甘くない。 | 元U-20ホンジュラス代表GKコーチ・山野陽嗣の「世界一危険な国での挑戦」

甘くない。


「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→?」 -VS SAF!TM 2011年1月19日(水)1


 新チームが始動してから「13日目」。今年初めて、「Sリーグ」のチームと練習試合で対戦しました。相手は2006~2009年まで前人未到のSリーグ「4連覇」を達成した強豪SAF。彼らとの最後の対戦は昨年10月のリーグ戦…。その時はアルビSが成長と進化を証明 し、昨季最高とも言えるサッカーを展開してSAFに完勝しています。今季、多くの新戦力を補強したアルビS…。今回も「完勝」の再現を狙いましたが…。

 そんなに、甘くはなかった。

 「2-3」でSAFに敗北(前半「1-2」、後半「1-1」)。確かに崩されての失点ではないし、相手の9番(新加入)のミドルシュートという「飛び道具」にやられた感はある。ただ、絶対にあってはならないミスからの失点もあり、「GKコーチ」として大いに責任を感じました。

 攻撃面も、2得点できたのは良かったが、前半の内にもう2点は取るチャンスがあった…。「チャンスは作ったし良い内容の試合だったが、相手の『飛び道具』による一発にやられた。惜しかった。次こそは…」 これは昨年、何度となく繰り返してきたパターン。こうやって昨年は勝ち点を失ってきました。「惜しかった」はもう懲り懲り!!「良い内容の試合」をしっかり「勝利」に結び付けれるよう、これからも「チーム一丸」となって取り組んでいきます!!

 今回の失点は「どうにもできない失点」ではなく、ちょっとした事を改善すれば防げていた。「どうにもならない失点」ならどうにもならないが、今回のはそうじゃない。前向きに考えれば、「改善点」がシーズン開幕前のこの時期に見つかってむしろ良かった。これを改善するのが「GKコーチ」の使命…。早速、GKとは失点シーンを想定したトレーニングを重ね、今後もし「公式戦」で同じ場面があったとしても、100%に近い確率で防げるようにしていきます!!

 シーズンに向けての「課題」と「宿題」を与えてくれたSAFには感謝…。

 必ずその「借り」は公式戦で返させていただきます!!!!!!


「日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス→ジャマイカ→パナマ→オーストリア→南アフリカ→日本→シンガポール→?」 -VS SAF!TM 2011年1月19日(水)2