世間話程度の軽い会話の中で、手縫いの小物が素敵だったので
「素敵ですね。」と褒めたのだった。
すると、今日突然電話がかかってきた。
「あなたが褒めてくれた小物の型紙を持っていくわ。」
「えっ？！そんな、この次お会いした時でもかまいませんよ。」
突撃訪問が苦手な私はやんわりと遠回しに断ったのだが、
「大丈夫、大丈夫。もう途中まで歩いてきてるから。」
「えっ？！そうなんですか？じゃっお待ちしてます。」
うーん、困っちゃうなぁ
私がいなかったらどうしたんだろう？
困惑しながらも、母より少しだけ若い７０前半の大きなお姉様の
気持ちも大事にしないといけないなとも思う私。
大きなお姉様のお家はうちから徒歩３０分、
しかもお姉様は半年ぐらい前に大きな怪我をして入院しているのだった。
お姉様がいらして、玄関先で小物作りのレクチャーを受けた。
右手が怪我の後遺症で震えてしまい、自分ではもう
小物を作ることができないと悲しそうに話をしていた。
型紙をいただき、レクチャーまで受けたら、
もう作るしかないでしょ
「頑張って作ってみますね。」
そういうとお姉様は嬉しそうににっこり笑った
帰りも歩いて帰るからと言っていたけど、
さすがに病み上がりの７０前半のお姉様に
何かあってはいけないので、うちで採れた夏みかん数個を
お土産にし、私の車でお送りした
ありがたいことだと感謝しつつも途惑いが少し残る出来事であった。
実家の母や義母を見ていても思うのだけど、
７０過ぎると皆とてもせっかちになる気がする
ひょっとしたら、身体が動くうちにやっておかなくちゃと
思っているのかもしれない。
明日は施設入所している母の面会日。
親孝行してこなくちゃ。
小物、うまく作れたらブログにアップしますね。
庭の片隅で可憐に咲いているかわいい花。
名前はド忘れしちゃった