前半景が終わり、自分もとなりの戦友も、すでにお腹いっぱいというか途方もないくらい満足したいた。
が、一方まだ先がある。
さらにいくつかの景が観れる。
トリ景や、特に最後のフィナーレはどうなってしまうのか。
これ以上の何かが観れるのか。
想像できないほど期待もあった。

5景 MIKA
4景でいい味を出しまくったMIKAさんのメイン景。
いきなりスクリーン上映。
矢沢ようこさんの
「今日はマイケルも来るのよ、フォー!」
というレッスン映像から始まり、ノーメイク気味で最初誰だかわからなかったMIKAさんを中心に、
皆でスリラーを踊っているシーンが・・・。
「No,No, MIKA、もっと足あげて。More quickly, MIKA
と偽マイケルにダメ出しされるMIKAさん。
スクリーンには皆が千手観音のように多重に映し出され、
非常に大勢でレッスンに取り組んでいるように見えた。

映像が消え、照明がつく。
cantina band
本ステ上動く椅子に座り、前掛けをし、映画を観ているような様子のメンバー。
前列左から、矢沢ようこ、MIKA、灘ジュンという豪華さ。
ポップコーンを食べたり、あくびをしているようこさんの姿がユーモラスだ。

突如、そのままの状態で振り。後列のダンサーともに一様に踊る。
前掛け等を取ると、ナチスドイツ軍の制服制帽姿のようになる。
腕章には逆卍ではなく、♡マーク。
その格好でコマ付きソファー椅子とともにそれぞれが動きまくる。
散乱!人間ピンボールのようだ。
カーキ色のカモフラ椅子に片膝をつき、もうひとつの足で地を蹴る動作!
ジュンちゃんの無表情で俊敏な動き、
スケーターのような矢沢ようこ、
皆が真剣だ。
やがてムーブはMIKAさんを中心に終束。
MIKAさんの制帽をジュン様が取って袖へ。
袖からようこ様がヒールを持ってきて、ブーツと取っ替え袖へ。
椅子に腰掛けたままダンサーさんたちに制服をそれぞれ剥ぎ取られるMIKAさん。
ヒールを履かされる。
赤いランジェリー、真紅のヒール姿になったMIKAさんがソロで花道に。
演出上、珍しくマニュキュアをしている。
赤と斜め半分黒。
なかなかカッコイイ配色だ。
こういったMIKAさんを見れるのも浅草ならでは。
そして、盆。
ベッドは、3頭中浅草沙羅景から始まった、無造作かつ大胆なポーズ決めを行う。

James Bond Theme
銃を持ち、銃声に合わせてポーズを決めるMIKA。
スナイパー、アサシンエージェントだ。
それにしても振り等、MIKAさんの動きの特性にマッチしており、もってこいの適役である。
ファンの心は見事に打ち抜かれてしまった。

6景 木村彩
白いフラミンゴテーブルにワイングラスが一つ。
白シルクハットに白衣装。
スノーな景だ。
だが、手品師かバーテンか今いちハッキリしない感じも有り。
振りも少なく3頭中浅草小室景のように、彩さんの良さが出てないよう気がした。
演出のためか、妙にブスッとした表情。
やや心配になったが、盆でのベッド中、出来事が。
それはブラを足で弾き盆外へ落としてしまい、本人の「あっー!」という小さな声が聞こえた時だった。
さっそうと拾い盆上へ戻し入れたファンが現れる。
彩さんは、「ありがとう」と言い、素晴らしい笑顔を見せた。
また、花束を受けた時も、同様の笑顔を。
思わず心のなかの“いいね!”をクリックしてしまった。
そう、ストリップとは単なる裸体美だけではないことを再認識させてくれたのだった

