Buenas Tardes.
3月アルゼンチンに行ったっきり、
このブログを更新してませんでした。
しかし、今日はボカ・ジャパンや仕事から少し離れたテーマで、
書きたい事があったので、久々に更新したいと思います。
今日、地元コルドバの幼馴染である「ホルヘ・デ・ベルナルド(兄)」と「ギジェルモ・デ・ベルナルド(弟)」のベルナルド兄弟から待ちに待ったNEWSが届きました。
この2人とは幼少期の頃から仲が良く、よく一緒にストリートサッカーをしたり、
いたずらばかりして、近所ではテロリスト扱いされていました。

写真は皆でボールを蹴っていた空き地(今は自宅の裏庭)

壁にはスプレーで書いたゴールと自分達の名前が(一番下がギジェ、上がホルヘ)
その後、自分は、その後小学校の途中から両親の都合で日本に来たのですが、
毎年、夏休みを使ってコルドバに戻る度に一緒に遊び、弟のギジェルモの方なんかは、
自分と遊ぶために学校を休みすぎて留年してしまう程、仲が良い友人です。
※アルゼンチンでは小学生でも単位を取れないと留年します
そして、高校2年生の時には、自分も我慢しきれず親元を離れ、
一人アルゼンチンに戻る事になったのですが、当然その後も2人との交流は続きました。
少年から青年となっても相変わらず問題児扱いされてきたからなのか、
元々のアルゼンチン人の気質がそうだからなのか?は私にはわかりませんが、
この頃から自分達の話のテーマは、女の子、サッカー、そして、将来成功する為には何をすべきか?
という事でした。
そして、共に大学生活を送っていた頃、
世界を変えたインターネットの波が、遂にアルゼンチンにも到来したのです。
しかし、コルドバは学生都市であり、バイトや親の仕送りで食べてくのでやっと、
という学生ばかりだったので、マイパソコンを持てる人は限りなく少なかったのです。
そして、自分達はすぐ「ネットカフェ」を立ち上げよう!と思いつきます。
3人は問題児の自分達の面倒をよく見てくれていた自分の伯父であるラファエルに
ネットカフェを立ち上げ資金を工面してくれないか?と相談したところ、資金面で自分達をバックアップしてくれる事になり、いよいよ、ネットカフェの立上げに乗り出します。
当時、コルドバには既にいくつかのネットカフェが存在しました。
しかし、それらはビジネスマンがメールをチェックする為だけに使うネットカフェか、
ゲームセンターの代わりに子供達がネットゲームをしに集まる暗い雰囲気のネットカフェでした。
この為、自分達は女の子も気軽に来れて学生達の溜まり場になるようなオシャレなネットカフェを作る事を思いつきます。
学生の多くが住むマンション街を毎日歩き回り、ようやく見つけたのはEstrada通り51番にあったピザ屋の2階のマッサージ店。このマッサージ店が閉店するという事で、すぐに物件を借りる事にしました。
しかし、元々民家だった所をマッサージ店として使っていた物件だったので、無駄に部屋と壁が多く自分達はこれらの壁を全てぶっ壊し(笑)大改装をして、「Alpanet Cafe(アルパネットカフェ)」を作ります。
「Alpanet Cafe」の写真

