ブルースとの険悪な雰囲気の中撮影されたのが信じられない。ほんとに?
後に続いたドウツェンのエタニティーも素晴らしい仕事ぶりでしたね。
モデル達の美しさを更に引き出してきたメイクアップ・アーティストのステファン・マレー
はクリスティをこう評します。
『彼女の信じられないほど整った顔立ちは、天使のような輝きを与える。
何もしない状態ですでに異常な美しさであり、目の下の影にある明るみが彼女の儚さとその審美的な外観をより際立たせている』
たしかにクリスティって涙袋の影のおがげでどこかアンニュイな雰囲気が出ていると思う。
たしかにクリスティって涙袋の影のおがげでどこかアンニュイな雰囲気が出ていると思う。
クラシックで現代的、温かいのに冷たくて、まぶしいくらいなのにどこか暗くて、温和そうなのに小悪魔。その大きな瞳で覗かれたこちらは見入ってしまうんだけど、彼女の意識は写真に入ってない感じ。
寝そべりターリー。
テリー×ターリーなんて考えられなかったけど、抑え目テリーの写真はイイですね。
右)こういうクラシックなの本当似合うわー。50,40年代風のとか特に。オートクチュール時代のもそう。
この写真は去年Plum Hamptonsって雑誌で撮影されたものなんですが、担当したのは彼女のメンターであるエルゴートなんですね。クリスティの撮影をお願いしたいのですが、と編集者がメールしたら10分もしないうちに了承の返事が来たそうです。すごいですよね、Vogueでもその辺の雑誌でもないところの撮影を即決するなんて、やっぱりターリーが被写体だから。
壁に貼られてるのはエルゴートが今までに撮ってきたクリスティの写真。Models Munualの表紙のもある。
そんなエルゴートにとってクリスティとは。
『インディアンに見えたかと思うと、次の瞬間には妖精のように見える。』
『もっと先のキャリアや成長すること考えるべきなのに素早く技術を身に着けたり、些細なトリックを覚えてく女の子たちがいるなかで、彼女の場合は時が経つにつれて素晴らしさがわかる。』
左)お魚さんみたいだけど、目力が…!
右)クリスティーはふくれっ面がイイよね!唇の形も業界一なんでしたっけ?
もうひとつエルゴート・エピソード。
16歳の夏にエルゴートのスタジオに送られて写真を数枚撮ってもらったクリスティー。(詳細はこちら )10代から続く彼との関係についてこう言います。
16歳の夏にエルゴートのスタジオに送られて写真を数枚撮ってもらったクリスティー。(詳細はこちら )10代から続く彼との関係についてこう言います。
『18歳になってニューヨークに越してからは年中彼との仕事をしていたわ。モデルの仕事は彼に教わったの。こうしてはダメ、ああしてはダメ、っていつも教えてくれた。それに彼はボディや構図に対してとてもユニークな捉え方をしてたの。それ以来、ロシア、アフリカ、ネパール、パリ、イタリアって世界中を一緒に回ったわ。本当に素敵な人だし、私の家族みんなを知ってるのよ…私が初めて彼に出会ったときも最初のお子さんが生まれたばかりの時だったの。ずっと一緒に時間を過ごしてきた人と今でも関係が繋がっているというのは素敵なことよ。』
そしてエルゴート本人の語る出会いはというと。
『クリスティーは新人のころから知ってるよ。私は彼女を信じていたんだ。周りのみんなは彼女のことをまぁまぁだと思ってたが、私にしてみれば彼女はそんなものではなかった。だから言ったんだ、“言っておくが、この先凄いことになるぞ。彼女はすぐに私の手元に収まりきれなくなる”って。』
『クリスティーは新人のころから知ってるよ。私は彼女を信じていたんだ。周りのみんなは彼女のことをまぁまぁだと思ってたが、私にしてみれば彼女はそんなものではなかった。だから言ったんだ、“言っておくが、この先凄いことになるぞ。彼女はすぐに私の手元に収まりきれなくなる”って。』
『決して彼女はブロンド・ブルーアイというタイプではなかった。恐らく彼女の中にレナ・ホーン的なものがあったんだと思うが、すぐに彼女は跳び抜けたモデルになった。彼女は私に昔の映画、オードリー・ヘプバーンやレスリー・キャロンを思い起こさせるんだ』
おまけ。