アルジェリアに仕事のために出向していた日本人が
アルジェリア政府と反政府組織の争いに巻き込まれて、
多くの犠牲者が出たようだ。
テロには絶対に屈しないというアルジェリア政府や
アルジェリア政府を支持するフランス政府から言わせると、
国の治安を維持するためには多少の犠牲は仕方がなく、
今回は反政府組織を抑えることが出来たから成功だと言う。
今となっては戦争とは無縁の日本ではありえない考え方だ。
一人の人間の命の重みが違う気がした。
それはある意味、国のためなら死ねる！国のためなら
人の命を奪う行為もする！というアルジェリアなどの
イスラム国家ならではの思想もあるのだろう。
何が大事なのか、価値観が違うから、理解しあうのは
難しいと思う。
アメリカ在住のアメンバーさんが、今日書いた記事で、
アメリカのフランスTVでは日本人１２人が亡くなったと
すでに放送されていると書いていた。
日本では、１０人の安否がわからず連絡が取れないとだけ。
どこまでが真実なのかはっきりわからないけれど、
日本はいつも肝心な情報が遅い。
原発の時も危険なので避難するようにと呼びかけたのは、
フランスやドイツなど海外からのほうが早かった。
日本に住んでいると平和で安全過ぎて、世界の各地で
戦争が起こっていることをついつい忘れてしまう。
直接関係ないからいいやという風には考えてはいけない気がする。
世界の各地で争いが続いていること、多くの罪のない人々が
老若男女問わず亡くなっていることを忘れないようにしつつ、
平和な日本に感謝しつつ、何ができるのか、何ならできるのかを
考えていかないといけないだろう。
アルジェリアで犠牲になられた方たちのご冥福を
心からお祈りいたします。
なくなってもよい命など一つもありません。
世界中の人々が安心で笑顔でいられる世界になりますように。