ワーキングプア―日本を蝕む病
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私が勝手に思っているだけかも知れないけど、今NHKが労働問題で力を入れているのが「30代のうつ」とこのワーキングプアの問題なのではないでしょうか。

ワーキングプアを取り上げた中でも大反響だったのがNHKスペシャルで、あまりの反響の大きさに第二弾を放送したほどです。その第二弾「ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか」が8月4日(土)に再放送予定 です。


働いていも働いても報われないワーキングプア。今の20代後半~30代前半がロストジェネレーション(失われた世代)と呼ばれ、就職氷河期に既卒になってしまった多くの人々が、日雇い派遣・ネットカフェ難民から抜け出せない状況にあります。


私がその世代真っ只中なのですが、その世代の人間から見ると「仕事があるのならやってみたほうがいいじゃないの?」と言う風に思います。たとえ不本意な官庁からの内定だったとしてもです。


会社経営者の南場智子氏は「プロフェッショナル 仕事の流儀」にて「人は仕事でしか育たない」とおっしゃっていました。

そうすると毎回違う単純作業しかさせてもらえないスポット派遣なのでは「育つことが出来ない」可能性が高いと言えそうです。

このブログで何回も書いていますが、非正規雇用として若い間働くことで失うものは金銭的なものよりも、若い時期に技能習得が出来ないことにあると思います。

そして、その技能習得できなかったロスが、あとあと正規雇用として働きたいと思ったとき、回復不能な程のダメージになる可能性が高いということです。


その点は学生の方には是非認識して欲しい点です。




関連本館サイト「本当に公務員だけでよいのですか?


過去の記事「ワーキングプアから脱却できないと言う現実