少々修行をするカイン一同。
日夜、修行に励み、
テリーがはぐれメタルを極めたときに、
修行を終了とした。
みんな、もうだいぶ実力も自信もついて来たんじゃないか?
そろそろダークドレアムを従えて、
デスタムーアを倒しに行こうじゃないか、とカイン。
カインが万全の準備を着々と整えている頃、
ダークドレアムは、少し焦っていた。
前回は、倒すのに21ターンかかったことを理由に、
要求を叶えずにいたのだが、
もし、次回、修行をして再び見えるときが来たならば・・・、
そして、前回よりも強くなっているのなら・・・、
要求を叶えないわけにもいくまい。
だが、もちろん私とて、負けてやるつもりは毛頭ない。
どれだけ実力を上げて来たとしても、
次は、我が剣の、
我が雷の、
我が十字架の餌食となってもらう。
ダークドレアムがそんなことを考えていたタイミングで、
ちょうどカイン一味が現れた。
今回、カイン一味は非常に戦略的な戦い方をしてきた。
一度攻撃するごとに馬車に戻り、その間に別のメンバーが攻撃する、
そんな波状攻撃を仕掛けてきた。
馬車から出てくるたびに、
体力が全快になっているのはどういうことだ?
これでは、1回の攻撃で仕留めないと、
馬車に戻って回復されてしまうではないか。
しかも、仮に1回の攻撃で仕留めたとして、
数人を倒したとしても、
自分を犠牲にして、
その数人を同時に生き返らせる輩がいるではないか。
トドメを刺しても蘇生させられる。
眠らせておいても目覚めさせる術を持っている。
これでは、いくら攻撃してもキリが無い。
そんな自分は、回復の手段を持たない。
ダークドレアムは苦戦を強いられた。
そして、その打開策を見出すことができなかった。
カインの戦略の前に、ダークドレアムは屈し、
カインの強さを認め、デスタムーア打倒を手伝うことを約束する。
そして、すぐにデスタムーアの所へと移動した。
デスタムーアは、驚きを隠せなかった。
なぜ、こんな悪魔が自分に敵対するのか。
そして、なんと存在感のある悪魔であるのか。
デスタムーアは、もはやダークドレアムの前には無力であった。
わずかな傷さえもつけることができずに、
一撃のもとに死へと追いやられた。
それでも、最後の意地にかけてこう言うデスタムーア。
「なぜ、ワシがこんな虫ケラどもに・・・。」
そして、大魔王は再び滅び、
すでに平和である世界へ、さらなる平和が訪れた。
カインは、狭間のゆらぎの間にではあるが、
一度、この平和を経験していた。
そして、別れもまた経験していた。
何度別れても、それは辛いことであった。
夢のライフコッドで、消え行くターニアとの別れには、
やはり、カインは涙せずにはいられなかった。
そんなターニアとの別れの前の出来事であるが、
ライフコッドの村長はカインにこんなことを言う。
「お前がやってくれたのだな?」と。
やったのは、ダークドレアムであって、カインではない。
カインは、そのことを伝えようと必死に否定したのであるが、
「何も言わなくてもわかっている。」
と、村長は言う。
絶対にわかっていない、とカインは思った。
さて、夢の世界から現実の世界へと戻り、
レイドック城にて、宴が開かれる。
そんな宴の中、
ベホマンは、マリリンと会う約束をしていたのだが、
またしても、マリリンは殻に閉じこもって会おうとしない。
そして、殻に閉じこもる自分は悪いスライムだ、と嘆いた。
そんなマリリンの心情を知ってかどうか、
ベホマンは、そんなことには慣れっ子になっていて、
いつまでも待ち続ける様子であった。
カインは、ランドと楽しそうに踊るターニアの前に立っていた。
ターニアは、こう言う。
「カイン兄ちゃ・・・、カイン王子様?」
カインは、強いデジャブを感じた。
この場面に、遭遇したことがある。
「いいえ」と答えたことがある。
そして、そのときのターニアの反応は、
「カイン兄ちゃんだ~い好き!」であった。
カインは、
ターニアに王妃になってもらいたいと思っているわけだから、
「いいえ」ではなく、「はい」と答えるのが正しいと思った。
そして、カインは答える。
「はい」と。
そうだよ、僕は王子だ。
だから、君は将来この国を支える王妃になってほし・・・
そう言う前に、ターニアは切り返した。
「カイン王子様。お招きありがとうございます。」
しまった!
よそよそしく振る舞われてしまった。
どっちにしろ、僕のもとには来てくれないのか、ターニア!
カインは、ぐっと歯を食いしばった。
そして、別の辛さを味わった。
デジャブを感じることができたのに、
未来を知っていたのに、
結局なにも変えられない自分。
未来は変えられないのか?
未来を切り開くことは、自分にはできないのか?
カインは長らく考え、そして結論を出した。
ターニアとの幸せな生活は諦めよう。
兄と妹の関係で、別居するという、
今までの環境で満足することにしよう。
思えば、ターニアには、
行き倒れているところを助けてもらって、
家族のように接してもらってきたわけで、
これ以上何を望むことがあろうか。
ターニアの幸せを遠目に応援することを決意したカイン。
カインの夢は、小説家の道1本に絞られることとなった。
それぞれのメンバーは、自分のあるべき場所へ帰っていき、
テリーはまた旅に出た。
今度は、
ダークドレアムに一人で挑戦しようとしているようである。
そして、天空へと浮かび上がったゼニスの城では、
バーバラが未来が詰まった卵を孵そうとしていた。
卵から産まれてきたのは、
これからの時代を作り上げる「未来」であった。
★レベル46、プレイ時間63時間27分
仲間:カイン(勇者★8)、ハッサン(バトルマスター★8)、
ミレーユ(ドラゴン★4)、チャモロ(ドラゴン★7)、
バーバラ(ドラゴン★7)、テリー(はぐれメタル★8)、
ドランゴ(ドラゴン★8)、ホイミン(ドラゴン★8)
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