皇居東御苑の1月 (千代田区) 2015.01. | 今よりは風にまかせむ。

今よりは風にまかせむ。

  
爺様猫のチャマとふたり暮らし。
休日に自然や文化・歴史にふれたプチ旅に出るのが楽しみです。
緑に包まれたベンチでおにぎりを頬張る… 空を見上げる…
流れる雲を見送る… 深呼吸~~~
すべての煩わしさから解き放たれて、静かな喜びが胸に満ちてきます。


2015.01. 休日の散歩
 

「なんにもしない」 を決めた日は、「なんにもしない」 をしに行きます。
天気がいいので、ホットコーヒーを持って皇居東御苑へ散歩に出かけました。 

 

 

 

2-梅  ♪梅は 咲いたか 桜は まだかいな
    柳ゃ なよなよ風しだい
     山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな ♪

 

 

 

  
  梅は、0.1分咲きと言ったところでしょうか。 
   

  東京では、お正月からポカポカ陽気が続きます。
  日曜日だというのに、東御苑を歩く人はまばら…
  街もいいけど、こっちもいいよ~
  梅や椿の梢で、メジロたちが遊んでいます。
  

 
 
    《本日のコース》 の~んびり2時間半
    九段下 →(清水門) →(平川門)→ 皇居東御苑(天神濠→二の丸庭園の雑木林散策
    → 百人番所 → 本丸散策 → 天守閣 → 梅林坂)→(平川門)→(東京国立近代美術館前)
    → 北の丸公園散策 → 清水門 → 九段下
    
    過去ブログ 
    ★東御苑の5月 2014.05.  ★東御苑 金明竹 2013.06.  ★東御苑の6月 2013.06.
 
  

二の丸庭園 
 

3-二の丸庭園

 


 
梅の花
  

4-梅

 
   ◆梅
   東御苑の梅は、太田道灌が菅原道真を祀って植えたそうです。
   梅林坂だけでも50本ほどの梅の木がありますが、見頃は2月中旬頃かと思います。 
 
 
ロウバイ 
 

5-蝋梅2

 
   ◆ロウバイ (蝋梅)
   葉よりも先に淡い黄色の花が咲くロウバイ。 英名で、"Winter sweet"と呼ばれています。
   蝋細工のような光沢のある花弁からは、ほんのりと甘い春の香りがしました。  
 
 
ソシンロウバイ
 

5-蝋梅

 
   ◆ソシンロウバイ(素心蝋梅)
   花の少ない季節だから、この鮮やかな黄色はひときわ目を引きます。
   ロウバイよりも芳香が強いような気がします。 漢方では、解熱、咳止め、火傷に用いられます。

 
 
ツバキ / シロワビスケ 
 

9-ツバキ白侘助  ◆ツバキ(シロワビスケ/白侘助)
 真っ白い侘助を見つけました!
 葯(やく)が退化して花粉がない
 ツバキを侘助と言います。

 花弁は、赤・白・ピンクに斑系、
 淑やか艶やか色々です。
 
 花粉が落ちないから
 花弁が綺麗に映えるんですよ!
 
 
 
 
 
 
 
ミツマタ
 

6-ミツマタ

 
   ◆ミツマタ(三又/三枝)
   枝が三つに分岐するからミツマタ。 ナルホド、どの枝先も3つに分かれています。
   写真はまだ蕾です。赤と黄色の花の品種がありますが、たしかここのは黄花です。
   ミツマタと言えば、小学校の頃に、和紙の原料 →  “お札になる植物” と習ったけれど
   平成の教科書にもそう載っているのかしら・・・。
   2014年は、和紙と手すきの技術がユネスコの無形文化遺産に登録されたしね。
  
 

ちゃんと芽吹いてます♪
  

8-新芽


   ◆クロヤナギ (左)
   お正月に生けるネコヤナギは、柔らかい銀色の花芽。 こちらはナナナント、真っ黒な花芽が!
   そのあと黒から黄色(花粉が付く)に変わっていきますが、かなりインパクトがある植物です。
   ◆アジサイ (右)
   紫陽花の新芽も膨らんできました。6月の散歩が楽しみです。
   花の終わりに、花とすぐ下の節目も一緒に剪定すると、翌年もまた見事な花を咲かすそうです。
   なぜなら、一番上の節目から出る芽が成長しても、良い花がつかないから。
   暮らしのワンポイント講座でした♪
 
 

