小学6年生のSちゃん。
2週間に一回レッスンに来てくれます。
何度かブログでもご紹介させていただいています。
（参考記事→「ゆっくりでもいい」）
じっくりと時間をかけて、自分のペースでピアノを楽しんでいます。
本日のレッスンより。
Sちゃんのメインの課題は「やぎさんゆうびん」。
後半の、”しーかたがないので おーてがみかーいた”の部分の、
”おーてがみ”の”おーて”は「タッカ」のリズムなのですが、
勘違いしたのか「タタ」のリズムで練習してしまったようです。
楽譜はちゃんと見ながら律儀に真面目に取り組んでいるのです。
でもだからこそ、レッスンで私に直されてどうも納得がいかない。
「ここがタッカだとは、知りませんでした。」
と、ちょっと悶々としています。
「でもさ、楽譜を良く見てごらん。」
「タッカですね。」
「そうだね。こっちの楽譜も見てごらん（他の楽譜を出す）。」
そう、頭では理解したのです。Sちゃんは。
でもスムーズにその事実と自分の心との折り合いをつけるのが
難しい。
そうだよね。信じて一所懸命に取り組んだものを曲げるって、
かなり覚悟が要るよね。
短時間で正しく直すってこれまた難しいもの。
それでもなんとかSちゃんは、葛藤もありつつ直しました。
そして最後に毎回恒例になりつつある「録画一発撮り」。
今日のSちゃんの演奏動画です♪完璧に弾けなくて何度も撮りなおしました。3回くらいかな。
Sちゃん、まだ悔しそう、完全に納得いってない感じ。
レッスンが終わり、教室を出る頃にやっといつもの笑顔に戻りました。
良かった。
Sちゃんはレッスン時間（40分）の中で、自分の気持ちに折り合いを
つけたのですね。
それはできそうでとてもハードルが高いこと。
Sちゃん、良く頑張ったね。
先生はSちゃんのこういう一つ一つの成長が嬉しいです。
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