「３回連続」ならず…。「理不尽」に打ち勝つ、唯一の方法。

　１ヶ月の中断期間を経て再開したリーグ戦…。

　前回「１－３」で負けた上位Gombak（ゴンバック）とのリベンジマッチです。

　中断前、８試合の戦績は「２勝５分１敗」。なかなか勝利はできないものの「負けない流れ」を作っていました。１ヶ月の中断期間には、今年ここまで公式戦で１勝もできなかった強豪のGeylangを相手に、練習試合で「１－０」勝利。

　中断前の好調さを持続し、そこに１ヶ月間の過酷なトレーニングでさらにチーム力を上積みさせ、揺るぎない自信を胸に…満を持して迎えたリーグ再開でしたが…。

　前半、いきなり意味不明の判定でPKを取られる。「ハンド」という事でしたが、後でビデオを見直しても、一切、ボールに手は触れていない…。明らかな誤審！！ふざけんな！！

　この日は我々のホームゲームでしたが、日本からシンガポールリーグに参戦するアルビSには、本当の意味での「ホームゲーム」など存在しないのかもしれません。とにかく毎試合、判定は徹底的に「アウェー」です。自分がアルビSに合流してからこれまで３度のPKを取られましたが、いずれも「なぜPKになったのか！？」すら分からないほどの酷い判定でした。

　それでもこれまでの「２度」は、GK大海がカップ戦のSengkang戦でチーム唯一の「タイトル獲得」の可能性を残す値千金のPKストップ 、そしてリーグ戦のEtoile戦ではGKヨシトが首位独走の強豪相手にチームを金星に導く魂のPKストップ で、絶体絶命のピンチを切り抜けてきました。

　この日の「３度目」も、僕は「絶対に止めれる」と信じていましたが…。

　そんなに甘くはなかった。いわゆる「鬼コース」に飛んだPKは全くのノーチャンス。GKも逆を突かれ、「３回連続PKストップ」はなりませんでした。ちっくしょおぉおお…。

　不可解な判定でGombakに先制を許したアルビSはリズムを崩し、後半には自らのミスから致命的な追加点を奪われてしまう。これで「０－２」…。

　この辺りから、相手チームのあからさまな時間稼ぎ工作や、ルール違反が始まる。それに対して審判は見て見ぬフリ…。全くお咎めなしかい！？そして遅延行為の連続にも関わらずロスタイムはたったの４分！！はぁああ！？少なくとも「５分」はあったはずじゃろう！？以前「アルビSがリードしてた時」は、何も遅延行為などしてないのに、ロスタイムを「７分」（！）も取られた事があります。こんな理不尽な事があるかぁあ！！

　「理不尽」に屈するのほど、やり切れないものはない…。

　「理不尽」には、絶対に負けちゃーならん！！！！！！



　ロスタイムも残り僅か…。

　ここで途中出場の「チーム最年少１９歳」のFW和田が、意地のゴールを決める！！！！！

　「１－２」！！１点差に詰め寄る！！和田、「今季初ゴール」は価値ある追撃弾！！！！！

　さあ、ここから一気に同点に追い付くぞ！！！！！








　ところが、反撃もここまで…。「１－２」。痛恨の敗北を喫してしまった…。

　試合後はあまりにも悔し過ぎて、言葉が出てきませんでした。敗戦にはコーチとして責任を大いに感じています。本当に残念無念です！！！！！

　相手びいきの誤審等の「理不尽」はシンガポールで戦ってる以上、今後も無くなる事はないでしょう。だからこそ、それを嘆いても仕方がない。JリーグチームがSリーグのチームと対戦したら、どんなに酷い誤審があっても負ける事はまずありません。そう…。我々がここで勝つには、「理不尽」にも負けないだけの確かな「実力」を、我々自身が身に付けるしかない！！チーム力、個人能力…全てにおいて１ランク、２ランクの成長が必要です！！

　当然、それはコーチである自分にも当てはまります。GKコーチとして、もっともっとチームを勝利に導けるよう成長していきます！！まだまだ…まだまだ足りん！！！

　次の試合は１週間後。チームとして今季唯一の「タイトル獲得」の可能性が残ったカップ戦です。選手は「タイトル獲得」をプレッシャーに感じる必要はない。まずはこの１週間で最大限の成長をする事。そして、のびのびと、成長した力を存分に発揮して欲しい…。恐れる事なく躍動感を持ってプレーすれば、必ず勝てる！！

　今後もチーム、個人ともに日々精進していきます！！！！！




※何度となくブログ上で匂わせてきた「ジョホールバルの歓喜２０１０」ですが、自身のPCが未曾有の不調に陥ってて画像サイズ変更ができない（アメブロは５００メガ未満の画像しか掲載できない）ため、まだ記事を書けません。今回の記事は、オフィスの人がサイズ変更を行ってくれた状態で画像提供してくれたので、無事に書く事ができました。感謝！！その他の画像を使った記事は、PCが復活し次第、更新しますのでヨロシクお願いします！！