とみやま水仙遊歩道 (千葉県南房総市) 2015.01. | 今よりは風にまかせむ。

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爺様猫のチャマとふたり暮らし。
休日に自然や文化・歴史にふれたプチ旅に出るのが楽しみです。
緑に包まれたベンチでおにぎりを頬張る… 空を見上げる…
流れる雲を見送る… 深呼吸~~~
すべての煩わしさから解き放たれて、静かな喜びが胸に満ちてきます。


早春の南房総は日本水仙が花盛り。
東京駅から高速バスで1時間半で行ける
水仙の里で、日帰りハイキング

 
 
①とみやま水仙遊歩道 ②江月水仙ロード ③をづくれ水仙郷
日帰りで行ける水仙の名所はないかと探していて、
この3箇所の候補を見つけました。
いずれも一年を通して花摘みが楽しめる、暖かい千葉県の南房総です。
ちょっと足を延ばすだけで、旅気分をじゅうぶん味わえる絶好の場所☆/
 
     ★江月水仙ロード (千葉県・鋸南町) 2015.01.   
 

 

 

2-水仙の花  思い立ったが吉日。
 天気予報では、明後日から天気が崩れて雨だと言うし
 風雨に倒されたお花を見るのは忍びないので
 さっそく明日 ('-^*)/ 、晴天のうちに行ってみることに。
 
 で、さあ大変! 行くと決めたのが夜7時。
 それからコースと時間配分、高速バスのチケット手配、
 コンビニ決済で受け取ったのが夜11時・・・  (→o←)ゞ 
 いろいろ考えた結果、2ヶ所に絞りました。
 東京駅から高速バスで直行の ①とみやま水仙遊歩道
 そこからJR内房線で移動が出来る ②江月水仙ロード です。 

 

 

    
 

《旅のスケジュール - ①とみやま水仙遊歩道》
6:30 東京駅前/始発・房総なのはな号(高速バス) → 7:53 道の駅 富楽里とみやま
→ (徒歩20分) → 8:40 とみやま水仙遊歩道入口着(9:40 展望台 10:05) →10:30 遊歩道出口
→ (徒歩10分) → 10:40 道の駅 富楽里 →(徒歩25分)→ 11:22 JR岩井駅 → 11:29 JR保田駅
→ ②江月水仙ロードへ  ※続きは次のブログを見てネ
   
  
こんなところに行きました ↓ みんな お日様に夢中で後ろ姿
 

8-路4

 
 

1月14日 出発の朝
 

2015.0101.とみやま水仙1  5:00起床。
 いつもはまだ暗い5時半に起きて 「飯くれ~飯~」 と
 騒がしいチャマですが、自分が起きる前に起こされると不機嫌。
 目をショボショボさせながら、母ちゃんの身支度を見ています。
  
 オニギリと卵焼きのお弁当づくり、質素だけどヨーシ!
 続いて、タオル、ティッシュ、地図、帽子、おやつ、
 そして携帯とカメラ、荷造りもヨーシ! …以上で完了。
 お化粧? んなもんは眉毛だけシンメトリーに描きさえすれば
 真っ直ぐに歩けるので5分でパーフェクツ。(笑)
 
6:00出発。
「チャマ、行ってきま~す、ゴハン食べたらまたおやすみ~」
ふっふっふ、6時に出れば東京駅6時半始発の高速バスに余裕で間に合う幸せ…
こういう時、尚雀はシティギャルでよかったなぁ~と思います。  (^-^) b
ワクワクしながら乗った 『房総なのはな号』 は、乗客5人ぽっちで出発しました。
 
レインボーブリッジを渡る少し前から、空が白み始めました。
東京湾アクアラインを渡り、7:10 あっという間に木更津の町に着くのですが、
そこから先の 『道の駅 富楽里(ふらり)とみやま』 へ向かう景色は
畑も田園もみ~んな薄っすら白く霜が包んでいて氷の世界…とても美しかったです。
 

3-高速バス

 
 

道の駅 富楽里とみやま
 

3-富楽里


7:50、バスは予定通りに 『道の駅 富楽里とみやま』 に着きました。
1Fが水産物・農産物の直売コーナー(9:00~)で、2Fが飲食・情報コーナー(7:30~)です。
身体が冷えたので、お惣菜屋さん 『菜の花』 で、つみれ汁(お新香とお茶付き170円)を頂きました。
大きなつみれ団子2個とたっぷりのワカメと葱が入った、熱々美味のお椀です。
どんなに熱々かって…団子の上に舞う湯気の乱気流でご推測くださいな!
 

