絵本講師と語るオオカミの魅力〜オオカミの絵本講座〜

まいど～

生きもの自然科学大好き

絵本講師のくがやよいです。

日曜日。

芦屋川の風文庫さんで

「絵本講師と語るオオカミの魅力～オオカミの絵本講座～」を開講しました。

（まちライブラリーのイベントです）

風文庫さんは、阪急電車神戸線の芦屋川駅から徒歩１分。

古いマンションの３Fにある古書店です。

風文庫さんの和室。畳の部屋っていいなぁ。

 

前夜から当日にかけて体調不良でのキャンセルが相次ぎ、（土曜日に何かあったんかな？と、ちと心配になり）、

それでも４名の方がご参加くださいました。

窓の外からは、キンモクセイのいい香りが。

遠くに海も見えます。

持参したオオカミ関連の写真集と絵本いろいろ。今回25冊に厳選しました。

ジム・ブランデンバーグ氏の写真集と

生態系についての絵本も。

昔話絵本もいろいろ。

大竹英洋さんの写真絵本と著作は外せない！

瞳がとても印象的な二冊。

タイトルにオオカミが付く小説の中で一番好きなのは、サトクリフの『辺境のオオカミ』。

有名なローマン・ブリテン四部作の一冊です。

『ブックカバーチャレンジ④『辺境のオオカミ』』

（四部作、どれも好きだけどこれが一番好き）

そして、

昔話の中に登場するオオカミの姿を見ていくと、その国でオオカミがどんな風に捉えられていたかが分かるように思います。

洋の東西で比較してみると、すっごくおもしろい

このことは、土曜日の昔話講座でもお話しようと思います。

参加してくださった皆さんのオオカミのイメージは・・・

​「強い、カッコイイ、月が似合う、一匹でも生きる、悪賢い、

白いオオカミに会いたい！

凛々しい、精悍、背すじがピン！、賢い、孤高」

…プラスのイメージが多くてびっくり　

うちはてっきり、

「こわい、凶暴、獰猛」

っていうイメージを持たれてるんと違うかな～って思ってました。

もし、凶暴なオオカミがいたとしたら、おそらく狂犬病などの病に侵されていたのだろうと思う。

そして、獰猛でなければ、野生動物を狩ることはできない。

人間の数百倍の感覚を持つオオカミは、人間の気配を感じると自ら距離をとる。

臆病なくらい慎重な生きもの。そして、群れや家族を大切にする社会性のある動物。

でも、獲物を狩るときは、容赦ない。

そして、彼等のような上位捕食者が、病気などで衰弱した個体を捕食することによって、草食動物の群れの健康が保たれている。

 (病気が蔓延したら、その群れは滅ぶ)

自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち [ キャサリン・バー ]

いろんな写真や絵本を紹介しながら、講座をしていきました。

オオカミの狩りの仕方を話してるところ。


後半は、カフェメニューのドリンクを飲みながら、持参してもらった絵本を紹介したり、読み合ったりおしゃべりしたり


美しい…本当に美しく、懸命に生きるオオカミたちの写真を見ながら、絵本を読みながら、オオカミ🐺三昧の午後のひとときでした。

風文庫さん、
ご参加くださった皆さん、
本当にありがとうございました。


生きもの自然科学大好き絵本講師、
これからもオタク街道を邁進していきます。
(ノーマルな絵本講座もモチロンやります！)

（鹿の角を持つ絵本講師✨（笑）　風文庫さんの投稿より）

 マニアックな絵本と生きものの話を聞いてみたい方(いてるかな)、その生きものについてのプログラムを組みます。ご連絡くださいね。

cooga841bz★yahoo.co.jp (★を@に変えてください)

＜参加してくださった方のご感想 一部抜粋＞

​私もシートンの「オオカミ王ロボ」が子ども心に印象的でした。「ブランカ」が「白」という意味もこれで知りました。

　本日のお話を伺ってSDGｓにつながったり、農耕民族と狩猟民族の違いが面白かったです。

　写真集の大自然の中のオオカミの姿は自由で美しく愛に満ちていました。こんなに沢山の本を持って来てくださり、知らなかった本を多く知ることができました。ありがとうございました。

​　マニアックかな？と思いながら、オオカミについて皆さんといろいろお話できてよかったです。
　オオカミ、やっぱりかっこいい。白いオオカミに会いたいなぁと思います。
　いろんな絵本のお話をきけて、自分の引き出しを増やせそう。

　前半はそれぞれの国の（オオカミの）捉え方、文化からくる見方の違いが楽しく、後半は写真集を見ながらのお話で楽しかったです。

・・・その反面、人間はもっと自然と共存することを考えていく時期にきているな、と強く思いました。

　大好きなオオカミの話を、オオカミが大好きなくがさんから聞けて幸せでした。

やっぱり、好きは最強！！という感じがしました。好きを話せる場、いいですね。
あっという間に時間が過ぎました。
また、マニアックな講座も楽しみにしています。