2012.9.21(土)@浜劇、初日4回目

真白希実が新作を出す。

場内を静まり返らせた4中での新作
ベッ○の魅力を存分に見せ、ストリップの華と化した6中での新作

いずれも、浜劇である。


6景・トリ 真白希実 

後ろ姿メインのスタート。
おや、着物を着ている。

今回は、日舞か・・・。
立ち上がりたくなるような、ダンスパートを期待してたので、ちょっと大丈夫かな、楽しめるかな、、、という気持ちになった。
着物の裾もきれでなく丸まったというか厚みのあるものだった。このタイプのものは、偽物っぽさが出ているような気がして、今ひとつ好きになれずにいた。

が、その後正面を向くにつれ、舞が進むにつれ、そんな気持ちは一切吹き飛ぶ。
それどころか武者震いするようになってくる。

真白さんの舞い、髪飾り、メイク、そして今までにない表情・・・。
着物のデザインも白と青を基調としたもので、実に真白さんに似合っている。

もはや、究極の日舞が展開されていた。

日舞というと、伝統というかまぁそれはいいのだが、どこかまだ古臭さが拭いきれない面もあることは事実だろう。
が、真白さんの日舞は、新しさがあるのだ。

4中の新作では、ストリップの未来を見た。
が、今回それを超え、
真白希実に、日本の伝統美の未来を見てしまった・・・。

投光による絶妙な色のカクテルライトが真白さんを照らす。
そのの綺麗さは、想像を絶するもので、舞いもまた筆舌しがたいくらいの素晴らしさ、かっこよさだ。

そして、藍色の長着となり、ベッドへ・・・。
本舞台端、背を向け帯を締める姿も気が入っている。

盆での舞いは、舞い降りた藍色の鶴のように見事だった。

夜のブルーライト。

その日舞、究極につき・・・。

横浜の街外れに、また一つストリップの伝説ができた。

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