ブリーダーという悪業①(『レオン』のこと) | 保護猫カフェ『ねこかつ』@川越@大宮日進

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殺処分ゼロ!生体販売の根絶!を目指す保護猫カフェです。

保護猫カフェの『ねこかつ』にも

いわゆる純血種の仔がいます。


保護猫カフェ『ねこかつ』@川越できました。


『ねこかつ』のおっちゃんは、

血統書とかまったく興味ない、というか

吐き気がするほど大っ嫌いなので良く分かりませんが、

『レオン』はアメリカンカールという種類だそうです。



『レオン』はブリーダーからレスキューされた仔です。



『レオン』は7年間も狭いケージに閉じ込められ、

糞尿にまみれながら、

ただただ繁殖のためにだけに生かされてきました。



ブリーダーは用済みとなった『レオン』を

殺処分に出そうとしていました。



ブリーダーの知人からレスキューの依頼があり、

仲間のボランティアがブリーダーのもとへ行きました。



レスキューに入った時、

『レオン』はやせ細り、毛は糞尿で固まっていました。



動くと糞尿で固まった毛で皮膚が引っ張られるため、

身動きもままならない状態でした。



仲間のボランティアのひとりは

その酷い姿を見て泣き出したそうです。



ただ、もうひとりのボランティアはこう言いました。



「ブリーダーとしてはまだ良い方なんじゃないの。。。」



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『ねこかつ』で預かるようになった当初、

『レオン』にはまったく心が無いようでした。。。



広い店内を自由にしても、

夢遊病のようにフラフラと歩くだけで、

人にも猫たちにもまったく興味を示しませんでした。



『レオン』の名前は

映画の『レオン』に由来しています。



主人公の暗殺者が心閉ざしているところから

心を閉ざしているこの仔を『レオン』と名付けたそうです。



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お店が開店して少し経ってから、

『レオン』に変化が現れはじめました。



『ねこかつ』のおっちゃんに甘えるようになり、

お客さんの猫じゃらしにジャレるようになりました。



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『レオン』が遊んでいる!

本当に驚きました。



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その後も、『レオン』の心は、

ケージの中だけで過ごした7年間を取り戻すかのように

変化していきました。



まったく興味を示さなかった周りの猫たちに

怒り、ケンカをしかけるようになりました。



その次は自分の存在を誇示するかのように

マーキングをするようになりました。。。



「ケンカ」と「マーキング」には

『ねこかつ』のおっちゃんはホトホト参ってしまいましたが、

『レオン』の成長・リハビリの証と割り切って、

このまま見守っていこうと決めました。



だって、お店にいて

『レオン』のことを理解してくれる飼い主さんが現れるのが

『レオン』にとってベストだと思うし、

『レオン』を見ているとおもしろいし(笑)



まだまだ不安定ですが、

『レオン』のケンカもマーキングも

少しずつ収まってきたように思います。



このままだんだんと落ち着いていってくれればなぁ。。。

なんて思っています。



ブリーダーの下で酷い状態で

短い一生を終える犬や猫がたくさんいます。



『レオン』のようにレスキューされる仔なんて、

ホントにごくごく一部にすぎません。


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日向ぼっこの気持ちよさを知ったのも、

『ねこかつ』に来て初めてだったと思います。



『レオン』にも他の仔たちと同じく

幸せになってもらいたいと思っています。



こういった事実を知ってもらいたいので、

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