「ロードナンバーワン」 2010 KBS 20話
何度も離れ離れになりながらも、ひたすらに再会を望んで、
戦争を生き抜く二人・・そしてその二人に翻弄された男との
友情など戦争の悲哀を描いた作品。
おすすめポイント:
内容的には~
朝鮮戦争の中、国を守るために戦った二人の兵士と、
別の角度から戦争で傷ついた人を助ける医師の戦争と言う悲惨な中、
希望を捨てず相手を思う純愛を描いている。
恋愛の場面が主に描かれてるのか?と思っていたが、
(パッケージとかで)圧倒的に戦争の場面が多く、
女性には不向きかな?
そこまで描く??って程細かく各地での戦いを描いていて、
3人が絡む場面は殆どなかった。
戦争の中で起こる、軍の中での出世欲や裏切りもよく描かれて、
いかにこの苦しい時を長い間生き抜いたな~って。
恋の場面は切なく、そんな状態の中でも、待ち続ける勇気に
驚かされた。少々強引で、え?って場面多しだけど~
キャスト的には~
愛を信じる二人に悲恋のヒーローソ・ジソプ、
泣かせる女優キム・ハヌル・・
そして恋敵にジソプの親友のユン・ゲサン。好きなキャスティングだ~
私が驚いたのには、前回見た「最高の愛」のゲサン君とは全く逆の
男を・・野性的な彼をうまく演じ、驚きの演技力を披露した。
彼はどちらかというと「下手かな?」って思ってただけに、
このドラマをきっかけに評価が上がったのでは?って。
ジソプより印象に残った。
あとは嫌な役を初めて見たソン・チャンミンとチェ・ミンスの
存在感は大きかった。
時代に翻弄される 9
切ない 8
友情 8
因縁 8
重い 8
純愛 9
キャスト 8
おすすめ度:・・・難しい~楽しめる~って作品ではない点で難しい~
撮影に苦労しただろう~という努力や彼らの頑張りに・・・7点
CAST:
イ・ジャンウ:ソ・ジソプ
キム・スヨン:キム・ハヌル
シン・テホ:ユン・ゲサン
ユン中隊長:チェ・ミンス
オ・ジョンギ:ソン・チャンミン
スヒ(スヨンの妹):ナム・ボラ
詳細は→韓国ドラマ登場人物さん で!
お話&感想&ツッコミ(ネタバレあり):
愛する人が戦死した・・自暴自棄もあって?
陸軍のテホと婚約・・結婚式を間近に控えていた・・その時~
ジャンウが現れる。
(好きな人忘れるために~ってのはだめよね~)
テホはスヨンを守るために「作戦を決行する橋に近づくな」と漏らした
事で、北派だったスヨンの兄にバレ、作戦は失敗。
形勢が不利に。
再会を喜ぶジャンウだったが、結局ライバルテホの居る中隊で、
彼の部下として戦地に向かった。
(おーい!部隊はひとつしかないのか?)
しかしここからが厄介!スヨンが兄を一人にできない~って、
ピョンヤンへ付き添って行くことに。
(待ち続けた恋より、兄かよ!・・これが儒教の国って事だね)
だからジャンウは平壌を目指した。
いろんな危機に陥りながら、経験で優ったジャンウは、昇進。
気がつけばテホを超えていた。
平壌でもなかなか会えない。
(しかしさ~探しているはずなのに、ジャンウは一生懸命探さない、
ニアミス多すぎ~
しかも「恋人スヨン」を探している・・ってうまく言えばいいのに、
逮捕の対象になるからって、曖昧にするから、
近くにいても「逮捕されるから逃げろ~」ってなる。
探すってのは、自分の目だけって~無理だろ!)
