3/15 大邱からの日帰り旅にピッタリ!密陽(ミリャン)韓国三大名楼 嶺南楼(ヨンナムル) | 全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

7月26日「韓国ひとめぼれ感動旅~韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行」出版。
韓国全自治体162市郡を制覇!渡韓回数は200回超。
全州にひとめぼれし、大邱に恋い焦がれるビョンが、
大好きな韓国の地方旅についてのレポを熱くお届けします。
전주에 첫눈에 반하다! 대구가 그리워서!

3月の韓旅 こちら↓のレポのつづきです。

3/15 早朝でも安心!大邱の朝ごはんならこの通りの食堂で@マサン食堂


2007年に公開されたチョン・ドヨンとソン・ガンホ主演の映画「密陽(밀양)」

(邦題は「シークレット・サンシャイン」)。(↓ネットより拝借)


その舞台となった慶尚南道の密陽(ミリャン)へ行ってきました。

密陽は、江原道(カンウォンド)の旌善(チョンソン)アリラン、全羅南道(チョルラナムド)の珍島(チンド)アリランと並んで、韓国三大アリランである密陽アリランの発祥の地でもあるんですって。

Korailの東大邱駅からムグンファ号で45分ととても近いので、大邱からの日帰り旅行に便利だと思いますよ。

大邱から密陽駅までは近いものの、市内の見所が点在しており見学ルートを考えるのにはちょっと骨が折れるかも。(私の場合は、そーいう事をするのが大好きなんですがw)

今回は、赤字の3か所+ランチに的を絞りました。

最近仕事が立て込んでいてとてもお疲れ気味の丸ちゃんが、「リフレッシュしたいから」とプライベートで同行してくれました。ありがと~!

東大邱8:29発のムグンファに乗車し、9:11には密陽に到着。

とても立派な密陽の駅舎(これは夕方撮影したもの。朝は殆ど人が歩いていませんでした)

駅前からバスに乗り、最初の見学地である嶺南楼(영남루)へ。
バリアフリーのこの階段、スロープを上れば楽だけど、不規則な階段を上ると疲れまっせ(苦笑)

朝鮮時代後期の代表的木造建築。
嶺南楼という名前は、新羅慶徳王(キョントックァン)の時代(742~765年)にこの地にあった嶺南寺の付属楼閣であったことに由来。
高麗時代に嶺南寺が廃寺となるや、密陽郡守である金湊(キム・ジュ)がこれまでより高床の楼を新築し、嶺南楼と名付けたそうです。

文禄・慶長の役をはじめ数回に亘り焼失しましたが、1844年に改築。

漢陽(ソウル)から釜山を結ぶ嶺南大路と密陽江(川の名前)の水路を通じ交通の要であり、昔から名勝地として広く知られていたそうでして、宝物147号に指定されています。

色褪せた丹青(タンチョン。王宮や寺など、高貴な建物だけに使われていた5色の塗装)が侘びさびを感じさせ趣があります。

こちらでイ・ジュンギとシン・ミナ主演ドラマ「アラン使道伝」のロケが行われたようですね。

一部を除き立ち入ることができるので、早速上がってみることに。

洛東江の支流である密陽江の川辺の絶壁に位置し、その景観が極めて美しく1931年に朝鮮16景のひとつに選定。

晋州の矗石樓(チョクソンル)、平壌の浮碧楼(プピョンル)ともに韓国3大名楼と言われています。

うん、確かに素晴らしい眺め~と感動しながら左手に目をやると・・・・・

なんだか無粋な屋根付きステージが(泣) 折角の景観が台無し。

とはいえ、立派な柱と梁、そして見事な花や龍など見事な彫刻にうっとりしながら、しばらく見入ってしまいました。


ライトアップされた姿が川面に映る夜景もとてもきれいでしょうね。

嶺南楼の向かいに建つのが天眞宮(천진궁・チョンジングン)。


1665年に建てられましたが、元々は歴代王朝の始祖の位牌を祀る拱振館(コンジングァン)の付属施設として利用されていました。

1722年からは拱振館の代わりに位牌を保管する場となるとともに、客舎(ゲストハウス)としても使用されていたそうです。

中央に壇君(伝説上の古朝鮮の王)の肖像画と位牌、その左に扶余、高句麗、伽耶の始祖王と高麗太祖の位牌を、右側には新羅と百済の始祖王と渤海高王、朝鮮太祖の位牌を祀っています。

天眞宮の前にあるチェーンで囲まれたエリアには、嶺南楼境内とその周辺にだけ分布するという石花(석화)。

菊の花模様が浮かび上がるという岩の群れで、特に雨の日には顕著にみることができるそうです。

かなり風化しているので、目を凝らしてみてもあまり花模様を確認することができず。

竹藪の陰で改築中のこちらの建物は慶尚南道文化財史料第26号の阿娘閣(アランガッ)。
暴漢に襲われそうになり、死を以って純潔を守った密陽府使の娘の無念の死を追悼して建てられたもの。

内部には、朴正煕元大統領夫人が画家の助けを借りて描いたという阿娘の肖像画が祀られているそうですよ。

観光客の姿が少なく、静かに落ち着いた時間を過ごすことができるので、丸ちゃんも私もとても気に入りました。


密陽江の対岸から、そして夜景も見てみたくなりましたよ。

(後に乗ったバスから撮った対岸からの姿。斜めっちゃいました)

嶺南楼の正面に植えられている百日紅が見頃を迎える夏の盛りに、是非再訪したいと思います。


合格嶺南楼(영남루)
住所 蜜陽市内一洞40(경남 밀양시 내일동 40)
道路名住所 密陽市中央路324(경남 밀양시 중앙로 324)

密陽駅前から1,2,5,6,7番バスで嶺南楼(영남루)下車(約20分)

         タクシーで10分(約5,100ウォン)


長音記号2大邱からの行き方
電車東大邱駅からムグンファ号で約45分(3,600ウォン)

Korail日本語ページ http://www.letskorail.com/ebizbf/EbizBfIndex_jp.do
バス大邱市外南部ターミナルから市外バスで100分(8千ウォン)

大邱発時刻表 07:30,8:05,10:00,12:45,13:35,15:35,17:20,19:00(2015年3月現在)

都市鉄道2号線晩村(만촌) 駅4番出口から徒歩4分
コスモス大邱都市鉄道路線図は、右矢印こちら からダウンロードできます

長音記号2密陽市ホームページ(日本語)

http://jpn.miryang.go.kr/sub/03_01.php



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