算数の時間(2)・・・・・国勢調査データから都市構造を(軽~く)読み取る。。。【過去記事更新】 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

算数の時間(2)・・・・・国勢調査データから都市構造を(軽~く)読み取る。。。【過去記事更新】

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*本ブログ内先行関連記事

■算数の時間(1)・・・・・国勢調査データから都市構造を(軽~く)読み取る

■算数の時間(2)・・・・・国勢調査データから都市構造を(軽~く)読み取る

■算数の時間(3)・・・・・国勢調査データから都市構造を(軽~く)読み取る

■算数の時間(4)・・・・・国勢調査データから都市構造を(軽~く)読み取る

■算数の時間(5)・・・・・国勢調査データから都市構造を(軽~く)読み取る




国勢調査の数字で遊んでみた♪。


取り出したのは、平成12年調査の「埼玉県」

第10表 
「常住地又は従業地・通学地による
利用交通手段(16区分)別15歳以上自宅外
・・・就業者・通学者数 - 市町村」
という項目である。



今回は、
和光市→朝霞市→志木市
という、
東武東上線沿線の連接する3市のデータを加工してみた。




3市の数字を比較すると
常住地による15歳以上自宅外就業者・通学者数
(つまり、○○市に住んでいる勤め人、学生)
のうち、

「鉄道・電車及び乗り合いバス通勤(通学)比率」

が最も高いのは、
池袋方面から

埼玉県に入って最初の和光市(8.7%)



以下、
志木市(7.6%)
朝霞市(6.5%)という結果が出て、
☆(池袋方面→)
和光市→朝霞→朝霞台→志木
(→川越方面)という、
東武東上線の「駅順」とは異なった現象が見られた。☆





これは、
従業地・通学地による15歳以上自宅外就業者・通学者数
(つまり、○○市に通う勤め人・学生)
の数字で見ても、
和光(6.6%)
志木(5.2%)
朝霞(4.7%)という順番だった。






ところが、
☆「鉄道・電車(だけを使う)通勤(通学)比率」

が最も高いのは
上記とは逆に
朝霞(常住地34.1%、従業地・通学地18.4%)が最も高い!☆


以下、
和光(常住地33.7%、従業地・通学地17.1%)
志木(常住地33.4%、従業地・通学地17.4%)
と、2市が拮抗した数字が並んだ。






★まとめると、★


☆★
「鉄道・電車及び乗り合いバス通勤(通学)比率」
の数値で見た場合、★

朝の「通勤急行」が停車する
和光、志木の
「(路線バスから乗り換えて
電車に乗り込むという通勤・通学流動における)
ターミナル駅としての機能性の高さ」
を裏付けた結果☆

になったのではないか?
*朝霞、朝霞台には、
朝ラッシュの時間帯には「通勤急行」は通過
(「準急」のみ停車)



☆ちなみに、「ターミナル機能の高さ」を、
駅前商業施設で比較した場合でも、
朝霞市(朝霞駅及び朝霞台・北朝霞駅前)の
劣勢は否めない☆



(具体的な代表店舗名を出すと↓)
和光市/駅前正面にイトーヨーカドー(GMS)
朝霞/?・・徒歩10分程度離れた位置に西友(GMS)撤退
朝霞台/駅裏にオリンピック(縮小版GMS?)
志木/丸井(百貨店)ダイエー・サティ(GMS)




*店舗面積(延床面積)参考数値データ補足*


オリンピック朝霞台 5186㎡

西友マルエツ朝霞 7792㎡ うち 西友 6013㎡

                     マルエツ1406㎡   (13139㎡)

ダイエー志木   28465㎡ (30303㎡)

丸井ファミリー志木 18900㎡ (31811㎡)

新座サティ    17561㎡ うち サティ 11659㎡  (44952㎡)

                          *志木駅西口駅前立地


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


【参考指標】


ポロロッカ市ヶ谷      396㎡ *1Fのみ計測数値

ドンキホーテ練馬    2497㎡

ドンキホーテ池袋東口  399㎡


行田パシオス      7455㎡ うち田原屋 4821㎡ (10858㎡)

ベスト電器秩父     3237㎡ (4479㎡) *旧ダイエー跡






また、
☆★
「鉄道・電車(だけを使う)通勤(通学)比率」
の数値で見た場合、★

3市ほぼ拮抗ともいえなくもないが、
僅かばかりか、JR武蔵野線と十字交差する
朝霞(朝霞台・北朝霞)の
「広域流動における利便性の高さ」を裏付けた結果☆

になったのではないか?


(さらに言えば)

志木、和光市は、
それぞれの「都市の中心駅」的存在だが、
朝霞市の「中心(シンボル的な)駅」は、
市役所に近い朝霞駅なのか、
それとも、
JRと十字交差する朝霞台(北朝霞)駅なのか
実際に、当市に住む市民から見ても、
よくわからない状態である。
すなわち、
☆「拠点機能の分散」が発生☆
していて、
どちらも「拠点」と呼ぶには中途半端な駅前景観である。
(最近の広域的・多核的な市町村合併に、
よくありがちのパターンである)





★結論として、★
駅前ターミナル機能の優劣は
(あたりまえのことかもしれませんが)

①急行、特急など優等列車の停車
②駅前商業施設の充実
③広域的な鉄道路線と通勤鉄道との接続
④同一市内における「中心(シンボル的な)駅」の集中または分散

が影響しているのではないか
という仮定が、上記の数値から導き出されます。






写真・・・
農村地帯に浮かび上がる朝霞台駅前の市街地
(本ブログ管理者自ら撮影す)


黒目川43

黒目川29