クラッチがすべってしまった、というお客様がご来店致しました。
お車は、アルテッツァです。
試運転すると、確かにすべってしまっています。
単純にクラッチディスクの消耗と判断しました。
ミッションを下ろすのに邪魔になる、プロペラシャフト・リヤマフラー・レリーズシリンダー等を外してミッションを下ろします。
ミッションが下りたら、エンジン側に残っているクラッチを外していきます。
外したクラッチディスクを見てみましょう。
左が新品、右が付いていたクラッチディスクです。
ツルッツルですね。これじゃ、すべるのも無理がありません。
プレッシャプレート・クラッチディスク・レリーズベアリングを新品にすることになりました。
ミッション側・エンジン側、共に綺麗に掃除をしてグリースを各部にたんまりと塗ってから組んでいきます。
クラッチ一式をエンジン側へ先に取り付けるのですが、この取り付けで真ん中(センター)に合わせないとミッションを正しく取り付けることが出来ません。
太いボルトにテープを巻いて代用する工場もありますが、当店ではセンター出し専用の特殊工具を使用してセンターを出します。
↑真剣にやっているので口が半開きです。
センター出しさえ出来れば、後はミッションを載せて元通りに組んでいくだけです。
アルテッツァは普通のクラッチ交換で必要な工具だけで施工することが出来ますが、マツダのRX-7 FD3Sのクラッチ交換にはミッションを取り外すための専用特殊工具が必要になります。
カースペックにはこの工具も置いてあるので、ロータリー乗りの方もお申し付け下さい。
↓以前、当社でクラッチ交換した車両です。
この他にもプル式クラッチを使っている車両(スープラ・インプレッサ等)も出来ますので、ホームページよりご気軽にお問い合わせ下さい。
カースペックHP → http://www.carspec.jp