マイコレ紹介136回目、クツは113足目です。
やっとアップできます!
NIKE iD BESPOKE AIR FORCE 1 ``SOLE x SOUL''
カーターがやりたかったのはコレです!!
ついに届きました、いや~長い道のりだったw
カーターがデザインしましたビスポーク、こんな感じになりました。
おそらくは当ブログをご覧の皆様の多くが、この仕上がりにまさかっ、と思われたのではないでしょうか。
『カーターならきっと恥ずかしいぐらいにド派手なデザインにしただろう』……そうご期待くださっていた皆様、申し訳ありません(笑)
ただ、パッと見は‘置きにいった’無難な仕上がりに見えますが、カーターなりのこだわりを数多く盛り込んでいます。
今回は写真枚数を過去最高規模でお送りします、代わりになるべく文章は短くしますので最後までお付き合いくださいませ!
では、せっかくですのでビスポーク全体の仕様を紹介します。
まずBOXから。
……あ、普通ですね(微笑)
BOX側面のラベルはこうなってました。
個人名が印字されている箇所が二つあったので、そこは画像を加工していますが。
上から四段目、【MR. 】 の後にはオーダー者、つまりは私の氏名が入ってます。
そして、BOXのフタを上げるとこういう状態。
包み紙がかかっているのはまぁ当たり前ですが、それを開くと…
ムムッ、片足ごと布袋に入っている!?
すぐに姿を見せないなんて、随分ともったいぶるじゃないかw
そうして取り出し、ビスポーク・エアフォースワンとご対面!
実物を手に取ることができ、感無量です(嬉)
全体が黒っぽく見えますが、アッパー全てを黒のパテントレザーで覆っている訳ではありません。
若干紫がかって写っている部分は、【メタリックレザー】という今回の原宿ビスポークで初お目見え(かつ原宿限定) の素材であり、光の加減や角度により玉虫色に変化する非常に特殊かつ美しい素材です。
まずはアウトサイド側。
メタリックレザーはかなり広い面積で使用しました。
そのメタリックレザーですが。
以前のエアフォースワンのiDでも似た印象の素材がありましたが、あれとは全く質感が違いますし色の変化具合も大きく異なります。
また、過去のナイキではパールホワイトとかパールブラックといった風合いの、表面の色加減が変わって見えるようなパテントのレザーもありましたが。
今回私が使用したメタリックレザーは、それらとは変化の意味合いが違う、とでも言いましょうか……写真ではわかりづらいですが、表面の見え方が変化するというより、素材そのものの見え方が変化するのです……いや、それもうまい表現ではないな(汗)
一番わかりやすいのは実物を見てもらうことなんですが、それが叶わない以上は、写真でその何割かでも伝えられればと思います。
上の写真はフラッシュ無しで撮影したものです。
スウッシュマークの部分にはリフレクト素材を重ねて縁取りしていますので、フラッシュによりその縁取りが反射し、スウッシュマークが浮き上がる感じになります。
上の二枚の写真、黒のパテントレザーとメタリックレザーの色調の違いがわかりやすく出ていると思います。
この違いを表現する為、敢えてこの2種類の素材を組み合わせました。
ミッドソールは濃い色ながら黒にはせず、アウトソールはネオングリーンにしています。
中足部からヒール。
スウッシュマークはブロンズのクロコダイル。
それをパープルのリフレクト素材で縁取りしています。
サイドパネルはブラックのパテントを使用し、スウッシュのクロコダイルを際立たせるようにしています。
ミッドソールのAIRの文字はブラックに染め、ミッドソールと少し色を変えています。
続いてインサイド側です。
アウトサイド側と同じく、スウッシュマークをリフレクト素材を重ねて縁取りしています。
トゥからヒールまで。
こちら側のスウッシュマークはブラックのクロコダイルにし、それをネオングリーンのリフレクト素材で縁取り。
サイドのパネルにはシルバーがかった素材を使用し、スウッシュの色とぶつかり合わないようにしました。
ということで、両側面を見るとこんな感じです。
外側と内側でそれほど大きくデザインを変えてはいませんが、並べてみると結構印象が違います。
次は後方から……ここには、ちょっとカーターらしいエッセンスがあるかと(微笑)
バックタブにネオングリーンのリフレクト。
それをベースに、左足に 【SOLE】、右足に 【SOUL】 と刺繍を入れました。
SOLE x SOUL という語呂合わせです♪
青系色と赤系色とで色分けし、ほんの少しだけバカ履き精神を発揮してみましたw
バックステイ(バックタブ下の細長い部分) にはブロンズのクロコダイルを使用しています。
フラッシュ有りだと、こうなります。
この文字が浮き上がる感じ、狙い通り!
このアングルだと、かなりメタリック感が出ていると思います。
右足トゥ付近。
デュブレ(シューレースを通す金属パーツ) には、【SOLE】 と文字を刻印。
右足シュータンとシュータンラベル。
シュータンはメタリックレザー、シュータンラベルはブラックのクロコダイルです。
左足トゥ付近。
こちらのデュブレには、【SOUL】 と刻印。
左足シュータンとシュータンラベル。
左足と同じく、シュータンラベルはクロコダイル。
ご覧いただいた通り、左右どちらのシュータンラベルにも刺繍等は入れていません。
ですので、バックタブにシュータンラベルという、ナイキロゴやスウッシュがあるべき箇所にそれらが全く入っていないことになります(苦笑)
左右のデュブレを揃えると、こうなります。
バックタブと同じく、『ソール・ソウル』 と並ぶようにしました。
いかにもカーターらしい所その2!
