練る・・・ | 夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

人にはもともと自然からいただいた素晴らし能力が潜在しています。それは、すでに日常の生活に根付いている生活レベルの文化の中にあるのです。武道文化を活かし、さらなる可能性を・・眠っている潜在能力を開発する。「気」という世界観は、武道文化の中に眠っています。

「練る」・・なる・・言葉実に趣のある言葉で、私は好きでよく使います。

「練る」と言う言葉には、重みがある・・何より・・簡単・完結な言葉

なのに・・その中には・・色々な意味があり、とらえる人の「慧」に

よって・・まさに、活かされなければならない・・使命があるのです。 


先日、来館くださりました、同級生だった彫刻家の松田光司先生http://mitsuji415.blog28.fc2.com/blog-entry-102.html

2時間半にわたり・・歓談をしたが・・感性が通じる・・と言うか

ジャンルは違うが、お互いがお互いに、納得できる感性を持ち

合わせているという事、「ツーと言えばカー・・」ではないが・・

否定する事は一切ないし、言わなくてもなんだかわかるし・・

興味深く話が聞けるし・・と、そうなれば話が弾まないはずがない・・

39年と言う間・・ほとんど交流する事もなかったが・・田中葬儀の

田中社長から 
「同級生が活躍している・・よ」と・・聞き・・うれしくなって

FBで友達申請をして以来・・去年だったか・・春日井で個展を

やるから是非来てくださいと言われ・・もちろん、応援します!

と即答した・・。と・・昨日の再会は39年の隔たりなど感じさせない

和気藹々とした雰囲気・・。芸術家・作家・・などは・・良く産みの

苦しみ・・など・・が、ある・・と、言われているが・・彼には、それがない

と言う・・自分と言う媒体を通して・・世に出かがっている作品を

一生懸命にそのイメージ通りに創る努力を繰り返している・・

だけ・・。その種は・・ずっと前から・・自分自身が蒔きつづけて来た

だけで・・その花を一本一本大切に・・作品にしているだけ。

と・・天才的な発言・・しかし、私は・・彼がこの言葉を発する前

から・・彼の目の輝きの中に、そんな事・・産みの苦しみ・・

など・・微塵も感じる事などできず、其の事が・・無い・・と、言う事

は・わかった。26歳と言う若さ・・大学院を出たばかりの彼に初めて


外部からの仕事が・・江の島大師のご本尊として、これから何百年

と安置されていくだろう・・不動明王尊と二童子の仏像だったそうだ・・

奇しくも、わが道場の守り本尊も、不動明王尊・・。

松田先生が・・著名になられても・・野球発祥の地のモニュメントや→http://mitsuji415.blog28.fc2.com/blog-entry-691.html

を制作するほど・・庶民的に私の道場を嬉しそうに訪れてくださる。

そういえば・・この箱根駅伝のフニッシュ像・・このものすごい笑顔

ここまで、笑顔???と思うほどの笑顔・・ここに、松田先生の

表現の素晴らしさが・・あるような気がする。

長々と話をしている間にも「幸太朗君と、友達で良かった・・」

と言ってくれたし・・。「大体・・わーわーと自分の事を言う人は

2流・3流が多いけど・・幸太朗君は・・違う・・は。」に対しww

「いやー誰も褒めてくれないから・・自分で言うしかないんだよ」

と・・これもまた・・・談笑。本物は本物にしかわからない・・

これ本当の事で・・感性が合致する処が・・わかり合えるところなのだ・・

松田先生がおっしゃる通り・・蒔いて来た種が・・今、実を結ぶ

徒労・遠回り・・して来たようなのだが・・其の道に戻って、なんらかの

使命(活かされている)という事が、不思議な環境を作り出して

くれるのだろう。徒労でも・・遠回りでもなかった・・「練って来た

練り続けて来た」のだ・・私は、自我自賛タイプだから・・自己満足

で十分なようだ・・wwwだが、本物を見極め、ちゃんと評価できる

自分でいたいとは思う。人の言う事を、鵜呑みにして人を否定的

に観るような事はしたくないし、私は・・やっぱり自分の評価で

人を観たいと思っている。出来ない・・出来る・・・・は、努力の末

ある物を無いとは言えない・・誰でもが持っているのに・・人の

物を欲しがるのは・・世の常人の常・・。しかし、本質を見極める

心を持ち合わせれば、何が今自分に必要なのか、何をしなければ

いけないのか・・即効性のものは・・すぐに手元を離れるだろう。

「練る・練れる」自分を大切に・・造りあっげる・。自分の種を

自分に蒔く・・。その種は、本当に花が咲く種でなければない。

偽物・うわべだけ・時間短縮をどう行うか・・効率ばかり考えて

いれば、実は・・兎と亀の兎になってしまうのだろう。

さて・・私は、松田先生を「本物」と知ってはいるが・・松田先生は

私が本物かどうかわからない・・お世辞にも・・うれしい言葉

「幸太朗君は、本物だね」・・。松田先生と田中社長に・・

私の制剛流・表六本を披露した・・決して、満足の行く出来ではなかった

が・・・それでも、披露した後は・・私は・・自分が満面の笑みで

2人と話しているのが分かった。2時間半で・・何年も、何十年もの

空白を埋める事が出来るだろうか?難しいだろうか・・。

しかし、私は・・心の・・感性の繋がりが・その空白を埋めてくれる

のだな・・と・・思った。そんな思いの中・・・今日まで・・過ごして

来ているが・・。

・・・・・・・「本物は本物を知る」そういう繋がりがあれば、お互いを認める事ができる・・・・・・

感性に活きる・・芸術家も・・私達武道家も・・何十年なんて・・時間の単位は

本の一瞬の瞬きの・・間・・のような、ものなのかもしれない。