チェルノブイリ体験ツアーで、観光客が無人の

村を訪れた時、ガイガーカウンターを持たされ、

歩ける場所の数値が、0.3マイクロシーベルト。


警報がピーピー鳴りまくりで、「うわぁ、ここは

めちゃくちゃ危険ですね!」と言っている所が、

約0.5~0.6マイクロシーベルトなんですが、

今回、選手たちが走るのは・・・、


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM153


ここで駅伝なんて、愚の骨頂!


誰がどう考えても分かりそうなことなのですが、

人間のラクな所に訴える「洗脳」というのは、

なかなか解けるものではないんだと思います。


さて、今回の「ふくしま駅伝」なんですけど、

主要選手が、どこを走るのかが判明しました。


まず、日本の駅伝界における絶対的エース、

柏原竜二選手は、僕が測定したコースの中で

最も放射線量の低い第4区だと分かりました!

これは東京と変わらないくらいの低線量であり、

不幸中の幸いと言えるでしょう。


一方、北京五輪に出場した佐藤敦之選手は、

全16区間の中で最悪と評した第10区を走る

ことになったそうです。これは本当に最悪です。


福島の人たちの心理がよくわかりませんけど、

南相馬市の選手は、せっかく避難しているのに、

わざわざこの駅伝を走りに来る人もいるそうで、

「地元・福島のために!」、「復興だ!」という

詐欺にも似た言葉のせいで、どんどんと不幸が

生まれているのでしょう。


ふくしま駅伝・全コース放射線量(第1話)。

ふくしま駅伝・全コース放射線量(第2話)。

ふくしま駅伝・全コース放射線量(第3話)。


さて、昨日まで第12区まで放射線量をお伝え

してきましたが、今日は13区から16区まで。

最後の第16区は、福島市の中でも特に高いと

問題になっている「渡利地区」を通過します。

詳細をレポートしてきました。ぜひご覧ください。



<第13区>


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM190


第12中継所・二本松市役所。

1.29マイクロシーベルト。


こんな高線量の地域で栽培された米がギリギリで

500ベクレル未満だったからって、世の中には

安全と言われて流通しているわけですが・・・。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM191


二本松郵便局。

0.79マイクロシーベルト。


ずっと尋常じゃない空間線量の地域を伝えて

いますので、0.79マイクロシーベルトだと

うっかり「ここらへんは低いな」と思いがちに

なってしまいますが、誰もが利用する郵便局で、

この殺人的な数値です。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM192


二本松税務署。

0.57マイクロシーベルト。


このあたりになると、数値は落ち着きますが、

だからと言って、安全とは言えない数値です。

こんな場所で税金を納めるなんてできません!


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM193


安達高を右折したコンビニ。

0.82マイクロシーベルト。


このコンビニとは、セブンイレブンなんですが、

働いていた女のコが一目惚れするほどかわいく、

僕の絶望感たるや、言葉では言い表せません!


もし、彼女が近所のコンビニで働いていたら、

毎日のようにブラック無糖コーヒーを買い続け、

シブい大人の男をアピールし、お付き合い的な

何かに発展する可能性も0%ではありませんが、

残念ながら、僕は彼女を助けてあげるような術を

持ち合わせていないのです。


見殺しにしている

自分が悔しいです!


せめて一人でも多くの皆さんに、今、自分が

住んでいる所が、極めて異常な場所であると

気づいてほしいです。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM194


第13中継所・安達支所。

0.71マイクロシーベルト。


たくさんの女子高生がマスクもせずに通学を

続けている二本松市の中心部を走りましたが、

安全な所は1カ所もありませんでした。



<第14区>


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM194


第13中継所・安達支所。

0.71マイクロシーベルト。


タスキを引き継ぎ、福島市を目指しますが、

福島市・二本松市は、ともに放射能汚染が深刻。

第14区もまた、線量の高い所を走り続けます。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM195


ベイシアスーパーセンター。

0.81マイクロシーベルト。


とても大きなショッピングセンターで、たぶん、

二本松市に住んでいる人は、なにかと買い物に

行く場所だと思うのですが、お客さんも従業員も

かなり心配になってしまう高い空間線量です。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM196


二本柳周辺。

0.77マイクロシーベルト。


こんな場所で駅伝を走るという愚かな行為を

福島に住む人は「県外に住んでいるくせに、

福島の何がわかる!」と言いますけれども、

オウム真理教で麻原尊師をマンセーしている

友達がいたら、た「目を覚ませ!」と言うに

決まっているじゃないですか。


オウム真理教に入信していないくせに、

尊師の何がわかるんだと言われた時には、

「入信しなくても分かるわ、ボケ!」

言いたくなっちゃうでしょ?


逆に、入信している人たちは、尊師のことを

心から神様だと思っているので、中にいる人が

「ここはカルトですよ!」と言うはずがない。


真実を伝えるのは、いつだって外にいる人です。

こんな場所で駅伝をする。もはやカルトです!


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM197


吉倉バス停。

0.76マイクロシーベルト。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM198


第14中継所・松陵中学校。

0.67マイクロシーベルト。


中学校の前で、ご覧の数字になっています。

こんな場所を走るのも危険ですが、それ以上に、

毎日、この高線量の中学校に通い、部活などを

やっていることが問題なのです。



<第15区>


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM198


第14中継所・松陵中学校。

0.67マイクロシーベルト。


悲しいことに、ここを走るのは女子中学生です。

こんな場所を中学生に走らせるということに、

大人たちは罪悪感を感じないのでしょうか。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM199


丸石バス停。

1.05マイクロシーベルト。


前回の東日本女子駅伝でも、中学生たちが

走る場所は、さすがに1マイクロシーベルトを

超えることはありませんでしたが、今回は、

それすら無視されています。


頭がおかしい!


