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* 山形県山形市の事例
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【27】「ハコモノ」「受身」からの脱却
(pp..159-163)
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市民の音楽文化を涵養するために、
公立のコンサートホールが必要だという「ハコモノ整備」には限界があることは、今となっては皆知っている。。。。
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(なぜなら・・・・・)
そのホールは立派過ぎて、かなり集客できるコンサートでなければ採算が取れず、地元ピアノ教室やバレエ教室における発表会の会場としては使えない。
(1年に1回の発表会の費用としては、生徒の親から総額ウン百万円ものお金を集金するのは至難の業・・・・・)
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「ハコ」が大きすぎて使えない。。。。
(立派なホールほどローカルなフアンにも音楽教師にも手が届き難い)
「文化的積層性」とは・・・・・
1人のピアノ教師が生活するためには最低25人の生徒が必要らしい。。。
(生徒は入れ替わるので、100世帯以上のピアノ普及が必要)
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1人のバイオリン教師が生存する為には、
1万人以上のクラッシク音楽フアンがいても不十分?
・子供の上昇志向が失せた現在、地方都市のプロ音楽家の生存が危機?
・音大卒が多過ぎ、僅かな生徒を奪い合い、1人も生活できない?
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ましてや、プロのオーケストラを養うことの出来る都市に成長するためには、
どれだけの人口が必要か????
「本当に必要な公立の文化ホール」とは・・・・・
地方都市が海外や東京の優れた芸術家を受け入れるだけでなく、
独自の文化を発信する為には、
東京並みに整った受け入れ装置としての立派なコンサートホールは不要であり、
むしろ、(大きなホールではなく)
小さなホールが必要ではないのか?
(安い会場使用料で、安いチケットの文化的イベントが必要)
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マクドナルドのハンバーガーの価格が、都市と地方で違うように、
地方では芸術家もそのフアンも少ないのだから
小さな会場が必要ではないか?
(何も、必ずしもコンサートホールである必要は無く、
余っている「空き町家」で良い?)
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<例・・・京都市>
・「楽町楽家」という町家を活用したコンサートや展覧会を毎年2~3月開催
(ジェーン・ジェイコブスの名言「新しいアイディアには古い建物が必要だ」を実践)
・社寺を活用したイベントなど・・・・・
(↓京都・仁和寺の事例)