スペイン巡礼4日目☆彡Larrasoana-Pamplona | スペイン巡礼の旅ブログ、フランス人の道Camino de Santiago 800km!カミーノ デ サンティアゴ800km!の旅

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『パンプローナまでは、近いし、楽だよ!』


昨日行ったスーパーのおじさんの言葉通り、坂道はあるものの


今までの道で、一番リラックスして歩くことができました。


トトロが出てきそうな森―可愛いおうちの街ーハイウェイ沿いー森。ー街中


途中で、右は見上げるような坂(右の坂を登ると美しい教会があるのだそう)


左は下り坂という、2手に分かれるポイントがありました。


私は即決で左へ。 


ニコラスは、右の、教会の道を行くことにしました!


『ここで合流するから、ここでね!』


看板の地図で確認しあって、どっちが早いかな~!


なんて思いながら勢いよく出発しました。


初めてニコラスと分かれて歩きます!


そして 初めて”自分のテンポ”で!


私が選んだ下りの道は巨大な畑のわきを通る普通の道で、


『教会よりも平穏な道がいいよね~』 と快調に歩いていたのですが。。。


突如、これは。。。よじ登るんだね?


(この写真では伝えきれていないのが残念です)


という、もはや斜面が登場して、


人生しかり、楽な道はない。。と思い知ることとなるのでした。


ただ、自分でもびっくりするくらいスイスイ登れてしまい、


とっても気持ちがよくて、ゴーゴー歩いて行ったら、


あれ?!!次の街に着いちゃった!


ニコラスっっ!


合流地点に全く気が付かず、歩いて来てしまったことに気が付いて、


たった今、山下清のように快調に下ってきた坂道を見上げました。


ニコラスは、そこで心配して待っててくれてるあせる


そう思うと居ても立ってもいられなくて


降りて来る人来る人に、金髪少年のニコラスを見たかと尋ねました。


『大丈夫!きっと彼はもうすぐ来るからね、リラ―――っクス!』


抱きしめながら、励ましてくれたおばさんのひと言で、


逆にスイッチが入り、橋のたもとにバックパックを投げて


坂道を登ってニコラスを探しに逆走馬



ごめんね、ごめんね~!!!!!!


すると、ニコラスが両手を広げて降りてきました!


ニコラスよ~~~~~!!!!


本当に本当に、ほっと安心しました!


ニコラスも私を見かけたら声をかけてと沢山の人に頼んでくれていたそうで


『会えてよかったわね~!』 と沢山の人が一緒に喜んでくれました。


私とニコラスは、会話をすごく楽しむわけでもなく、


ただ一緒に歩いているだけなのです。


私は、一方的に助けてもらうことばかりで、


まさに聖人ニコラス様でとっても有難いのだけど、


彼は、一体楽しいのかしら。。時々心配になります。


彼とは、今日が最後のカミーノ。


明日から再びヒッチハイクでスペインを周って、それから大学へ戻るそう。




ニコラスの最後のカミーノ、パンプローナの街は、


今までとは全然違う大きな街!



おしゃれな一般市民と巡礼者が混ざってすごく新鮮でした。


日本語表記もあるとっても大きなアルベルケは、



小部屋風に仕切りもあって、とっても綺麗でした。

(ただトイレは便座がありません目



お昼に到着できたのはここが初めてだったので、私たちは急いで


お洗濯をすることに!


洗濯機も乾燥機もあったので、まとめて一気に洗いました。


中庭のベンチで隣のベットのフランス人のグエンさんと3人でおしゃべりしながら


乾燥機が終わるのを待ちました。


グエンさんは、去年の続きで、今年はブルゴスまでを歩くのだそう。


頼れるお姉さんのよう。


年下だと後で聞いてびっくりしました!


そんなグエンさんは、お腹がすいて倒れそうとのこと。


ニコラスは、


『洗濯物は僕に任せて食べておいでよ!


乾燥機が終わる4時に教会で待ち合わせしよ』


そう言ってくれたので、グエンさんとスパニッッシュフードを食べに出かけました。



広場の前のクロケッタが美味しすぎて、2回もオーダーしてしまいました。


ニコラスとの待ち合わせ時間まで少し散歩をしていたら


ニコラスも、散歩をしていて遭遇! 


『Hey~!!』


ニコラスが一緒にいたのは、顔に10個以上ピアスをつけた


全身タトゥーの女の子たち!


衝撃的すぎて、一気に眠くなったので(現実逃避でしょうか)


ニコラスとピアスガールズたちとの街歩きは遠慮して


グエンさんとシエスタをしにベットへ。


ちょっぴり淋しい気がしましたが、ずっと若者ニコラスの


カミーノでの沢山のチャンスを奪っている気がしたので、


少しホっともしていました。


シエスタ後、グエンさんが連れて行ってくれた教会のツアー。



通訳は英語はなく、フランス語でしたが、


グエンさんや他のフランス人巡礼者さんたちが、



一生懸命全員がそれぞれ英語で2回も3回も私のために説明してくれました。



すごく複雑で歴史ある場所なんだと改めてかんじるような内容でしたから


こちらのツアーはぜひおすすめですよ。(5€)


こんな中世の人になれちゃう記念写真もとれます!


ただ一瞬で消えてしまうので、誰も写真をGetできる人はいませんでした。




ここの教会には、突然ピンクのお家が!


子供用のプレイスペースかと思ったら


”今でも残る歴史的な物とすぐに朽ち果ててしまう現代の物、


あなたはどう思いますか?”


というすごく深いものでした!



歴史を学んだ後、グエンさんとおいしそうなハム屋さんへ行くと、


もう街は人でごった返していました!


パンプローナは牛追い祭りで有名な所ですが、


” それって今日?! ”と思うほどの賑わいぶり。


木曜の夜は、〝週の真ん中!!” 


ということでみんなでワイワイするのだそうです。


良い理由ですね♪



夜、グエンさんが 『 ayaの荷物多すぎる!こうするのよ』


と、自分のバックパックの全てを公開してくれました。


その後、私の荷物を1つ1つチェックして、


容赦なく、じゃんじゃん『 これはいらない 』と仕分け!


と、そこへニコラスが帰ってきて、


どんどん捨てられていくのを不憫に思ったのか、


『キャンディは確かにこんなに要らないと思うけど。。


そのシャンプーとか高そうなのに。。』 


とグエンさんには全く届かないひと言!


でも、おかげで荷物は激減!


か。。。軽い!!


でも、シャンプーとボディ―ソープは、


こっそりパックパックに戻しましたがラブラブ


手放すものがわからないとき、他の人に見てもらうことも大切だな


そう思いました! 


(私のユニクロのレギンスやせっけんや本はアルベルケの寄付BOXにおいてきました)



ベッドに入る前に、


『ニコラスのおかげでここまでこれたよ!明日からニコラスが居なくて心細いよ』


そう言ってお別れのハグをしました。


酒臭いニコラスは、


『大丈夫、みんなに着いていくんだ、


きっと助けてくれるよ!ayaがんばるんだよ!』


と何度も励ましてくれました。


2段ベットの上でいつも寝ているニコラスも今日が最後、


淋しくて、寝袋のチャックをぎゅっと上まで閉めて、眠りました。



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