ペンキ塗りから一つのトイレを男女の2つのトイレに分けるのまで、全て自分達で行いました。

共に夢を語り合ったベランダ♪

仕切りもテーブルも自作です!こちらはプライベートゾーン☆

海賊版DVDのレンタルも行いましたw

内装も全部自分達で工夫。真ん中の椅子は順番待ちの人用の椅子です♪

クラブ帰りの学生を誘惑するミラーボール☆

これは、スタッフの皆と撮ったクリスマス会の時の写真。南米なので皆半袖w
ちなみに真ん中の冷蔵庫の前に立つ人が伯父のラファエルw

特別なイベントがある時は大道芸人を雇い、ベランダや道端でPR!
自分達で考え、自分達で形にしたアルパネットカフェ
オープンして1年が経つ頃には学生たちのたまり場になっていました。
そして、2年目が経った頃、ネットカフェブームが過熱し、
1ブロックに2~3ものネットカフェが出来るようになり、競争もどんどん激化していきました。
また、この商売の売りは日々進化するPC。
投資した分を回収したと思ったら、また新たな投資が必要となります。
やる前には想像もしなかったいくつもの試練にぶつかり、
学業もおろそかになってきた事から、「今が売り時」と判断し、
OPENして2年後初期投資の3倍の値段で別のオーナーに売る事が出来ました。
そして、そこからは、互いに違う道を選びます。
彼らはまた新たなビジネスを模索し、自分は新しい経験を積む為に日本に行で生活する道を選びました。
右も左もわからないここ日本で、自分が色々な活動を続ける間。
彼らもネットの世界で様々な挑戦を続けて行きました。
そして、去年彼らに会った時、デ・ベルナルド兄弟は自分に以下のような事を言いました:
「スペインの会社のシステムのメンテナンス、SEO、システム開発、色々やってきた。そして、ようやく自分達のやるべき事が見つかった。これから1年今やっているスペインとの仕事は全て切って、自分達のプロジェクトに集中する。金銭的には大変になるけど、皆でこれに賭けようと決心したんだ」
その言葉は自分達が学生の時にアルパネットカフェを立ち上げようと決心した時と同じものでした。
彼らがこの1年で全てを賭けて取り組んだのが、個人が無料で自らが売りたい商品を掲載出来る情報サイト。日本の楽天の無料版のようなサイトです。

その名前は「
Alamaula」(アラマウラ)
Alamaulaアルゼンチン、Alamaulaブラジル、Alamarulaコロンビア、Alamaulaメキシコ・・・と南米のスペイン語、ポルトガル語圏全ての国と地域で展開し、この1年間で月500万アクセスを超える一大サイトに成長。
そして、去年から彼らに目をつけていたのが今日正式発表した"eBay"でした。
今年の初めから具体的な交渉を始め、デ・ベルナルド兄弟は自社株を全て"eBay"に売り、
今日から“eBay Latino America"の代表として、正式に就任しました!!!
自分は今年の初めの交渉の段階から彼らとやり取りをしてきたのですが、
これが、その間彼らが撮って送ってくれた出張先(ヨーロッパ)からの写真です☆

eBayオランダ

オフィスでカッコつけるギジェw

Alamaulaチームの面々w
色々と話を聞いてきた中で、eBayとの交渉で一番難しかった事。
それは、コルドバを拠点にeBayLatinoAmericaを展開する事だったらしく、
相手側からは「何故、首都のブエノスアイレスじゃだめなんだ?」と幾度も言われたようです。
しかし、彼らはコルドバを拠点にする事を最後まで譲らず。
最終的に自らの主張を貫き通しました。
この事が、コルドバ市民、そして、アルゼンチン全土の地方都市にとって、
どれだけ大きな意味を持つ事か・・・
私は今、幼少期から共に過ごしたこの兄弟が成し遂げた偉業に心から感動しています。
ちなみに・・・
これが、彼らがたった数週間前まで彼らの作業場だった
うちの向かいに経つデ・ベルナルド一家の事務所代わりの倉庫です。

わけのわからないパーティーグッズが並ぶデスク♪

他、あるのは4台のパソコンのみ
自分は来週から再びアルゼンチンに戻ります。
コルドバに行った際には、彼らの新しいオフィスを見学する予定です。
そして、またうちかこの彼らの旧オフィスで、これらからの夢について語り合う事でしょう。

(左からギジェ、カルロス、伯父のラファエル、ホルヘ)
Para Jorque, Guille y toda la gente de Alamaula!!!
No se si no estoy mas emocionado que Uds!!!
Muchas gracias por esta buenisima noticia!!!
Nos vemos en Julio!
by Carlos