こんな場所を女子中学生に走らせるなんて、

日本の「黒歴史」もいいところ。国民の多くが

ここを走る女子中学生を普通に応援していて、

「がんばれ、東北!」と言っているのです。

こんな国は、とっとと滅びたらいいと思います。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM200


金谷川郵便局。

0.50マイクロシーベルト。


第15区は、この郵便局の前で辛うじて

数値は下がりますが、線量が低いのは、

ここだけです。あとは最後の最後まで高い!


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM201


第15中継所・福島大学。

1.07マイクロシーベルト。


女子中学生が力尽きる中継所の放射線量。

こんな場所で、中学生が肺いっぱいに呼吸を

するって言うんですから、狂うにも程がある!

ましてや、カワイイ女のコだったら絶望的です。



<第16区>


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM201


第15中継所・福島大学。

1.07マイクロシーベルト。


この駅伝、最後はとんでもなく狂ったコースを

走らされることになります。まさに「被曝駅伝」。

クライマックスに用意されたのは、福島市の中で

最も汚染が深刻だと言われる渡利地区なのです。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM202


伏拝バス停前。

0.79マイクロシーベルト。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM203


黒岩の吉野家前。

0.41マイクロシーベルト。


福島市内で、ここまで空間線量が下がるのは

珍しいですが、これは「嵐の前の静けさ」です。

最後の最後に、とんでもないモンスターが

待ち受けていると言っても過言ではない・・・。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM204


福島南BP。

0.69マイクロシーベルト。


この先にある橋を渡ったところが渡利地区。

常時、地獄のような放射線量を記録しており、

福島市内屈指の高さを誇っているところ・・・。

その衝撃的な数値は!!


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM205


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM206


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM207


福島市渡利地区。

1.79マイクロシーベルト。


本当は渡利地区の中でも、もっと高い線量を

記録する場所があるのですが、今回はあくまで

マラソンコースの測定なので、国道4号線沿いの

数値に限定して計測しました。・・・が!!


さすがに高すぎる!


しかも、これが福島市に住んでいる人たちの

感覚なのかと唖然としますが、福島市の中でも

特に高い1.79マイクロシーベルトなんていう

殺人的な数値を記録するような場所で、一体、

どんなことが起こっているのか。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM208


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM209


葉モノの野菜を

栽培しています。

皆さん、ここ、1.79マイクロシーベルトです。

これが仮に、土に近づけた時の値だったとしても

ヤバいですが、空気中の「空間線量」なのです。


皆さんが、「放射能を危険だと言って、駅伝を

中止にしろと言うのは風評被害である」と言い、

福島の人たちには、放射能なんて恐れることなく、

いつもと変わらない生活をするべきだと言うので、

高線量のスポットに住んでいる人ほど、事故前と

変わらない生活をしているのです。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM210


駅伝の選手が畑の目の前を

通ることで、いつもと変わらぬ

暮らしをする励みになるという。


その先で栽培しているのは、空間線量にして

1.79マイクロシーベルトを記録する場所で

大切に育てられた「ネギ」です。


そして、ご存知、福島市産のネギは、検査の末、

基準値を下回っているので、部分的に高線量の

渡利地区のネギも、基準値以下という扱いです。

それどころか、検出限界値(ND)です。


ほんまかい?


なので、結果的にどういうことになっているか。

こちらのネギは、安全安心の野菜ということで、

皆さんの食卓に並んでいるし、食卓に並ぶのを

福島県内すべての市町村から集められた選手が

走ることで応援しています。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM211


渡利地区に掛けられた看板。


自然とこうなったのか、誰かによって壊されて

しまったのかは知りません。でも、それはまるで

「ふくしま駅伝」の末路を表しているかのよう・・・。


チダイズム ~福島第一原発事故の真実&最新情報~-SOM099


ゴール地点・福島県庁。

1.21マイクロシーベルト。


最後は、華麗に1マイクロシーベルト以上の

福島県庁でゴール。最後の最後に最高に被曝。

どうせなら会津の方とか、同じ福島市の中でも

低線量の場所はあるのに、あえて高線量の中を

走らせるのは、すべてが「安全アピール」です。


「福島県は滅亡する」。

政府や東京電力は、毎日、どうやったら被害を

小さく見せられるかを考え、本当は危険なのに、

福島の人を騙し、普通の生活をさせています。


本当は、国が潰れるほどの補償が必要なのに、

それを認めたくないばっかりに駅伝をやっていて、

中学生の女のコまで積極的に被曝させています。

愚かな大人たちが、子供を巻き込み、現実逃避を

しているのです。


福島の復興どころか、滅亡の

時計を早くしているだけの駅伝。


もう駅伝は止められません。しかし、選手たちを

被曝させてまで開催するのですから、コース上の

高い空間線量の場所が、極めて危険であることを

福島に住んでいる皆さんが、まずは知ること・・・。


本当の復興は、ここから始まるのです。

どうか福島の皆さんに、気づいていただきたい!

そう願いつつ、今週も駅伝を止められなかった

僕たちは、反省したいと思います。