臺灣への旅 NO.x 食事編~郷に入っては郷に従うワタシ~ | CHARLIE’S X ~Planet of the 'GODS'~

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アマチュア小説家(キャリアover30年 眉村卓先生、牧野修先生に師事)、リハビリ人(字が書けないけど身体障害者でもない about20年)、気象予報士(免取(^_^;)v)、占い師(吉田佳代名義 易学・四柱推命)

 つい数日前のこと。
 夕食のときに母が、りんごと柿を出してくれました。
 私はりんごについて言うと、少しすっぱめで歯ごたえのあるのもが好きです。
 その夜に出ていたのは正にそういうりんごでした。
 が。
「あんた、りんご全部食べて」
 母がそう言うのです。さらには、
「これあんまり美味しくないなぁ」
 とまで!
「私が好きなん、こういうのやで」
 と、私。
 そこで思い返したこと;私はほとんど食べものの好き、嫌いがないし、大抵どんなものでも美味しく感じます。(その割には「自称だし魔神」で、おみそ汁を作るときにはまず昆布を半日水に漬け……、などのこだわりもあったりするのですが)
 さらに思い出したこと;生前の父は「残飯処理係」と呼ばれていました。どんなものでも早食いの大食い!
「私はオヤジに似たんやナ……」
 嬉しいような悲しいような……。

 そんな私の感想なので、どの程度の信用性があるかは、みなさまのご判断に委ねます_(._.)_

 台湾の食事のほとんどが、私の口に合いました。
 写真を探したのですが見つからなかったものに、小松菜の炒めものがありました。
 にんにくを細かくしたものと塩こしょうとだけで味を付けた、とてもシンプルなものでした。
 自分が作る味と似ていました。

 私たちは今回の3泊4日の旅で、初日は台南、2日目には高雄(少し南下)から台中(かなり北上)、そして3日目には台北(さらに北上)と、台湾の西海岸を西から北上していきました。
 初日に夕食を摂った台南のレストラン。


メニュー

 ていねいに、メニューに日本語を表示してくれていました。

象牙のお箸

 台湾で、私たちが訪れたレストランは、大抵象牙のお箸が紙袋に入って出てきました。
 このお箸って、まさか使い捨てではないですよねぇ?
 ということは、1つ1つ洗って、また袋に詰める誰かがいるわけでしょう?
 すごい手間だと思いませんか?
 横着な私は、ものすごく感心しました。

 が。
 この台南のレストラン。
 どの料理だったかは覚えていないのですが、「ハッカク」というのでしょうか、台湾独特の香辛料、その香りがかなりきつかったです。
 そう言えば、行きの飛行機も、関西国際空港から台南の空港への3時間のフライトだったのですが、お肉の料理にもすでに、ハッカクの風味が効いていました。機内食の写真、撮っておけば良かった、悔しいゼ!

 しかしまだ甘い!
 台南で泊まったホテルの並びにセブンイレブンがありました。
 ガイドさんから、ヘタなスーパーで買いものをするよりも、台湾では、コンビニエンスストアのほうが安くものを買えると聞いていたので、立ち寄りました。
 自動ドアが開きます。
 すると!
 中からは、料理に含まれていたものの4倍以上はしそうなほど濃厚な、ハッカクの香りが……。
 何が元でそこまで店中に匂いが充満するのかまでは突き止められませんでしたが、とにかく、店中が「ハッカク」! なのでした。

 でも(と、逆説の接続詞ばかりが続きますが(^_^;))、私はその香り、それほど苦手でも嫌いでもなかったです。

 初日がそんな感じだったので、
「ほかの地域にも独特の香りがあるのかなぁ」
 と期待していたのですが……。
 ほかは日本とあまり違いませんでした。
 私は別にいわゆる匂いフェチ、というわけではないですけど、日本と違う香りを家具と、
「あ、ここは海外なんだな」
 って実感できるじゃないですか!
 香りによってそういう気分を味わいたかったのです。でもまあ旅自体にはなーんの不満もありません(断言!)。

「もう1回食べたい!」
 と強く感じるものが、1つだけ、あります。(1つだけでごめんなさい、台湾さん(;_;))


いも団子アイス

 4日目に訪れた淡水(川)のほとり、淡水老街(「老街」は「昔の商店街」の意味)にある、小さなお店で売られていた、「いも団子アイス」です!
 私たちがこの老街を訪れたのは、まだ朝が早くて、10時になっていなかったと思います。
 だから、まだ開店していないお店もたくさんありました。集合時刻が10時だったような気もしてきました(?_?)
 バスガイドのレンさんのお勧めが、この「いも団子アイス」でした。
 アイスクリームやかき氷が大好きな私は、てっきりアイスクリームなんだと妄想していました。
 でも、老街をうろうろしているうちに集合時刻に遅れそうになって、そこでは何も買わずに集合場所へ行きました。
 集合場所の目の前が、「いも団子アイス」屋さんでした。
 1人で参加していたおじさんが「食べる!」と言い出し、レンさんが通訳して、そのおじさんだけが「いも団子アイス」の発泡スチロールのカップを手に入れました。
 なんか、いろいろとトッピングをするみたいです。
 買ったおじさんはバスの席が私たちの前でした。
「下は熱いねんけど上は冷たいわ」
 おじさんは、上下をプラスチックのスプーンでかき混ぜて、それを2口3口食べたようです。
 そして私たちを振り返って、
私は1口だけでいいと思って買ったんです。スプーンをたくさんもらっておきましたから、みなさんで回して召し上がってください
 と言って、カップを差し出すのです! なんていいおじさん!!
「いも団子」というのは、白玉粉をもっともちもちさせたような歯ごたえで、それ自体には味はないようでした。
 しかし、かき氷でいうところの「シロップ」に当たるものが、……、思い出しただけでツバが出て来ました、ヘヘヘ……。
 いわゆる、
「南国の果汁の味」
 なんです!
「いわゆる」と断ったのは、私がパイナップルやマンゴーやバナナ以外に南国のくだものの味を知らないからです。
 だから、たぶん、南国の果汁がいくつも混じり合ってできた味なんだろう、と想像することしかできません。
 なんでも食べる割に味覚には自信のある私ですが、そのシロップの「成分分析」は「未知のものの混ぜ合わせ」でした。
 私は3口くらい食べて、名残惜しいなぁと感じながらも、ほとんど持ち合わせていない「協調性」なるものを発揮して、後部に座っている人に、カップを回しました。
 やがて。
 後ろに座っている人から、カップが戻ってきました。初めの1割くらいしか残っていませんでした。
 私は独断で、
「前に座っている親切なおじさんは、たぶん渡そうとしても断るに違いない!」
 という、今度は自己チューを発揮して、隣に座っていたおばに1言だけ一応断って、残りを全部食べる、というか、飲み干してしまいました\(^o^)/

 ほんっとーーーーに、美味しかったです。
 紹介してくださったレンさんと、買ってくださったおじさんとに、大感謝祭です♪

 淡水老街で見つけた面白いお店の並びを写真に撮っていたので、ついでに紹介しておきますね。


BB弾

 誠にお手数ですが、写真をクリックして、拡大画像でじーっくりとご覧ください_(._.)_ BB弾屋さんが何軒も並んでいるのです!

 この老街は、なんだか縁日の夜店(訪れたのは朝でしたが。念のため)みたいで、懐かしい感じがして、とてもいい場所だなぁという印象が強く残っています。
 それも、ま、いも団子アイスの思い出が強いから、というのもあるのでしょうけれど。以上!