木漏れ日がキラキラ輝くグリーンに囲まれた空間は、石畳の道に足を踏み入れてすぐの場所にありました。
光のもやに包まれて神秘的な雰囲気さえ漂う石畳の道は、丸みを帯びた大きな石が敷き詰められていて足の裏が安定しない初めての歩き心地。
緑に包まれた門をくぐり明るいガラス張りの開放的な入口へ。大きな古民家を改装したような落ち着いた佇まいの建物は、縁側やテラス席も気持ちよさそう。
枝葉を大きく広げた木々が強すぎる日差しを遮ってくれています。天井が高く自然光がたっぷりと入り込む広いガラス戸に囲まれた店内の解放感も印象的。
お好きな席へどうぞと声をかけられ、どの席も気持ちよさそうでしばし迷います。高台にある建物なのでずっと眺めていたくなるような景色が視野いっぱいにひろがり、開け放った窓からは清らかな風が入ってきます。
いくつかあるランチメニューから選んだのは、富士山チキンの香草パン粉焼き。
カリっと香ばしくふっくらした食感のチキンに添えられていたのは、葉先までピンと立っているシャキシャキの生野菜、、とろりと舌の上にひろがるホワ
イトソースの中からほっくりポテトの甘みがたまらないグラタン、野菜そのもののうまみがぎゅっと濃縮されたような細切り人参のあえもの。
結局選んだ席は、正面に茶畑が見える窓際。前髪を揺らす爽やかな風も、自然に顔をあげて遠くを眺めたくなる風景もごちそうです。
素材のおいしさを最大限に引き出すように丁寧に作られたワンプレートは、カラダの隅々までしみこんでみるみる栄養になっていくような気がします。
食後に縁側に出て深呼吸。寒すぎず暑すぎずまだあまり虫もいないこの時期ならではの気持ちよさ。
今度お邪魔する機会があればぜひスイーツもいただいてみたいと思いました。帰宅後サイトを見てみたら、なんとこのカフェは旧東海道石畳を訪れた人の無料休憩所としても利用できるとのこと。
ギャラリーも併設されており展示物を観賞したり、入口でスイーツや雑貨などの買い物だけを楽しむこともできるようです。偶然通りかかってふらりと立ち寄った場所でしたが、本当に心地良い場所だったので思い出すだけで深呼吸したくなるようなリラックスモードになっています。
▼meguri 石畳茶屋
http://ishidatami.info/
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