受けられるようになった事で、挑戦する。
ジニョンの助けもあって、色々(ミョンファンの邪魔）があったが、
無事クァンヒョンは合格し医学生に。
（この頃互いに探し合うんだけど、特にジニョンはクァンヒョンって名
なのに、死んだって思って？かもしかして～って疑うけど聞かない。
これがドラマの常套句よね～～聞けばすぐ解決なのにこういうの
イライラよ～）
結末：
奴婢で馬医だったクァンヒョンに対する風当たりは強かったが、
その才能から首医コ・ジュマンから目を掛けられ、王も彼の存在を知る。
更に王の妹スッキは猫を助けられた事で、彼に惹かれ、彼を買った。
それに面白くないミョンファン・・更に首医の存在が疎ましい左議政。
二人は何かと策略を企てた。
ある日難病の世子を助ける為に鍼を打つ首医にこれ以上王の信頼を得られては～
と毒を盛り、鍼の時間に動けなくしてしまう。
しかし～クァンヒョンの施術で何とか首医は間に合い、世子を救う。
信頼を得た首医は民を救うべく診療所を立ち上げ、両班の私欲を肥やさない
方に導く。・・で更に左議政らに反感を買う。
探していたドヒョンの息子がクァンヒョンだと知ったインジュ・・
その彼女を追った事でミョンファン迄もが事実を知り、余計邪魔者に。
そんな時首医が脳の病で死が迫っていた。
（あの毒が引き金となったみたいだから、王に言えばいいのにね～
言わないからその後も危機に陥るじゃんね～
ジュマンはドヒョンの息子って知って、余計昔の彼らを知ってるから、
そんな状態でもミョンファンに目が覚めて欲しい～って機会を与え続け
てたのにね～）
治すには外科手術しかない～っとクァンヒョンは命を掛けて執刀する。
一旦は助かるが、その後破傷風にかかって死なせてしまう。
（ろうそくの光と馬に使う骨に穴をあける道具で手術って・・
レントゲンもない時代・・恐ろしい～）
死の間際、首医は王に「クァンヒョンは悪くないので彼の才能を守って欲しい」
と頼むんだけど、ショックの王は彼を島流しにしてしまう。
この頃ジニョンとクァンヒョンは愛しあっていた為、それを案じたソンハ
は自分も愛していたが、彼を救おうと父に願い出、逃がす作戦を取る。
（全て捨ててクァンヒョンと逃げるっていうジニョンを応援できるソンハ・・
これが本当の愛ってものよね～）
ソンハは怪しい行動を取った父を不審に思った事で、真実を知り、
その上で頼んだ。
他にもクァンヒョンに助けられたウンソとスッキ王女の力も借りて・・
しかし～ミョンファンは裏切った。
ジニョンらが待つ船着き場と違う所へ誘導されたクァンヒョンは刺客に
よって冷たい海の底へ・・・
都では新しく首医となったミョンファンの元、民の診療は置き去りにされ、
再び両班の為の儲けの場へと変わっていた。
クァンヒョンがいなくなった後、失意だったジニョンもインジュと
薬房の為の組織を密かに作り、あちこちの仕入れに出かけたりし、
両班の目をかいくぐって民の為・・ジュマンの医師を継いでいた。
その頃何とか生き延びたクァンヒョンはジュマンが言っていた
サムア道人（外科医）を探し、弟子に・・そして清に渡った。
（この人の生命力凄いね～逆にどうしたら死ぬんだろうね～
そんでサムア・・この人子供の時馬屋で助けてくれた男・・
実は彼との出会いが鍼の達人の道への入り口だったんだ～
師匠との再会ですね！）
ある日清の王妃が重い病に・・そこで王は清の名医も治せないこの病を
一般からのお治療を募って、効果あった方法を採用する事に。
もしこれで王妃を助ければ、朝鮮に清の王の後ろ盾で帰る事ができる。
クァンヒョンらは参加を・・そして採用に？？
しかしその時朝鮮からミョンファン一行が(ジニョンらも)
やって来て、肌を切るのは・・と躊躇された事で、そっちが採用に。
危機を脱した事でミョンファンらは勲章を得、帰国。
（この時外科手術をする輩がいる・・ってちょっと不安に
なってたミョンファンらに気が付かれるのでは・・って冷や冷やした）
しかしその後王妃が悪化！結局外科手術でクァンヒョンが救う。
彼は王の手紙を持って朝鮮に帰国。（しかしこれを使わないんだ）
で～ヘミンソ（インジュらがいる診療所）へは行かず、
貧しくて見捨てられた患者をクァンヒョンは次々手術で助けて行った。
やがてそれが評判になり、ミョンファンの知る所に。
ずっと彼を案じてたキベらの元にやっと戻ったクァンヒョンは、
清の使いがやって来た宴で「王妃の恩人」と紹介され、戻ってきた。