インソールですが、同素材で左右の色を変えました。
この素材はメタリックレザーと同じく、今回の原宿ビスポークで初お目見えで原宿限定の、マハラム・セントリックという素材です。
それをまさかのインソールに使うという、カーターならではのおバカっぷり!(爆)
中はこんな感じに。
シューレースを通すホール部分には円形の補強パーツを付けましたが、それを内側から見るとこうなってます……プラスティックかと思ってましたけど金属だったんですね、今までこの部分の裏側はあまり意識して見ていなかったので初めて知りましたw
アウトソール裏。
ネオングリーンに、インフラレッドでアクセントをつけています。
シューレース。
シューレースは黒系色で、先端の金属部分はゴールドです。
では、ここからは付属品の紹介を。
シューツリー(木製のシューキーパー)。
かなりしっかりした作りです、このアイテム一つをとっても、『ビスポークだなぁ』 て気がします(微笑)
シューツリーの後方部分。
サイドから見ると、ビスポークの本拠地である 【21 MERCER STREET, NEW YORK】 の刻印があるのがわかります。
また、金属支柱部分には、スプリングのようなパーツがあるのが見えます。
このスプリングにより、シューズの内部で前後の木製部分を押し込み、ぴったりフィットするようになっています。
シューズ袋。
片足づつ収めるタイプ。
飾り気なしな白一色ですが、逆にそれがいいのかも。
袋の下部には、パールホワイトでナイキロゴの刺繍。
この刺繍、しっかり縫ってあって、ちょっとイイです(微笑)
続いて、他の付属品類。
ざっくり並べてみると、なかなか見栄えがしますね~。
スペアシューレース。
これは明るいグリーンにしました。
このシューレースに替えても、かなり合うと思います。
次はビスポークiDカード。
プラスティックプレートに、デザインしたシューズのイメージ画がプリントされています。
これは記念になりますよね!
特に、私はカード的アイテムはかなり好きなのでして(以前から当ブログをご覧の方ならご存知かとは思いますがw)、こういうサービス精神は実に嬉しいのであります。
セッションを担当した、デザインコンサルタントのイジーと、デベロッパーのウィルの名が記されています。
うん、すごく世話になったよイジー&ウィル(微笑)
最後はハングタグ。
ゴールドのプレートに、メタリックレザーを埋め込みました。
文字刻印もできたので、刻印したのは 【THIS IS MY SOUL】。
セッション当日にオーダーした際には、この素材では文字刻印を試したことが無いから文字がきれいに出るかはわからない、という話だったのですが。
メタリックレザーに黒っぽい刻印……実物を見たら想像していたよりもずっとカッコ良かった!
さらに、ついでと言ってはなんですが、セッション当日のオーダー終了後にいただいてきたアイテム。
以前にも紹介しましたが、改めまして。
セッション後、上の写真のような状態のものを紙袋に入れて渡されたのですが。
まずこちらは、リング状のパーツに四角く裁断された素材が重ねて通されています。
これは、セッションでオーダーした素材をまとめてあるものでして、これを見れば自分がどんな素材を使用したか一目瞭然な訳です。
リングに挿しこまれていた筒状の紙を広げると、エアフォースワンのイラストが。
これはイジーが描いたものでして、側面から見たエアフォースワンの線画に、どこに何の素材を使用したかがざっと記されています。
これ、イジーはフリーハンドで描いてました。
これまで何百枚と描いてきたのでしょうから、もうお手の物だとは思いますが。
なかなかきちんとしたイラストですし、記念品としては嬉しいものです。
……ということで、以上がビスポークの仕様全容になります。
では、後はいくつかのアングルから撮影したシューズの写真で終わります。
いやいや、結果的に四か月待ちましたが、それだけ待った甲斐のある完成度にシビレました、完璧にイメージ通りです!!(感涙)
メタリックレザーの色合いや質感が写真で現れていたかどうかは私も半信半疑ですが、この素材の美しさが少しでも伝えられたなら嬉しいかぎりです。
そのメタリックレザーをメインに使い、黒っぽいベース色に蛍光色を合わせ所々に遊び心も加えたこのビスポーク・エアフォースワン。
ハングタグの刻印にある通り………
この一足は、私の魂そのものです。
夢のビスポーク、いや~やって良かったぁ♪
ちなみに、あえて個体名を命名するなら、やはり
【SOLE x SOUL】
です(微笑)
ということで今日の紹介はここまでですが。
次回は、ビスポークのセッションリポートをしようと思います。
セッション当日、イジーやウィルとどんなやり取りをし、どのようにこのエアフォースワンが出来上がっていったか……かなり詳細な記事を準備中ですので、興味がお有りな方はご期待ください!
それでは本日はこれにて。
また次回に~!
※セッションリポート(その1) はこちら↓※
http://ameblo.jp/carter-15/entry-11115224921.html