日本語のアルベロベッロのガイドなどを読むと、アルベロベッロは、美しい樹とか、すばらしい木という意味と書いてあることがあります。
たしかに、ちょっとイタリア語を知っている人なら、そういう意味だろうと誤解するところ。
イタリア語のガイドなどを読むと、全然違うことが書いてありますよ。
Alberoは、木だけど、belloは、戦争を意味するラテン語から来ているんです。
イタリア語のウィキペディアによると、戦車を作るのに適していたオークの木の森があったそうな。
ちょっと付け加えておくと、イタリア語でも、bellicoっていうと、戦争に関するっていう意味だから、イタリア語にもこのラテン語の単語は、影響しているんですね。
前置きが長くなりましたが、アルベロベッロは、プーリア州に2つある世界遺産のうちのひとつ。
こんなとんがり屋根の家が立ち並ぶ町並みが、世界遺産に認定されたんですね。
この建物は、トゥルッリ(ひとつだけだとトゥルッロ)と呼ばれています。
アルベロベッロだけでなく、郊外の畑の中などにも、よく見られますが、街中に、これだけ集中しているところは、ここだけなんですね。
トゥルッリが特に集まっているのは、リオーネ・モンテとアイア・ピッコラ。
ここは、リオーネ・モンテの、おみやげ物屋さんが、集まっている通り。
それから、もう一ヶ所、トゥルッリがあるのは、新市街を通り抜けて反対側に行ったところ。
これは、Trullo Sovrano トゥルッロ・ソヴラノといって、18世紀に建てられた2階建ての建物。
博物館になっています。
開館は10時から18時。入場料は、1ユーロ50セント。
夏の間は、毎晩のように、なにか、催しがある、にぎやかなアルベロベッロです。
うちのB&Bからは、車で30分で行けます。一緒に行きませんか。
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