夏休み1日目。
伊勢へ向かう途中、愛知県の豊川稲荷にお参りしました。
正直、霊狐塚へ向かう時は怖かった~。 (>_<)
★☆★ この夏のビッグイベントは お伊勢参りに決定! ★☆★
「式年遷宮の年だし、おーし行くかー」 という勢いのみで旅に出ました。
コースは豊川稲荷 → 伊勢神宮花火大会 → 宿泊 → 伊勢神宮(外宮・内宮)
最初に訪れた豊川稲荷は想像以上に広かったです。
ガイドブックによると約3万5千坪…東京ドーム2.5個分に相当と。
なんでこういつも東京ドームと比較するんでしょうね。
ま、いっけど。
◆豊川稲荷◆
「稲荷」というと狐を祀った神社を想像しますが、
こちらは曹洞宗の寺院です。
正式名 宗教法人 豐川閣妙嚴寺
本 山 福井県の永平寺
山 号 圓福山(えんぷくざん)
お寺さんなのに稲荷だなんて神社みたいな呼び方するのは、
鎮守・豊川荼枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)が稲束を荷って、
手に宝珠を捧げ、白狐(びゃっこ)にまたがって真言を唱えて現れたことから、
いつしか「豐川稲荷」というのが通称となったんだそうです。
(ふぅ~資料丸写し)
◆総門
総欅造り、銅板コケラ葺き。門扉は如輪杢の欅一枚板の逸品です!
ガイドのオジサンの話しが面白く、この門だけで10分は鑑賞してました。
触ってみると、いや、見ただけでも、
ボコボコした感じが・・・失礼ながら鳥肌立ちました(寒)
◆参拝案内図 反時計回りでお参りします。
何度も言いますが、ここはお寺さん。
なのに鳥居があるってやっぱり不思議です。
◆一ノ鳥居 写真では伝わらない大きさだコン!
◆法堂 納経所、祈祷受付所
◆本殿
本殿っていっても
屋根に“千木(ちぎ)”とか“鰹木(かつおぎ)”がないから
やっぱりここはお寺さんで間違いないようです。
じゃさ、本殿でなく本堂って言わない?
私は茨城の友人にお寺の娘がいるので、
少~しだけそういう知識があります。
ここのお寺さんは神仏分離政策の時、どうしたんだろう、
と 「???」がいっぱいになりました。
※千木・鰹木とは屋根の上にある×バッテンと横棒の木材のこと
柏手は打たずに合唱してください
わかんないことばかりだけど
ガイドさんの言われたとおりにやりました。
2つ上の写真に写る人の大きさと比べてみて!
浅草寺の比じゃないことがわかります。
さてと、お参りしたら次は霊狐塚へ。
とその前に
本堂の右手奥の扉にこんなスゴイ彫刻見っけ!
霊狐塚へはこの路なんだよね…
曇ってるし、湿っぽいし、静かだし、無風だし…
何だかとっても怖かった。
↓ 写真上は本殿を振り返って撮った一枚。
写真下はこれから向かう路を撮った一枚。
だいぶためらってた気持ちが伝わるでしょうか?
いろんな顔とポーズの白狐様が
左右に鎮座し道案内してます。
あの奥を曲がると、まだ先があって
けっこう長い道のりです。
◆大黒堂
万燈堂、弘法堂の先、塚の手前に大黒堂があります。
石像に触れて摩すると福徳を授かるそうで、
コインで削った痛々しい跡がありました。
先代(?)は面影ないくらい削られてしまっていて、
お堂の中でひっそりと休憩してましたよ。
さあ、いよいよ霊狐塚へ
あ~ん、ますます路は湿っぽく暗くなっていきます。
真昼間だとは思えない。。。 怖いなもう。。。
ええ~いままよ、もう破れかぶれで行ってくるぞ~!
圧巻!!! 1000体以上らしいです。
グズグズしてたら団体さんがサーッと引いて、誰もいなくなりました。
いかーん、退散っ!
あ~怖かった怖かった。
誰かいないかなぁ~と出てきたところに
ひっそりと奥の院がありました。
そして人影はほとんどなし。
ここから先は、老夫婦にさりげなくついて行く
ことにしました。
◆奥の院
文化11年建立。
もと本殿の拝殿であったのを、昭和5年の改築に
際して奥の院拝殿とした、そうです。
◆景雲門
安政5年創建。
もとは奥の院拝殿であったが昭和5年に移転。
彫刻は諏訪和四郎の作、だそうです。
ここの彫刻がまたスンゴイものだったんですが、
無情にも老夫婦はさっさと行っちゃうので、
ゆっくり見る間がなく慌てて写真を撮りました。
門をくぐり、さぁ明るい世界へ!
立願所の前に蓮を活けた鉢が並べてあり
赤と白の蓮の花が咲き始めていました。
泥の中に根を張りながら
泥にまみれることなく
美しい花を咲かせる蓮の花
あぁ~我もかくありたや・・・。
昭和天皇が闘病中(ご崩御の前年)に詠まれた句
夏たけて
堀のはちすの花見つつ
仏の教え憶う朝かな
やがてこの世を去れば、再び極楽浄土に生まれさせていただく。
そこにもこのような美しい花が咲いていることでしょう。
2時間弱ほど滞在したかな。
豊川稲荷初参りはとても怖かったけど
建築物が素晴らしくていい思い出ができました。
〈神社豆知識〉
日本三大稲荷は諸説があります。
・豊川稲荷神社、伏見稲荷神社、祐徳稲荷神社
・笠間稲荷神社、伏見稲荷神社、祐徳稲荷神社
・竹駒稲荷神社、伏見稲荷神社、笠間稲荷神社…など
総本宮の伏見稲荷大社が「地域によって“三大”は異なる」
としているから、別にいいみたい。
お楽しみのランチは表参道にある 「竹の和」 へ。
「豊川名物 ヤマサのちくわ」 の直営店です。
焼きたての竹輪付き “稲荷釜飯セット” をいただきました。
その一 稲荷釜飯をそのままいただく。
その二 秘伝の焼き味噌を入れ、お茶漬けにしていただく。
う、う、うんみゃあ~~~!