7-ニワトコ

 
   ◆ニワトコ
   良い事、悪い事、謂われの多い植物だと聞いたことがあったので、ネットで調べてみました。
   ・日本ではお正月の祝い棒 (豊饒の力を持つ棒) にする。
   ・キリストが掛けられた十字架や、ユダが首を吊った木と言われている。
    だからこの木に生えるキクラゲ(キクラゲ/木耳/ユダの耳茸)」は、西洋では好まれない。
   ・ニワトコで作ったゆりかごは赤ちゃんの生気を吸い取ってしまう。
   ・この枝で子どもを叩くと成長が止まる。
   ・「接骨木(セッコツボク)」 ともいい、枝葉を煎じ、打ち身や骨折の治療に用いた。
   ・小鳥の病気には、ニワトコの枝葉を煎じて飲ませるといい。
   ・小鳥の止まり木に使うと、小鳥が病気にならない。
   ・木の妖精が住んでいるので切り倒したり、薪にしてはいけない。
   ・魔女の箒の枝。魔女が姿を変える時はニワトコに木になる。
   ・枝を火にくべると悪魔が見えるから「悪魔の木」と言われている。
         ・・・たくさん過ぎてビックリです! 
 
 
冬の色から
 

10-キンシバイ

 
   ◆キンシバイ(金糸梅)
   黄金色の花が咲くキンシバイ。 花は初夏から夏の散歩で見られます。
   オトギリソウ科の植物ですが、花のカタチが梅に似ているから 「金糸梅」 と命名。
   写真が下手で残念。 赤~緑のグラデーションはもっとずっと綺麗でした。
  
 

11-ツワブキ

 
   ◆ツワブキ(艶蕗)
   秋に真っ黄色の花を見せてくれたツワブキの綿毛です。
   地下茎でも繁殖する植物ですが、タンポポみたいに種を飛ばしても繁殖します。 頑張るね~!
   写真を撮ろうと手を伸ばしたら暖かいと感じたの。葉っぱの照り返しだと気付いて驚きました。

 
 
スズメとキジバトの話し

 

12-キジバト&スズメ

      
   ◆スズメ
   身成り構わずお釈迦様の死に目に駆け付けた雀と、正装をしていて間に合わなかった燕。
   雀はその土地で穀物を食べて暮らすことを許され、燕は旅をして苦い虫や土を食べることに。
   燕の鳴き声⇒ 『ツチクッテ ムシクッテ シブイシブイ (土食って虫食って不味い不味い)』
   でも、燕は幸運を運ぶ役目もさせたので、家に燕が巣を作って住み着くと縁起がいいそうです。     
   ◆キジバト
   泉で溺れそうになった蟻に小枝を落として助けたキジ鳩を、鉄砲で狙う猟師の脚に噛みついて
   助けた蟻。イソップ物語の 『ハトとアリ』 です。
   西洋版 『つるの恩返し』 と言ったところでしょうか。
 
 
メジロの写真が撮りたかったのですが、動きが早くていっちょんダメ。
梅の枝にもいましたが、椿の木の中でのかくれんぼが一番お気に入りのようでした。
 
 
皇居東御苑の散歩はこれでおしまい

 
  

 
東御苑を出たら、北の丸公園をひと巡りして清水門経由で帰ります。
公園内の渓流とその付近の木の枝に、カラスが集まってカァカァ鳴いていました。
ざっと数えて30羽。 これってハシブトガラス? 図鑑で見比べたけど違いがよくわかりません。

 
 
北の丸公園のカラス

 

13-カラス

   
   ◆烏の行水
   寒いだろうに…ジャバジャバと水しぶきをあげて、代わりばんこに行水する烏たち。
   カラダに付いた汚れや寄生虫を、洗い流しているんだそうな。 うぅぅぅぅぅぅぅ寒ぶっ。

  
 
清水門に咲いていた日本水仙

 

14-水仙2  竹橋から千代田区役所前の清水門へ
 続くお濠が大手濠です。
 土手沿いは水仙の花が満開です。

 
   あ~いい香り
   母が大好きだった

   日本水仙の花
  
 

 母の思い出と温かい日差しに包まれて 
 今日の散歩の〆としました。

 

 

14-水仙1

 
ヨーシ決めた!
今月末は、日本水仙の花畑を探す旅に出よう。
   

  
 
 

2015.0111.皇居の散策  デブノボー?

 仕事ノ約束ハ 守ッテ当タリ前
 遊ビノ約束ハ モット守ッテ当タリ前
 ソウト決メタラ ソウ決メル 
 母チャンハ
 皆ニ デブノボート ヨバレテモ
 一日一合ノ ゴ飯ヲ食ベナガラ 
 サウイフモノニ ワタシハナリタイ
 ト イフテマス ヤレヤレ…
               By チャマ