4-すりみ汁

 
  

とみやま水仙遊歩道へ
 
8:20、インフォんメーションコーナーで地図とスタンプラリーの用紙を貰い出発しました。
    ※スタンプ2個で水仙の苗が貰えるキャンペーン中。 
平日なのと、朝早いのとで、遊歩道へ向かうらしき人は… 確認できただけで3人。
うん、静かでいいじゃないですか! ←強がり
 

1-MAP  道の駅から 『とみやま水仙遊歩道入口』
 まで、写真を撮りながらのんびり歩いて
 約20分です。 (写真1→6)
 
 高速道路の高架下をくぐり
  県道89号鴨川・富山線を行きますが、
 歩道脇にもずっと水仙が植えてあり
 嬉しくなります。
    ※道幅が狭いので遊歩道は一方通行
 
  
   

5-水仙遊歩道アクセス

 
ホントはね、初めての場所で、しかもどうやら山道らしい…
前も後ろもハイキング客がひとりもいない山の中を入っていくのは怖かったんですよ。
 
入口の階段(写真6)を上がったところで
ガサゴソガサゴソ・・・ガサッ・・・ガサゴソ・・・ガサッ・・・
椿の奥の草藪の中から “ナニモノかの気配” が近づいてきました。
「キャーッ、食われるーっ!」 心の中で叫ぶと同時に
  
あ、第一村猫発見!
 
ほっ。。。 その音はチャマよりも明らかに栄養状態がいい、タヌキ顔のニャンコ先生でした。  
 

7-第一村猫と小路

 
皆さんには 「食われるはこっちの台詞じゃ!」 と吐き捨ててる顔に見えるかもしれませんが
私には 「べっぴんハイカーさん、ひとり旅かい?」 と尋ねたがっているのがよーくわかりました。
さてと、、、先に進みます。
  
椿の道の奥からいよいよ水仙の路へ登って行きます。 
ぅわお!
梅畑の足元一帯が水仙畑になっていて、さっそく甘~い香りがしてきました。
 

8-路1

8-路2

 
この一帯の咲き具合は、まだ5~6分という感じ。
何でも、水仙は2月初旬まで楽しめるらしく、上手くいけば梅の花と一緒に見られそうです。
  

8-路3.2

8-路4

8-路5

 

5-スタンプ   あまり風のない日でしたが、時々麓から吹き上げてくると
  辺りの空気はたちまち甘露甘露。
  天気は明日から雨だからか青空と薄曇りが交互になって、やや不安定。
  
  ベンチがあったので、おやつのチョコを食べながら、暫しボ~っとして…
  そうそう、ここでひとつ目のスタンプを押しました。
 

 
南房総の名産品、枇杷の幼果を見つけました。
  

9-枇杷  枇杷の思い出
   
 尚雀の実家は農家ではなかったけれど、
 むかしは山に枇杷の木がたくさんありました。
 私が小学校低学年の頃まで
 ご近所の人たち総出で、摘果や袋掛け
 収穫や箱詰めなどを手伝ってもらい、
 青果市場へ出荷していました。(ん?農家?)
 プラスチック容器などない時代、
 木箱にペーパークッションを敷き、
 ひとつずつ紙に包んで並べていたんですよ。 
 

その内、「どれでも好きな木に袋をかけて、自分達で勝手に採って食べてくださいな」 という
うちの両親らしい “ブン投げ方針” に変わり、出荷するのを止めてしまいました。
そうなるともう、熟れたら近所の子供たちの 「登って食べ放題の木」 になります。
ドンクサイ私は、木から落ちて左膝に1cmの傷痕が残りました。
楽しかったな~美味しかったな~  (^-^):・:*:
柿も桃も、ほとんど手入れをしないので収穫量は少なかったと記憶しますが
母が私のために桃には袋を掛けてくれて、やっぱり私や仲間たちの食べ放題に…。
父から 「尚たちが固いうちからみんな食うてしまうから、家族は柿も桃も買うて食べよる。
俺は家の果物やらひとつも食うたことがないのぉ、うまいんかのぉ」 とよくからかわれました。
昨年12月のブログに書いたような、“昭和のこども” の暮らしのひとつです。
たぶん〇疋屋さんでも味わえない本当に美味しい完熟枇杷を、どれだけ食べてきたことか・・・。

  
  

10-ハチの巣箱2  ぼちぼち先へ 
 
 冬だからミツバチの姿はなかったけれど、
 養蜂をしている農家さんがいるようです。
 
 梅の花が咲く頃まで、女王バチと働きバチは
 この巣箱の中でじっと越冬するそうです。
 寒いとは言え、これほどの水仙の香りに
 誘惑されないのでしょうか。
 「水仙の蜂蜜」 って聞いたことがないから
 ハチの好みじゃないのかもしれないですね。

