ゴールデンウィーク中の東京都内において
①人が少なくて静か
②広々とした自然を満喫
③心がほっこりする
そんな贅沢がぜ~んぶ叶う場所ってど~こだ?
ヤッホ~イ! 待ちに待ったGWです。
私にはまず最初に行きたい所がありました。
それは小金井市の都立小金井公園内にある
『江戸東京たてもの園』 です。
去年の5月、職場の友人と初めて訪ねた日は
園内を半日かけてのんびり楽しみました。
えへへ、打ち合せ帰りのサボリーマンです。
でもその時に公園内で見た立派な藤棚の花が
ほとんど終わりかけでザンネンでした。
「よーし、来年はぜったいに見よう!」 と
心の片隅に小さくメモしておいたのです。
一年ぶりに同じ友人を誘って訪ねる嬉しさったら。
見てください!こんなでしたよ♪
風薫る爽やかな五月の風を感じながら・・・
えっとーえっとー、まずは腹ごしらえだ!!
藤棚横のベンチに腰掛けてお花見弁当です♪
こ~んなにも花盛りなのにね~
写真でご覧のとおり、人がいないのです。
どうした小金井市民、勿体ないですよ~。
きっと今頃、○戸天神とかは黒山の人だかり。
ソース薫るスパイシーな五月の風を感じながら・・・
なーんてね、あれはあれで楽しいですけど
私はだんぜんこっちんが好きです。
江戸時代から昭和初期までの歴史的建
造物を約7ヘクタールの総敷地面積の
園内に移築しています。
そして、現在も現地保存が難しくなった
文化遺産ともいえる貴重な建築物の
移築工事が続いています。
・JR中央線「武蔵小金井」駅北口からバス5分
・JR中央線「東小金井」駅からバス6分
・西武新宿線「花小金井」駅からバス5分
園内は、センター・西・東の3つのゾーンで構成されています。
建物内は靴を脱いでお宅にあがることが多いので、
脱ぎ履きしやすい靴がいいですよ。
【西ゾーン】
一番奥は 「古民家」 や 「奄美の高倉」 など
昔懐かしい茅葺きの建物群、
あと 「建築家 前川國男邸」 や 「田園調布の大川邸」、
「三井八郎右衛門邸」など戦前戦後の邸宅群。
繰り返しますが、この日はGWの
初日です。
お昼近くになるとさすがに人も
多くなりますが、それでも静かな
園内を散歩感覚で巡れることが
嬉しいです。
ね~♪
◆吉野家(農家)
江戸時代後期の武蔵野に建てられていた民家。
◆デ・ラランデ邸
明治43年頃に新宿信濃町に建っていた
ドイツの建築家ゲオルグ・デ・ラランデの邸宅。
1階はレストランになっています。
別の友人と前に来た時に
ハヤシライスとスイーツをテラス席で頂きました。
写真の右真ん中と下の内装の配色が、
当時の日本人にはない感覚だな~と。
喫茶室にあった暖炉とピアノがとても格好良い。
◆三井八郎右衛門邸
港区西麻布に昭和27年に建てられた
三井財閥十一家の総領家 三井八郎右衛門の邸宅。
そのままの姿で移築したのではなく、
京都・神奈川・都内などにあった三井家関連の施設から
建築部材などを集めて再構成し直したとのこと。
昨年来た時は
三井邸だけで2時間近くかけてしまいました。
今年も気持ち新たにワクワク度全開で楽しみます。
まず玄関扉の窓穴の家紋にやられ、
入ると天井の丸いルネ・ラリックの照明にやられ、
靴を脱いで上がろうとしたら框や床板の見事さにやられ、
戸板を見ては驚き、壁を見ては驚き、
家財を見ては驚きしていて、前に進めな~い!!
友だちは、丁寧な案内ボランティアのご婦人に
あれこれ聞いて勉強しています。
私の方は随所に見られる鳥の意匠に惹かれ、
珍しい板目の文様見つけては「杢だ杢だ」と大喜び♪
(この頃、木材の木目柄に凝ってます)
楽しいったらありゃしない。
七宝と真鍮の釘隠し、廊下の照明も、襖の引手も、
細部に至るまで美しかったです。
でもなんで鳥ばかりモチーフにするでしょう。
次回行った時に聞いてみよ~っと。
【センターゾーン】
園の出入り口となるビジターセンターは、
昭和15年に皇居前広場で紀元2600年記念式典のために
仮設された式殿を移設したもの。
こちらには政治家 「高橋是清邸」 や旧宇和島藩伊達家が
港区白金に建てた屋敷門 「伊達家の門」 など。
◆高橋是清邸
明治35年の建築。
母屋の部分の移築というけど
それにしたって大きさに驚きます。
1階には、高橋是清に関する
資料室があり、当時の政治や
家族のことなどがわかります。
二二六事件で暗殺された部屋にも
あがれます。
ちなみに、2階は 『千と千尋の神隠し』 で
千が過ごした部屋のモデルなった部屋なんだそうです。
【東ゾーン】
映画 『三丁目の夕日』 の世界がここにあります。
昔懐かしい佇まいの商家・銭湯・居酒屋・文房具屋・
旅籠・醤油店・仕立て屋など、
昭和初期の下町風情を楽しむことができます。
さすがにGWなので、
午後からはそれなりに子連れ客が増えてきました。
このゾーンが子供達に人気なのは、ヨーヨー、ベーゴマ、
凧揚げ、竹馬、シャボン玉などで自由に遊べるから。
子供用金貨でお買い物ごっごも楽しそうだったな。
そうそう、鯉のぼりのシッポを引っ張っては
しつこくイタズラをする男の子がいて
その子ったら今時見なくなった “鼻水小僧”なの。
顔立ちもどこか昭和的…
「私たちの子供の頃、あんな子いたよね~」 と、
しばらくの間、目で追いかけて懐かしんでました。(笑)
下の写真は前年、2012.05.に来て撮ったもの。
人が写ってないでしょ?
商家を覗いて、フルーツ缶とか酒瓶とかを
懐かしく見て回ったのが楽しかったな~♪
居酒屋では
「こういう飲み屋だったら
今だって別府の路地裏に行けばあるある」
とか思ったり…。
一日居るのなら、東ゾーンを後にして回ると
夕刻になるつれ日差しや空気が変わっていくし、
虫や鳥の動き方や鳴き声も変わってくる
懐かしさを感じられていいかもです。
来園客もそろそろうちに帰ろうか…
と帰り足になって、そんなこんなが重なった時、
何だかここが “本物の町“ になったように
感じるから不思議です。
ここに来ると気持ちが晴れやかになるのは
きっと 「緑」 がいっぱいだから。
ひとつひとつの建物もそれぞれの世界観を尊重して、
草木に囲んだ配置になっています。
私は建物探訪も大好きですが、
園内北面にある広大な 「森林ゾーン」 と 「草木ゾーン」 で
野草を見ながら土の上をテクテク歩いている時が、
気持ちが一番ほっこりしてるのかも。
また来ようっと。
ちょうだいのポーズ
テーブルに両手をついて
おやつちょうだい ・ ・ ・
おやつちょうだい ・ ・ ・
おやつちょうだい ・ ・ ・
あとちょっとで母ちゃん落ちる
おやつちょうだい ・ ・ ・
おやつちょ ・ ・ ・ ・ ・ ほらね~
By チャマ
いつの頃からか、こういうポーズでおやつを催促するようになりました。
テーブルに何もなくても、両手をついてじーっと私の顔を見つめて訴えてきます。