商業地の地価推移と、軽自動車(世帯当り)普及台数の相関を確認 【画像更新版】 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

商業地の地価推移と、軽自動車(世帯当り)普及台数の相関を確認 【画像更新版】

地方都市の現況図?

AEON仙台鈎取57



*気になったニュース・・・・↓

路線価の地域格差拡大

…3大都市圏で急上昇、31県は下落(読売新聞)


国税庁は2007年8月1日、

相続税や贈与税の算定基準となる

2007年分(1月1日現在)の路線価を公表した。


全国約41万地点の標準宅地の平均路線価は、

前年を8・6%上回る12万6000円となり、

2年連続で上昇した。


東京都、

大阪府など5都府県で連続して上昇したほか、

北海道や宮城県、福岡県など7道県でも

1992~93年以後、初めて上がった。


一方で、31県では下落が続き、

大都市圏との格差はいっそう拡大した形だ。


全国の平均路線価は92年をピークに下落が続いていたが、

06年に14年ぶりに上昇に転じた。


今回は上昇率も06年の0・9%から大きくアップ・・・・・・


[読売新聞:2007年08月01日11時36分]


**************************




*用語解説*

「公示(基準)地価」と「路線価」「固定資産評価額」の区別って、何?


◆公示地価
毎年1月1日時点の土地価格を国土交通省が調査したもの。

全国の都市計画区域を対象に、

約3万地点を不動産鑑定士に鑑定させた上で地価を決定。

主に土地の取引価格の目安として利用されていますが、

他の地価指標の基準にもなっています。


◆基準地価
毎年7月1日時点の土地の価格を都道府県が調査したもの。

公示価格とは異なり、

都市計画区域外の住宅地、商業地、工業地なども対象。

主に土地の取引価格の目安として利用されています。


◆路線価
相続税、贈与税の対象となる土地の価格を国税庁が決めたもの。

公示地価の8割といわれています。

基準日は1月1日で見直しは毎年。

税額計算などに使用します。

評価倍率表が添付されるのが特徴ですが、

これは地価(路線価)が定められていない地域について、

固定資産評価額に地域ごとの倍率を掛けて地価を計算できるものです。


◆固定資産評価額
固定資産税、都市計画税、登録免許税、

不動産取得税の対象となる土地や建物の価格を

市町村が決めたもの。

公示地価の7割といわれています。

基準日は前年の1月1日で見直しは3年に一度。

税額計算などに使用。





そこで、

以上を踏まえた上で、


下表が、今回のメイン。。。。。

■さらに詳細な分析はこちら・・・(本ブログ内関連記事参照)




(↓表:都道府県別商業地公示地価2007年対前年変動率と

     都道府県別軽自動車の世帯当たり普及台数の相関)


都道府県 商業地公示地価07年対前年変動率 

 ↓              ↓    軽自動車100世帯当り普及台数

 ↓              ↓       ↓    (2005年3月末時点) 

北海道 0.8     31.8
青森 -7.8 65
岩手 -7.4 72.8
宮城 2.7 51.8
秋田 -8.3 74.8
山形 -6.2 88.3
福島 -3.8 70.3
茨城 -4.4 59.7
栃木 -4.5 58.4
群馬 -4 69.8
埼玉 1.9 31.1
千葉 3.6 32.2
東京 13.9 10.2
神奈川 4.1 17.8
新潟 -4.4 80.6
富山 -4.1 77.2
石川 -2.5 63.7
福井 -6.5 84.2
山梨 -4.3 79.1
長野 -4.5 89.3
岐阜 -3.7 72.3
静岡 -0.6 62.2
愛知 7.6 43
三重 -3.5 73.7
滋賀 2.1 72.8
京都 7.7 37.5
大阪 10.3 24.6
兵庫 1.3 37.9
奈良 -0.6 49.8
和歌山 -4.7 77.9
鳥取 -5.1 93.5
島根 -4.3 91.4
岡山 -0.9 78.6
広島 -1.6 55.2
山口 -4.6 67.3
徳島 -5.8 78.7
香川 -7.4 75.6
愛媛 -1.2 68.4
高知 -6.4 74
福岡 -0.4 48.2
佐賀 -3.8 90.1
長崎 -6 67.9
熊本 -5.6 70.3
大分 -4.4 70.2
宮崎 -2.8 79.6
鹿児島 -3.2 71.3
沖縄 -1.8 71.3


中心街商業と軽自動車


上表(上図=クリックすると画像拡大)を一見しただけでも、

軽自動車普及率の低い都道府県は

商業地の地価が上昇傾向にあり、

逆に

軽自動車普及率の高い県は

商業地の地価を依然として下げている

と言うことが読み取れるのだが、、、、


*関連資料*

2006年4月日本自動車工業会

「平成17年度軽自動車使用の実態調査」より・・・・・

軽自動車は(全国ベースで見た場合)、、、、、

女性ユーザーが全体の2/3を占める

60歳以上のユーザーが全体の2割以上に達する

・ユーザーの平均年齢は46.7歳

・8割近くが他の車との併用

人口10万人未満の市及び郡部で57%の軽自動車が保有されている

     ↓

そこでは、公共交通機関について5割近くが不便を感じている

また、5割以上がクルマ以外の通勤通学は

                   「不都合」であると訴える

さらに、4人に1人が

   「クルマが無いと日常の買い物に行けない!」

     

地方・・・・・クルマ=自転車代わり





すなわち、

女性ユーザー(ドライバー)の多い軽自動車が沢山売れて走っている県ほど

冒頭写真のような郊外大型商業施設の出店によって、

               既成商業地の「空洞化」「衰退」が進んでいる・・・・・・



これを、裏付ける為に

上表のデータを

当方手持ちのエクセル統計へぶちこんでみた。。。。




●重回帰分析を行うと・・・・・・

↓  

偏相関 単相関
-0.8155 -0.8155


【精度】
決定係数 0.6650
修正済決定係数 0.6574
重相関係数 0.8155
修正済重相関係数 0.8108
ダービンワトソン比 1.4955
赤池のAIC 359.9602


【検定】

P値=0.0000(1%有意)


っと、出力されてきました。。。。。。。






*↓本ブログ内関連記事*

■本ブログ流(?)の「都市の密度論」

■冒頭写真は・・・・アホ臭くて最寄品商業なんて、、、(宮城県仙台市郊外)

■駅前の「一等地?」に鎮座しているものは、、、(茨城県石岡市/石岡駅前)

■大手流通の首都圏出店重視戦略・・・・・・・(日経産業新聞2007.9.3)

■本ブログ設定「架空都市における交通審議会」

■地方出身者の運転技能レベルは???・・・・・・


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