バス小瀬新聞のターニングポイントは、読みたくない新聞と言われた時 | バス小瀬 (バス小瀬新聞)

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バス小瀬はVF甲府のホームゲームに運行する臨時バスに乗る両サポーターに向けてバス小瀬新聞の配布、案内など活動。「またここに来たい場所」がVF甲府ファン、山梨ファンを増やす。「もらって嬉しい新聞」作りを通じてVF甲府と山梨県に貢献します。

 

もともとバス小瀬新聞は、ホーム寄りに書いておりました。

 

しかし、2008年バス小瀬が行う新年会であるサポーターから

「もし私が、アウェイチームのサポーターだったら読まないわ」

という厳しいご意見をいただきました。

 

この意見の真意は
「ホームのことしか書かれていないので、アウェイチームサポーターが読んでも面白くない。アウェイチームについても触れて欲しい」
ということ。

 

 

そこでその年から
対戦チームサポーターを歓迎し、リスペクトする内容のコラムをスタート。

その後、ヴァンフォーレ甲府サポーターに向けてと対戦相手チームサポーターに向けてのコラムをトップに配置し、両チームのキープレーヤー紹介、対戦チームの地域貢献活動の紹介、対戦チームのホームタウンとなっている街へ行ってみた感想、想い出の試合、今日は何の日◯◯チーム編など毎年少しずつ情報を追加していきました。

 

 

 

余談ですが、一気に変えようとするとエネルギーが消耗し長続きしないので、少しずつ足たり減らしたりしながらちょっとずつ変えていくほうが負担は減り、長続きすると感じました。

 

 

閑話休題。
以前はよくバス小瀬新聞を配布すると
「私、ヴァンフォーレ甲府のサポーターではないから」
と言われて、受け取りを拒否される方が多かったです。
しかし「対戦チームのこともたくさん書いてますよ」と話すと、一瞬笑顔になって受け取ってくれます。この瞬間がたまらなく良い。

 

対戦相手チームサポーターにとって、アウェイの地に乗り込むのは肩身がせまい思いをする人も中にはいます。
でも「ようこそ山梨へ」「あなたが応援するチームのことがたくさん書かれていますよ」という言葉がけと、両チームの情報を均等に掲載し、両チームサポーターが喜んでもらえる新聞を目指しているバス小瀬新聞発行を通じて
「受け入れてもらっている」
「安心した」
 「ここにいて良いんだ」
と感じ、
「ここに来て良かった。また来たい。」
と山梨ファンが増えたら
山梨県にも貢献できるし、ヴァンフォーレ甲府にも貢献できるとバス小瀬は考えております。

 

もちろんホームヴァンフォーレ甲府サポーターのみなさまも大変ありがたい存在です。特に毎回県外から駆けつけるサポーターの皆さんには、頭が下がります。
みなさんの支えがあって、ヴァンフォーレ甲府はここまでやってこれています。

 

最後に
「私が対戦相手チームサポーターだったら見たくない」
と言われた時はショックでしたが、今を思えばこの言葉がバス小瀬新聞を変えた一言だったと思います。