 

ザックリとですが、、、この巣箱の辺りが、遊歩道コースの中間地点かもしれません。 

 
あ、また晴れてきた♪
 
ここは静かな山の上ですが、遠くの空から頻繁に飛行機の音が(小さく)聞こえます。
落語仲間にJAL国内線のベテランパイロットがいるのですが、
「オニイサンは今日も元気に飛んでるかーい?」 と見上げて数台の飛行機を見送りました。 
 

11-晴れ

 

  
 

展望所へ 
  
この先は、2箇所の別れ道があり 「案内板」 が立っています。
最初の案内板の手前一帯にも、見事な水仙畑(5分咲かな)がありました。 
3の写真は 「← 富山水仙遊歩道」 はこっち(左)!と書いています。
左へ少し行くと集会所(?)みたいな小さな家があり、裏にお稲荷さんが祀っていました。 
その先からは急な下り坂、出口へ向かう路になります。
2番目の案内所、写真5は 「←(左) 富山水仙遊歩道 / 展望所 (右)→」 と書いています。
右へ折れ、6の写真の坂道の向こうが・・・ 
 

12-路1

 
  

海~~~っ
 
9:40、岩井海岸が一望できる展望所に着きました。 
この広場の木はみんな桜です。
花が咲く頃、友だちを誘ってまたここに来てもいいなぁ~と思いワクワクしました。 (≧▽≦) 
 

13-展望台

 
岩井海岸(左)  あのギザギザ山はなんでしょう?(右)
んんん・・・ どんなに目を凝らしても、アメリカは見えそうで見えませんでした。
 

13-展望台景色

 
さて、遊歩道に入って1時間経ちますが、まだ誰にも会っていません。
歩いて来た水仙畑も、この海の景色も、ず~っと独り占めです。
陽気はいいし、静かだし、こんな贅沢な一日があるでしょうか!
東屋に入って、塩を効かせて握ったオニギリを頬張りました。 ンマインマイ o(^▽^)o
ここで2個目のスタンプを押して、スタンプラリーのミッション終了! 

  
さあ、帰りましょう 
 
10:05、案内版のところまで戻って、遊歩道出口へ向かいます。
 

14-小路

  
  

ここからが、とみやま遊歩道の見せ場です!
 
水仙の花、8~9分咲きの路。 
 

16-小路

16-小路2

16-小路3


坂道を振り返って見た景色。 
 

16-小路4

17-小路


日本水仙の立ち姿は美しい。 
 

17-小路2

17-小路3

15-水仙アップ

 
今日ここに来れた私は、なんて幸せモンなんだろうと心から思いました。
後方から熟年ご夫婦が降りてきました。
この先はちょっと暗い路になりそうなので、実はホッとしました。
 
竹林を抜け、シダ(ウラジロ)の路を抜け、また竹林を抜け…10分くらい歩いたら
農家の無花果(イチジック)畑と、元来た道に降り着きました。  
 

18-おしまい


遊歩道出口から 『道の駅 富楽里とみやま』 までは、ゆっくり歩いて約10分で戻れます。 
 
       ★とみやま水仙遊歩道について★
       この遊歩道は、水仙の生産農家7軒の “山の畑” を巡るコースです。
       インフォメーションでは 「道の駅を起点に往復約1時間20分くらい」 と聞きましたが、
       それはサクサク歩いて巡ったら…のことだと思います。
       私は写真を撮ったり、お弁当を食べたり、ボケ~っと休憩したりで
       8:20-10:40、2時間20分過ごしました。
       のんびりを楽しみたいなら、2時間予定で行かれた方がいいと思いましたよ~。
 
 
尚雀はやっぱアホです
  

19-ウラジロ  帰り路、長さが60~70cm程もある
 巨大シダの葉を見て感動しました。
 
 ね、ね、スゴイ大きさでしょう!
 
 この大発見を友だちに教えてあげよう
 と思い、写メを撮り送りましたが・・・
 そう、、、比較になるものがなく
 「あのね、ただのシダなんですけど」
 と、呆れられました。
 
 チッ! ごもっとも。。。
 
  
次は ②江月水仙ロード
 
 
 
   

 

2015.0114.とみやま水仙   連想ゲーム
 
  母ちゃん チャマを見てみて~
  シダときたら・・・
  3   2    1  ?   ブブーーー
 
  猫ベーグルと ちっがーう
  ぜーんぜん考えてないでしょ
  答えは
  ニャンモナイト!
              By チャマ
 


    追伸 : 「猫ベーグル」 は 母ちゃんの造語です 少しも流行りませんでした