南アフリカ特集！！＜その６＞…『Klerksdorp（クラークスドープ）』

※これは２００８年に南アフリカに行った時の話です！！（現在はシンガポールに居ます）





　「南アフリカ特集！！＜その５＞…『Klerksdorp（クラークスドープ）』 」の続きです！！

　FIFA公認の南ア人エージェントをネットで突き止め連絡を取り、ダーバンから「世界最悪の犯罪都市」と言われるヨハネスブルグを経由し、彼の居る「Klerksdorp」という場所にどうにか辿り着きました…。そこでエージェントとも無事に対面を果たします。当時の僕は、南ア上陸の前に居たオーストリアで怪我をして半年間も全く運動ができなかった のはおろか、その前も半年間ほどサッカー環境を失っており、合計「１年以上」もボールを蹴る事すらできてない、サッカー選手として末期的状況でした。南ア入りしてからは何とかフィジカルトレーニングだけは自分で行っていましたが、ボールを使った練習をしない事には、プロチームに挑戦する事は当然できません。何せ、「１年以上」も、まともにボールに触ってすらいないのですから…。

　そこでエージェントは「プロチームに挑戦する前に、まず俺が所有するアマチュアチームで練習して、コンディションを戻した方が良い」と提案してきました。これを僕も承諾し、ついに、「１年ぶり」にフィールドへの帰還が実現します。たかだか「サッカーをする」…ただ、それだけの事がこんなに難しいとは…。サッカー環境を失った状況が泥沼までくると「ボールを蹴る…そしてボールを蹴る仲間がいる」という事がいかに「ありがたく」、「幸せ」であるかが、本当に身に沁みて分かります。様々な紆余曲折を経て戻ってきた、サッカーのピッチ…。その時の詳しい状況と心境は、当時のブログに綴ってあります。↓↓↓

＜ついに踏み出した、『成功』への第一歩…。俺はフィールドに帰ってきた！！ ＞


※約１年ぶりにフィールドに立った瞬間…。「もう二度とサッカーできないんじゃないか？」と本気で思った事、数知れず。身の危険を犯してまで、執念でここまで辿り着いた…。たかがアマチュアの、ただの練習に過ぎないが、「サッカーできる」って事に心底、感動しました。




　一番上の写真とこれから下に掲載する写真は、僕が練習させてもらったアマチュアチームの練習場です。カワイイ子供がたくさん居ました。この時はまだ、後に命の危険にさらされる「人生最大の地獄」を味わう事になるなんて、思ってもみなかったのでした…。







※ゴールネットを準備する子供達。さすがアフリカ。子供も身体能力が高いです。




※こんな所で「ドラゴンボールＺ」のＴシャツを目にするとは思ってもみませんでした。日本の「漫画」の凄さを改めて再認識しました。漫画は日本が世界に誇る文化です！！




※ちなみに、こんなモノも…。クラークスドープの町で見かけた日本の車！けど、ジャマイカで「福山通運」のトラックが走ってるのを見た経験 があった僕は、こんな事では全く驚きませんでした（ウケはしたけど）。やはり「経験」に勝るものはありません！！







＜つづく＞