トリ 灘ジュン
本舞台、黒革の長いソファーに足を横たえるジュン様。
白い大きな婦人帽を被り、女王様のような貌、表情だ。
そして、両横に二人づつメイドが。
右から聖京香、MIKA、中央にジュン女王を挟んで、桜庭彩、水野美香。
皆黒いショートウィッグに黒いミニランジェリーエプロン。
むっ、エロかわいい
黒髪、まつげが光っている。
キラキラな黒光りである。
4人とももの凄い。
秋葉原に行っても、300%いないレベルだ。
よもやこれ程のメイドを見ようとは・・・。
特に聖京香さんとか凄ましい味を出していたように感じられた。

キュートな振りに合わせ各メイドがそれぞれジュン様の世話をする。
軽装になったジュン様が敵無しの表情で花道からソロ盆へ。
一本独鈷、我が道を行く。
そして浅草でそれを表現するとこうなってしまう。
Never Never Never
最近の浅草での強いジュンちゃん、世は強い女性を求めているのだろうか。

それはさて置き、盆カブリ正面でみたジュンちゃんの身体つきはやはり最高だった。
ふっくらしているようで肌きめ細かく、おにぎりくんのように引き締まっている。
なのでスレンダーというわけではなく、痩せすぎているとも言われない。
しかし、脚は日本カモシカのようにスリムである。
ベッドではその唯一無二のかわいさを、またしても見せつけられてしまった

フィナ
さぁ、フィナーレだ!
本ステ上、それぞれが下向きにポーズを構えている。
照明に照らされる。
オール、ピンクのハット、衣装。
肩パットに短冊がついている。
足元はスト特有の5分丈白ブーツ。
カッコいい!

Immortal Magamix!!!

衣装、ダンス、照明、音楽、その全てがバッチリ決まった群舞!!

究極

一旦全員袖に引き、再度袖からジュンちゃん合流
桜庭彩、木村彩、聖京香、MIKA、水野美香、矢沢ようこ、灘ジュン。
ダンスに夢中で、本気で輝いて・・・。
むおぉ!!!
凄い、すごすぎる!!!

ジュンちゃんなんか、巻き髪ヘア、顔がマイケルになっている!

圧巻!

爆弾低気圧もビックリ!
足を左右にカクカクさせる振り、素敵すぎる!

3.28の3回目では、矢沢ようこさんのバックムーンウォーク時、ジュンちゃんにぶつかるというアクシデントもあった。
その時、ジュンちゃんは素晴らしい素の笑顔を見せた。

矢沢ようこ、最高。

Neverlandは本当に在った。

Neverlandを見てしまった僕らは、舞姫たちの凄さに気が狂いそうになった。

全員14才になった客たち。
トランス状態となり、青春期に舞い戻っていたのだろう。
何か朦朧としているようだった。

しかし、今浅草公演は弱いカードが一切ない。
沖縄からでも遠征すべき価値ある、
全ストファン必見のマスト香盤だ!

3.31、今年度最後のスト、浅草5回目を観終え、帰路につく。
上野に向かう夜のストリート、頭の中でフィナの『Can you feel it』が鳴り響く。
身体が勝手に動き出し、踊りだしていた。

「ちょっと、いいですか」

はっと振り返れば、懐中電灯で自分を照らす警察が・・・。
もしやジャンキーと思われたのだろうか!
持ち物を入念に調べられてしまった。
浅草ではポラがなく、この日はマイポラ全集も持ち歩いてなかったため、焦ることなく対応。
酔っ払いでもないことをわかってもらえ、「気を付けて帰るように」と言われ、釈放された。
「Neverlandへ行ってました。」・・・こう答えていたら派出まで連行されただろうか(笑)。

↓ 5景で-007-James BondとなったMIKA。ハマリ役だったのではなかろうか。
photo:02

↓ 浅草フィナでのジュンさんは最高だ!
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↓ スト界の世界王者、灘ジュン。天然記念物並の美だ。
photo:03

↓ 4中からスト界トップダンサーのこの人が初乗り。行くしかねぇだろ!
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↓ 帰り道、警察に捕まった俺。付近には奇遇にも69(ロック)の文字が。
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