マネー・ショート 華麗なる大逆転 ~15(米) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:アダム・マッケイ
製作:ブラッド・ピット/デデ・ガードナー/ジェレミー・クライナー/アーノン・ミルチャン
製作総指揮:ルイーズ・ロズナー=マイヤー/ケヴィン・メシック
原作:マイケル・ルイス
脚本:チャールズ・ランドルフ/アダム・マッケイ
音楽:ニコラス・ブリテル
出演:クリスチャン・ベイル/スティーヴ・カレル/ライアン・ゴズリング/ブラッド・ピット/ルディ・アイゼンゾップ/ケイシー・グローヴズ/マリサ・トメイ/アデペロ・オデュイエ

「マネーボール」の原作者マイケル・ルイスのベストセラー『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』を映画化したドラマ。サブプライム・ローンの破綻を引き金としたリーマンショックの舞台裏で繰り広げられた驚きの実話を基に、巨万の富を手にした4人の戦いの行方をスリリングに描く。
マネー・ショート 華麗なる大逆転 ~15(米)
評価★★★★☆

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[STORY]
2005年。風変わりな金融トレーダーのマイケルは、格付けの高い不動産抵当証券に信用力が低いはずのサブプライム・ローンが組み込まれていることに気づき、破綻は時間の問題だと見抜く。マイケルは、“クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)”という金融取引で、バブル崩壊の際に巨額の保険金が入る契約を投資銀行と結ぶ。同じ頃、若き銀行家ジャレッドやヘッジファンド・マネージャーのマーク、引退した伝説のベンもまた、バブル崩壊の足音を敏感に察知し、ウォール街を出し抜くべく行動を開始する。

[IMPRESSION]ネタバレ注意!

2005年、アメリカ。
ヘビメタ好きな投資家マイケル・バーリは、住宅ローンバブルの崩壊を予測。
その頃、サブプライムローンと言う返済の見込みのない証券を大量に売ると言う住宅バブルの最中。
マイケルは数年以内に債務不履行におちいると見抜く。
そこで、住宅バブルが崩壊する方に賭け、「住宅ローン市場が破たんした時に、保険金が手に入るというクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)という金融取引を持ちかけ、大量に購入。
住宅ローンは安全と信じられている中、破たんに賭けるなんてクレイジーだと皆が思っていた。

マネー・ショート 華麗なる大逆転 ~15(米)

しかし、ドイツ銀行のトレーダーのジャレッド・ベネットは、マイケルの予測は正しいと確信。
銀行嫌いの正義感が強いヘッジファンドマネージャーのマーク・バウムにCDSを売り込む。
信頼できないと疑心暗鬼なマークは、仲間と裏を取る事に。
そして、やはり住宅ローンバブルの崩壊を確信したマークとその仲間は、CDSを大量に買い込む。

その頃、ジャレッドが作成した書面を偶然見つけてしまった若い個人投資家のジェイミー・シプリーとチャーリー・ゲラーは、元銀行家のベン・リカートに協力を頼む。
ベンの協力で大手銀行からCDSを買い、銀行からはクレイジーな奴らと思われている。

この3つのストーリーは交わる事なく、同時進行で住宅ローン崩壊へと進んでいきます。

とは言え、住宅ローンがそうそう簡単に崩壊するわけもなく、マイケルは住宅バブルが崩壊するまで、CDSの保険金を支払わなければならず、仲間からはつまはじきにされる始末。

マネー・ショート 華麗なる大逆転 ~15(米)

ジャレッドはマークらから金を返せ!などと罵倒される。
しかしジャレッドは動じない。

ジェイミーとチャーリーもまた、なかなか崩壊しないバブルに焦り出していた。

そんな時、ジャレッドはマークらにべガスへ行こう!と持ちかける。
そこに金融界の大物が集まると言う。
ベンもまたジェイミーとチャーリーをつれてべガスへ。
マイケルはひたすら自宅とオフィスで耐えるのみ(笑)。

マネー・ショート 華麗なる大逆転 ~15(米)

べガスでマークはある人物と会合、その人物との話から住宅ローンは間違いなく破たんすると確信。
しかもすぐに始まる・・・と。

マネー・ショート 華麗なる大逆転 ~15(米)

そうこうしているうちに住宅ローンが破たんを見せ始め、いわゆるリーマンショックが起こるのだった。

多額の金額が転がり込んでくる事に、声をあげて喜ぶジェイミーとチャーリー。
しかしベンは、「職を失って家を失う人が600万人もいることを忘れるな」と釘を刺す。

マネー・ショート 華麗なる大逆転 ~15(米)

マークもまた、社会が崩壊していくことに嘆き、マイケルも多額の金を手に入れた事を素直に喜んではいなかった。

と言うお話です(笑)。

すげー簡単(笑)。

だってねー、専門用語ばっかで難しいんだもん。

でも映画の中では、ライアン・ゴズリングがナレーターをしてくれたり、専門用語をカメオ出演の俳優が丁寧に説明してくれたりと、サービスイッパイなので、凄く分かりやすい内容でした。

リーマンショックがいまいちよくわかっていなかった私でも分かりましたよ!(笑)。

手の込んだ手法が新しく、面白い作品でした。
多額の金を手に入れて喜んでいるだけなら、この映画はアカデミー賞を取らなかったでしょうね♪