（この時自分が誉められるとミョンファンはにやけてから、
このどんでん返しは痛快だった！）
こうしてクァンヒョンは元の場に戻ってきた。
やがてジニョンも真実を知る。
自分がクァンヒョンから全て奪った～とショックで自分を責める。
（違うよね～ジニョンが彼を助けたんだよね～
彼女いなかったらそこで死んでいたから、ジニョンがその後の人生を
与えたって言うべきだよね～でも凄い運命だよね～
っていうか上手い本書くよね～）
そんな時に疫病が蔓延・・とうとうスッキまで。
首医であるミョンファンは「手の着けようがない」と言うが、
どうしても助けたいクァンヒョンは、命を掛けてもいいから、
馬の鍼を使って施術したいと申し出た。
しかし「獣と同じ扱いをした・・王室を侮辱した・・」と王の母、
王の猛反対に・・・しかし彼はやり遂げ、スッキを救った。
（ミョンファンは元サアムの弟子を使って、病状悪化までさせたり
まあ～恐ろしいわ～それ王に知らせろよ・・証拠は後でいいし～）
その後、それでも毛嫌いする王の母まで危篤に・・
元馬医に・・奴婢に・・されたくない・・とそんな時でも頑なな
王の母のクァンヒョンへの罵倒にジニョンは
彼がドヒョンの息子だと言う事を、自分が取りかえられた奴婢って
ばれるのを覚悟で話し、手術の同意を求め、完治に至った。
（この時もあの元弟子に悪化させられてた・・ケシを使われて）
やがてクァンヒョンの捜査とソンハの助けで、ミョンファンや
左議政の悪行が公になり、彼らは捕まった。
かつては父と呼んだミョンファンを死なせたくないクァンヒョンは
ソンハとうまく切り抜ける計画を立て、死刑は免れ島流しに。
しかし護送途中ミョンファンは逃げ、ドヒョンの墓で自殺を図った。
この事でお嬢様から転落したジニョンもソンハも逃げなかった。
（親が大罪だと子も罰せられないか？ああ～でもかれも告発者か・・）
そんな中、今度は王が倒れた～
しかも今度は体の表面でなく、内臓腫瘍・・（どんどん病状悪化
でどんどん難しい手術にしていくなんて～～憎いわ～
っていうかこんだけ不幸続きだからお払いしないと！）
王の手術中にしびれを切らした新しい左議政は、最中にとめに入る。
その時！水を流し入れて場所を突き止めてジニョンが見つけ出した。
制止を振り切って手術続行！成功し王は復活～
（左議政は王の母を使って止めようとしたのに、もう大妃は
クァンヒョンに信頼を抱いていたから残念～説得は空振り！
しかしこの大妃はさ～調子いい！だって奴婢出なかった・・
両班だった～しかも自分の父と親しかった人の子孫～
やっぱ条件か？？）
結局ジニョンの告白でクァンヒョンは医学生としての
卒業みたいなのをしてなかったから、色んな問題があったが、
功績を称えた王により御医に。
しかしカンの名は名乗らず、ペク父を尊敬し感謝を込め
ペクで生きる事に。
（これにはまた大臣たちが例の「王様～」って直訴・・
もううっとうし～王になんてなりたくないよね！）
クァンヒョンはジニョンと結婚したいが為、
今の互いの身分では無理だとし、しばらく時間を王に貰い、
打破する道を探る。
（大妃は今度はクァンヒョン側で反対し始めた・・もう！）
ペク父がこの事件解決の為に上訴していた事・・これにより、
奴婢から格上げ・・よってその娘ジニョンも奴婢でなくなる・・
これが認められ、二人は晴れて結婚に至った。
時は流れ～
クァンヒョンは新王に地方の県監に任命される。
そこでジニョンと息子と仲睦まじく、
民や馬・・あらゆるモノへの治療に精を出していた・・
終
追記：友人らはチョン・スンウの演技に？？？
みたいでさほどいい評価はしてないようだった。
私？うううう～結局韓国時代劇は、舞台と主人公をどこに
置くか～の違いはあっても大体は駄目な大臣に振り回され、
陰謀に立ち向かう主人公～って・・
大体・・同じ～
でも・・・見ちゃうのよね～
時代劇だから「そんな馬鹿な～」も科学調査が出来ない時代だから
隠ぺいできる～まあ仕方ないか～って、見入る。
しかもイ・ヨンウォン出てると見たくなる・・
私はこの人のドラマに弱い。そう・・そうなんだ～
そして終るとまた時代劇中毒になってる。その繰り返しです。
生き別れ・・・互いに探してる・・のに互いに聞かない～
よって長い話数に～でもこれが結局たまらないってことかな？
では。
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