まつやまひろしの“抜けないトンネル”第71回 | ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ

ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ

福岡に本社を置くゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 代表取締役 松山洋の公式ブログです。
定期的に最新の“思っていること”や弊社で刊行した書籍に掲載したコラムのアーカイブを掲載していきます。

電撃「マ)王2011年10月号コラムより


▼これまでの「抜けないトンネル」コラムアーカイブ
http://ameblo.jp/cc2-piroshi/themeentrylist-10075270773.html


■第71回“次ゴタゴタ言ったらそいつを殺す。”

開発の傍らで立場上、私は色々な取材を受けます。

開発中のタイトルに関するインタビューが中心ですが、
最近は会社の事や私個人に関する ことも増えてきています。

最近は情報が発達してるので、
昔みたいに雑誌だけ、ということもありません。

速度も上がっています。
WEB媒体の 記事なんかだと、即日にアップされることもあります。

取材やインタビューなどは“校正”確認という、チェックがあります。
本来の意図のとおりに記事が作成されているか、
マルシーやタイトル表記に 誤りがないか等をこちらで確認してから、
必要があれば修正指示を出してから各媒体に返します。
そして編集部で修正がなされたものが記事として 掲載されます。

また、それとは別のパターン。
たまに“報道”扱いで記事になる場合もあります。
この時にはいわゆる校正確認がありません。

なので、記事がどんな形で掲載されるのかは
実際にできたものを見るまでは全くわからないため、
ドキドキします。

ただ、普段から記事にされて困るようなことは始めっから口にしませんし。
逆に自分でしゃべったことは全て掲載していただいても全く問題ない ですし、
そこは信念を持って発言しています。

ただ、ごくまれに。

“そうでない”場合もあります。
確率的には海外のメディアに多いのですが。
(あくまで確率的です。海外のメディアみんな が“そう”とは思ってません。)
本来の目的や意図と全く違うことを記事にされることがあります。

私は結構、細かく神経質なタイプなので 取材中も
“念のために言っておくけど、これはこういう意味じゃないからね。
間違ってもこんな感じのニュアンスにならないように気をつけてね。”
と、念を押した言い方で直接伝えます。

それでも、やはり“そうでない”場合も発生してしまいます。
穿った見方や、ゲーム業界全体をまるで悲観しているかのような見方や、
特定の タイトルやメーカーに対する批判など
、ですね。

なーんで、みんなすぐそういう見方や言い方をするんだろう。
面白可笑しく第三者的に囃したてた ところで何も生みません。

じゃ何故そんなことがおきるか?

たぶん、話題になるからでしょう。
一時的に注目を集めることができるからでしょう。

けどね。
それで世界が いい方向に変わることはないですよ。

信念を持って断言しますが。
少なくとも、このゲーム業界に携わる人間の中に
“ゲーム業界自体を悲観している人間”
はひとりとしていません。

自分たちが携わる業界です。
自分たちが生きて仕事をしている世界です。
みんな夢を持って一生懸命に生きています。

最近は便利な時代です。
たくさんの情報が飛び交っています。

そんな情報の舞台裏のちょっとした秘密と実情、
今回はそんなお話でした。
ちょこっとは、この電撃「マ)王の記事の見方も変わってくるかな?

はい、オチなし!

【ひろしの今月の逸品】

よし!『HUNTER×HUNTER』連載再開!!
(※2011年当時)

いや~今回も待ちましたね~。
けど単行本2カ月連続刊行と
TVアニメ化の嬉しいニュースをひっさげての 復活。
(※2011年当時)


しかもTVアニメは完全に新作。
最初っから改めてまた『HUNTER×HUNTER』が観れます。

あのハンター試験。
あのゾルディック家訪問。
あの 幻影旅団との闘い。

また全部観れると思うとワクワクが止まりません。
今回のTVアニメではどのような表現・演出がなされるんだろう?

うーん、 たまらない。
そして、連載再開。
いよいよ佳境をむかえる“キメラアント編”。

いよいよ最後ですね。
ゴンとキルアが心配で心配で……。
ずーっと 心待ちにしてました。

また『HUNTER×HUNTER』が毎週、少年ジャンプで読める。
こんなに幸せなことはないですね。

“掲載されると間違いなく面白い 漫画『HUNTER×HUNTER』”
ああ、また毎週生きていくのが楽しみです。

冨樫先生にはくれぐれも交通事故に気をつけていただいて、
連載を頑張って 欲しいですね。

たくさんの世界中の読者が心待ちにしてましたよ。

電撃「マ)王2011年10月号コラムより


▼これまでの「抜けないトンネル」コラムアーカイブ
http://ameblo.jp/cc2-piroshi/themeentrylist-10075270773.html



松山洋へのメッセージを募集中!いただいたメッセージの中から、一部ブログ記事中で取り上げ、松山より直接ご返答させていただきます!(※メッセージには全て目を通しますが、ご返答できない場合もございます。)