裏切られたテホはジャンウを嫌い、スヨンを探しだし、問い正したい・・
って思っていたが、戦地で芽生えた仲間意識で、ジャンウを
認めていく。葛藤の場面が伝わる~~~
それでもなんとか会えると、ジャンウは軍を捨て、スヨンを選ぼうと・・
こうする事は二人に未来がない事を意味する・・
テホはそれを阻止すべく、無理矢理ジャンウを中隊に戻す。
スヨンは逮捕し、裁判に託したテホ。
(最終的にテホの人間性に感動させられるよね~)
ノリ気のなかった彼も、戦争という地・・仲間・・
結局火がつき、戦闘態勢に戻った。
再び生きて会おう~って。
仲間の裏切りなどがあり、孤立した中隊。
生死の境目を何度も経験し、仲間も徐々に失い、
不利な中、なんとか・・・
(この裏切り者のお調子者め~まあ~KY
昇進までしてさ~見る目ないね~結局制裁は受けるけど・・)
でも~平壌に戻ったジャンウたちの目の前で、スヨンは味方に打たれ、
北に攻め入られていた事で、味方によって、スヨンを見捨て、
連れられてしまったジャンウ。
スヨンは遺体として収容されたが、息がなんとかあったことで、
解放され、極寒の地に置き去りに~~
(打たれて、出血もするけど、不衛生だし~鉄人か?)
スヨンを失った(守れなかった)思いの強いジャンウは狂ってしまう。
しかし彼を救ったのは医師のスヨンだった。
労を労う為、傷を癒すため、長い間病院で過ごすことになった時、
スヨンと再会したんだよね~
そして再び戦地へ~また?
自分たちを犠牲に韓国を守る最前線に。
彼らのふるさと・・あの作戦があった橋の前で、北を止める・・
これが任務だった。
なんでか?二人の兵が北側にいって怪我を・・そこへ北が攻めてきた。
けが人は動かせない・・
スヨンとジャンウは彼等の元に走り、橋を渡った。
ギリギリのタイミングで治療は終わり、後は橋を渡りきるだけ!
手押し車が絶妙なタイミングで壊れ、
(なんで車で行かないの?)
ジャンウが背負う・・遅い・・だからスヨンを先に行かせる~
この時スヨンは身重でね~転んでたけど大丈夫?
橋では、ギリギリまで待つテホら・・でも敵が迫ってきた~
あああ~姿が見えたのに~
(ここで車・ジープで迎に行けよ!
みんな一斉に走り出してさ~そこで爆破ってさ~)
ああああ~どうなった????
そんで~数十年後~いきなり!!
テホはおじいさんになっていて、あの橋の惨事で脚を切断し
車椅子だった。
随分背も縮んだね~
ジャンウはずっと消息不明で死亡扱い。
そこへ船に流されて戻ってきた。
極寒の御陰で冷凍保存に成功したのね!
スヨンは数年前に亡くなっていたが、スヨンにそっくりな孫と、
テホに再会する・・
数十年の間で一緒に居られた時期は幼少期と大人になって、
再会した数えるくらいの日々。
それでも二人の愛は変わらず、深かった。
あ?むしろ会えない時間が愛を育てた?
会ってないから粗も見えないし、粗が見えたとしても、
会えてないんだから「それも愛しい」ってことかもね。
あの何度死んでもおかしくない場面多々で、
ギリギリで生きてきたのに、よく生き延びてくれた二人。
特にジャンウは脱北までしたんだよね?あの船は~
凄すぎだ~
やっぱ栄養過多より、貧しい方が体にいいって証明かな?
って・・飛躍しすぎた。
ジソプのいい体は誰もが知るが、
ゲサンも良かった~
しかも彼の苦しみ、憎しみ、さらにそんな相手に芽生えた
仲間意識・・難しい感情表現、アクションを
ゲサンくんがよく演じ、評価が上がった。
極寒の地での撮影はさぞ辛かったんじゃないかな?
それだけでも頭が下がりました。
でもあれから50年以上経っても、
あの問題は解決しておらず、
むしろまだ終戦しておらず、中断中だってこと・・
なんかショックな気持ちを思い出させた。
一刻も早く決着つくといいけど、
新しいあの国は前と同じ道に向かっているね~今のところ。
切に期待したいけど・・・・
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