バネット ブレーキ鳴き修理! | Car specのブログ

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車検で入庫して頂いたお客様より、ブレーキがキーキー鳴るのを直してほしいとご要望がありました。


お車は、日産のバネットです。


お仕事で使っていて、距離を走るので止まるたびに鳴くのが気になるとのことで修理することとなりました。


まずは試運転して、フロント・リヤのどちらから鳴っているか確認。


リヤから鳴っていて残量も少なかった為、ブレーキライニングの交換をすることになりました。


バネットはタイヤを外すとドラムというブレーキのカバーがネジ2本で止まっていて、それを外すとブレーキライニングがあるのですが・・・


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↓1本


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↓2本


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・・・・。


ネジの中に何か詰まっていて、ドライバーが入りません。


おそらくドライバーの先っぽの破片だと思われます。


以前整備した工場でねじ切れてしまい、そのまま放置したのでしょう・・。


これをタガネドライバーで叩きながら何とか外します。


このネジはもちろん新品交換です。


で、問題のブレーキライニングなのですが、以前新品に交換してもブレーキ鳴きは直らなかったとのことなので一工夫することに。


↓まず新品のライニングです


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2枚目の端のとがった部分が鳴きの原因のひとつですので、スムーズにブレーキが当たるように削っていきます。


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↑こんな感じにやります。


削る前と後で比較してみます。


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左が削る前の新品状態で、右が加工した後のライニングです。


これを車両に組み込み、試運転してみます。


ブレーキ鳴きは全くなくなりました。


この程度の加工でしたら制動力には全く影響ありません。


ブレーキ鳴きは材質の相性で、新品でも鳴いてしまうことがありますが、調整やグリスアップ等で直る場合もありますので、お困りの際は是非カースペックにご相談下さい。



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