小林幹BのJ1見聞録 第110話 雨トーーク | バス小瀬 (バス小瀬新聞)

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第110話  『雨トーーク』

 今シーズン5試合目のホームゲームは雨の予報の中で迎える。開幕から1ヶ月半ほどしか経っていないのに早くも『また雨の小瀬か』と思ってしまのも致し方ないところだが、春先でこれだったら梅雨時や夏の夕立の時期はどんなことになってしまうのだろうか。小瀬初の雨天中止やコールドゲームもあるかも知れない。ないない。

 

 

 

  野球ならば『コールド』で済むが(5イニングで負けるとなると話は別だが)サッカーの場合は雨の日だとそのままcoldゲームになってしまうのが痛いところだ。ただでさえ観客数が『ただ事ではない』減り方を見せている今年の甲府にあってこれ以上の雨は非常事態と言ってもいいぐらいだ。開き直って青赤2色のてるてる坊主を発売してみるのも手かも知れない。

 

 

   週末に雨が降りやすい今年の気候については名探偵コナンにも解明できないだろうからひとまず置くとして、小瀬の観客数が1000人単位で減り続けている現実の方は冗談では済まなくなってきている。アウェイ快勝のあとのホーム凱旋のはずだった北九州戦でも観客数は『4桁』に止まり、翌週の大分戦ではスポーツ公園が花見スポットのオマケと化し、初対面の鳥取と引き分けて波に乗れないまま今日に至る。さらに観客数が減る要素は十分すぎると言う以外無いが、まさか対戦相手より先に山梨県民にダヴィ依存がバレていたのだろうか。

 

 

  久々に(天皇杯以外で)ガラガラのスタンドを目にした先月の愛媛FC戦では『6000人台でも10年前なら大入りの部類だったさ』と思ったものだが、自虐ともノスタルジともつかない感想を述べるのは簡単でも、チームの状態が上がらないままゴールデンウイークの強敵4連戦を迎えることは避けたい。結果次第では『当時の大入り』レベルに戻ったまま今シーズンの残りを戦うことになりかねないからだ。

 

 

   去年や一昨年よりも客足が伸びていないことは現実として受け止めた上で、大事な大事なゴールデンウイーク連戦で好成績を収めることで一旦は離れたファンの気持ちと足を小瀬に向けてもらう。まずは今日の一戦の中で照れずにナメずに『老舗の意地』を示すことが第一歩だろう。選手だけでなく、小瀬に残ることを選んだファンにも同じことが言える。