こんにちは。チャンプです。
さあいよいよ 問題の事件の始まりです。
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黒壁の長浜から ひこにゃんの彦根へ。
僕の入れるレストランへ行ったら
貸切で入れませんでした。
仕方ないので南彦根のお店に寄った後
ついに僕の時間のはずでした。
着いた
と思ったらお父さんが
免許証とICOCA（JRの定期）を落としたって。
お父さんとお姉さんは車の周りを見て回りますが
わかりません。
お母さんは携帯で 今日行ったところの連絡先を探し始めました。
運転しているお姉さんが 今どこ走ってるの
とか言い出すから
「近い所から順に固めていく。」
とお母さんが仕切ります。
緊急事態では 一番行動力があるのはお母さんになります。
最後に寄ったアミカを随分通り過ぎていました。
今日寄ったのは８ヶ所以上。
近い場所から順にたどっていきます。
警察に連絡して というお母さんに
お父さんは電話をしている風ですが
いつまで経っても 話し出しません。
たち寄った場所で 二人が探している間
お母さんが 警察に落としものが届いていないか連絡します。
今日行った３都市の警察署の連絡先を教えて貰いました。
まず長浜の警察署に連絡して 内容を話し
今探している最中ですが 本人に替わりますと
お父さんに電話を渡しました。
３都市全部に 落とし物の連絡はなかったと
一瞬で回答がありました。
その後も（道の駅の）車を停めた付近だけを探して帰ってくるお父さんに
”施設の人に訊いてくる”と指示を出します。
公共の施設だと お掃除の人がみつけて
預かっている可能性が高いとか話しています。
道の駅の幾つかに電話しつつ
もう閉まっている時間なので 連絡が取れないところもありましたが
パンを食べたたねやに 落ちていないか訊きに行ったり
ヤギさんのいた隣の道の駅の駐車場を
懐中電灯で照らして
そこに停まっていたキャンピングカーで お食事中の老夫婦に訊ねたりしながら
長浜まで戻って来ました。
長浜の駐車場の連絡先が ネットでは書いていなかったので
現地に行けば 書いてあるだろうということだそうです。
ところが駐車場に 連絡先は書いていなかったのです。
お母さんはさっさと歩いて
近所の人に話しかけます。
そうして駐車場の持ち主に
連絡をとって貰いました。
これがここ
お世話になった方は
遠くに停めていた車まで 僕を見に来ました。
とても大きな太っちょ猫を 飼っているそうです。
お隣の家から遊びに来ていたパピヨンを 触っていたお姉さんは
手まで洗わせて頂きました。
個人情報のやりとりは
お互いどう迷惑がかかるかわからないので
拾ったら警察に届けて下さいとお願いしました。
免許証なので 警察で持ち主はすぐわかります。
こうやって再び 長浜を後にしました。
お父さんが、車を開けさせたお母さんが悪いとか
言い出しました。
なに屁理屈言ってるの
有効な手段を さっさととらなかったお父さんに
お母さんが攻撃を開始しないよう
僕はンー、ンー
とやわらかな声で 仲裁しました。
お父さんはしつこいので
またぶちぶち言い出して お母さんを怒らそうとします。
僕はまた、ンーンー
状況判断は猫のほうが上手なのです。
お父さんの横にピタッとくっついてなだめていました。
「連絡先を調べている間
車の下はちゃんと 見たんでしょうね。」
お母さんは二人が屈んでみていたから
連絡先調べに専念していたのです。
店が閉まれば連絡がつかなくなります。
「下？」
「ポケットから落ちたんなら 足にあたって
車の下に入り込む確率のほうが高いじゃない?!」
お母さんはまた 呆れました。
僕のお散歩するはずだったところは
もうすっかり真っ暗になっていましたが
車のあったところに お父さんの免許証とICOCAは落ちていました。
そして、その場所から出る時に
お姉さんは車を思いっきり鉄柱にぶつけてめり込ませ
どう動いても 傷がずずっとつく状態にしてしまいました。
僕のご飯の時間は もう２時間も過ぎていて
楽しみのお散歩もなしになりました。
時々チャンーと僕の名前が出てきましたが
僕は
は～ は～
何度となくため息が出たのでした。
鉄柱から抜け出た後
お母さんが 後ろの席に乗って来ました。
僕はどっと疲れが出て お母さんの膝に
お家に着くまでずっと 乗っていたのでした。
僕のご飯を用意して みんなでご飯を食べに出ていきましたが
僕はもう食欲がありませんでした。
お散歩お散歩ひっさしぶり～
猫、長浜黒壁スクエアを歩く１ ２ ３
posted by (C)パパメイアン
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