一般整備-フォルクスワーゲン ポロ(9N)トルコン太郎を使ってのATF交換 | フリークのブログ

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フォルクスワーゲン ポロ のATF交換です。

ATFクーラーラインが無いだけでなく、
レベルゲージも無いので、
圧送式交換も循環式交換も出来ませんが、
時間はかかりますが、綺麗にする事が出来ます(^^)




 
リフトで上げて、ATF交換の準備に入ります。



 

 
アンダーカバーを取り外して、



 

 
ATオイルパンのヒットカバーを取り外すと、
オイルパンが出てきます。





 
まずは、ドレンプラグから抜き取ったATFです。
真っ黒です!



 

 
まだまだ出て来る汚れたATFは白い受け皿に。





 
続いて、オイルパンを取り外します。

液状ガスケットで張り付けられていますので、
オイルパンカッターで切っていきます。





 
取り外したオイルパン。





 
オイルドレンプラグの反対側は、写真の様に筒状になっています。
ATF油温の上昇を利用して、ATF量調整をするための物です。





 
オイルパンに設置の鉄粉吸着用磁石には、
たっぷりの鉄粉が付着。
ドーナツ状にまるまると膨らんでいます。





 
一部だけ鉄粉が無いと思ったら・・・





 
バルブボディー側が磁化して鉄粉を引っ付けていました。
まるでつららの様にぶら下がっている鉄粉。





 
ATFストレーナーも交換します。





 
ストレーナーを取り外します。





 
ATFストレーナーの新旧比較です。






 
装着前に、綺麗に掃除。






 
新しいストレーナーを装着。





 
 
オイルパンも綺麗に掃除しました。
液状ガスケットの残骸も綺麗に掃除です。



 
 
磁石も綺麗に掃除。






 
オイルパンを組み付けて、ATFを充填します。

オイルパン脱着の際の分も含めると、2リットル程のATFが抜けていますので、
まずは2リットル充填。

そしてエンジン始動。
シフトを、ゆっくりと、順に全てのレンジに入れて、それを2往復。

循環式交換の要領で、綺麗になるまでこの流れを繰り返していきます。



 

 
2回目。
左が最初に抜いたATFで、右がドレンプラグから抜いたATFです。

ほんの少しだけですが、赤みが増してきました。




 

 
3回目。



 

 
5回目。



 

 
7回目。



 


 
最後には、こんなに透明度が増しました!


最後にコンピュータ診断機を接続し、
設定温度でドレンプラグを開き、
ATFが出なくなったら油量調整も完了です。
 
 

今回のお客様は、内子町から1時間ほどかけてご来店頂けました。

伺えば、いつも面倒を見て貰っている行きつけの整備工場の方から勧めて貰ったとか。

ご来店頂いたお客様、
そして、フリークを見付けてお勧めして頂いたメカニックの方、
本当にありがとうございます(^^)



今回のATF交換では、上記内容も含め以下の作業を行っております。

 ・ATFオイルパン脱着/清掃/組み付け
 ・ATFストレーナー交換
 ・ATF(WAKO'S HYPER-S)14.5 リットル交換


今回の修理ご請求額は、 ¥ 45,000- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  109,520km>


 

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