上の写真は台北桃園空港の管制塔(?)です。今回は主に、この空港でのできごとです。
のっけからたばこのことで恐縮です_(._.)_
私は喫煙者には違いないのですが、1日に10本も吸いません。
ましてや台湾では、灰皿のある場所でしか吸うことができなかったので、初日に開けた1箱、20本が、3日目の夜になっても残っていました。それでも、4日目、1日分には足りそうになかったので、3日目の夜、私はそのたばこを、箱ごとトランクに片づけ、新しい箱を手荷物に加えました。
4日目の朝食のあと。
たばこを吸おうと思ってたばこの箱を開けた私は、ちょっと愕然!
「ライターがない!」
そうだ!
前の夜トランクに入れた箱に、ライターも入っていたのだ!
私は慌てて、すでに荷物を預けていたフロントへダーッシュ!
ロビーでトランクを広げ、ライターを捜索!(めっちゃかっちょ悪い、けど、これはまだ序の口でございますヨ)
そんな私を手伝おうと思ったのか、日本語が少しできるホテルマンのおじさんが、
「どうしましたか?」
か何か言って、近づいて来てくれました。
そこで私は、ドラマでさんざん聞き知ったセリフ、
「沒事吧!」(漢字はたぶん合っていると思います。「メイシーバ」と読みます。歌で覚えたことばは4声がわからず、ドラマで聞き覚えたことばは文字にできない。嗚呼……)
と愛想良く答えました。
するとおじさんはますます日本語を使いたがって(こういう心理は世界共通なんでしょうかねぇ(^_^;))、
「何年中国語勉強したの?」
と尋ねてくれたので、もうそれ以前に自分の話せる中国語についてすっかり自信をなくしていた私は(この件については過去の記事をご参照くださいませ_(._.)_)、
「ドラマと歌」
と簡単に答えました。
そうこうしているうちにお目当てのライターを発掘しましたので、私はおじさんに、
「謝謝。再見!」
と言って手を振り、その場から去りました。
それから何時間もを経ていざ台北桃園空港に到着!
まずはトランクを預ける手続きから。
ガイドのレンさんが、
「ライターや、デジカメ、携帯電話のバッテリーはトランクから出してくださーい!」
とみんなに叫びました。
そのとき私はハっと……!
ライターをトランクから出しておいて良かった、と。
このツアーも3泊4日を過ごし、たばこ仲間は5,6人いました。だから朝、ライターをトランクに入れっぱなしにしていると気づいたとき、少しだけ、
「今日1日くらい、たばこ仲間から火を貸してもらってもいいかな」
という妄想が頭をかすめていたのでした。
そうしなくて本当に良かった!
しかし。
トランク検査の長い列に並んでいるあいだ、検査場の上に表示されている文字や画像を見ているうちに、新たな不安が……。
「あの画像も文字も、明らかに、『トランクにパソコンを入れてたらあかん』って言うてるよなぁ……」
実は……。
結局台湾では1度も開く機会がなかったのですが、私は普段「チビCHARLIE」と呼んでいる、モバイルパソコンを連れて(?)台湾へ行っていました。
「関空から台南までは、トランクに入れてても飛行機にトラブルは起きひんかったし、でも……」
と、2つほど前に書いた、私にまつわる飛行機の縁起の悪いできごとが脳裏をかすめ……。
はい。ここで大っ恥!!
税関を前にして、列の後ろに並んでいる人たちにペコペコと頭を下げて、トランク大ぜんか~い!!
手荷物にしていたかばんが意外と大きかったのと、「チビCHARLIE」が文字どおり小さかったおかげで、チビCHARLIEはかばんの中に無事納まりました、が、重いのなんのって! もちろんその中には、九份でついに壊れてしまった20年来の恋人、フィルムの一眼レフカメラ(この件に関しても、これまでの記事でご確認くださいませ。悲しい物語があったのです(;_;))も入っていたのですから!
肩はもちろんこる、腰にも響く、サンダルを履いている足ももうクタクタ~。
(「それやったら関空でもトランクにパソコン入れてたん、ヤバかったんや! なんも起きんで良かった~。何か起きてたら私、犯罪者になるところやったかもしれん……」などと妄想を膨らませました(^_^;))
それでもなんとかトランクの検査を通り抜け。
今度は身体検査。
今はドアの枠組みみたいな所をくぐり抜けるだけでいいんですね。昔は、
「若い女の子の体はやたらと時間をかけて触られる」
なんて噂もありましたが。
私は、おば2人と台湾へ行っていました。
身体検査を通るのは、「年功序列」にしました。
すると。
私の前でブザーがビー、と。
下のおばが、何か引っかかったのです!
このおばは、娘がアメリカ人と結婚しているので、年に1度くらいの割合でロサンジェルスを訪れており、私たち3人の中でいちばん飛行機に乗ることについて詳しい人でした。
とっさに係の人がおばのボディチェックをしましたが、もちろん、怪しげなものは出てこず……。
私はまあ無事に通り抜けることができて一安心したのですが。
結局全てを機械まかせにできる時代では、まだないんだなと、アナログ派の勝利を見たような気分になったものでありました。
あと。
これは関西国際空港でも言われたことなのですが、手荷物品の中に、ライターは、1個に限って、持ち込むことが許されているそうですね。
ツアーで一緒になったたばこ仲間の人の中で、
「空港でライター没収されたことあるでぇ」
と言っていた人がいました。
と。
税関を通るまでにもこれまでのトラブル(というか全て不注意、無知)を経て、さらに飛行機の遅延が重なった(これもまた別の記事にしていますので、ご参照ください_(._.)_)、トラブル続きの私たちの旅の終わりでございました。
結局桃園空港に何時間いたんだ!? 予定の3倍くらい長くいたんじゃないかなぁ。私って、「外国の空港に引き止められる運命」にあるのでしょうか(?_?)