不思議・・Ⅲ | 夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

人にはもともと自然からいただいた素晴らし能力が潜在しています。それは、すでに日常の生活に根付いている生活レベルの文化の中にあるのです。武道文化を活かし、さらなる可能性を・・眠っている潜在能力を開発する。「気」という世界観は、武道文化の中に眠っています。

私が、自分の体の変化に気が付いたのは・・6・7年前になるでしょうか・・・

41歳の6月から・・NY誠道塾本部へ約1か月間の空手修行へ、

・・8月末から新陰流の稽古を始めましたが、翌年の1月か

ら・・大阪で初めて開催される事になった・・大阪「道塾」(宇城憲治先生)

に通う事となります。約3年、初級・中級・上級というカテゴリーを

経て・・まだまだ、続きがあるとは知りつつ・・「道塾」では、武道

的(宇城先生的)思考や物の見方を勉強させて頂きましたが、

本質的な武道のご指導を得る機会とは、根本的に質が違う

誰でもが、氣についての知識を経て・・その力に希望を覚え、

道塾メンバーの考え方をより武道的な方向へ導くというよう

な・・あるいは、氣の力を実際に体験体感しながら、その力の

恩恵を受けながら、仕事や学問に活かして行くという感じであ

り、非常に勉強にはなったのですが、武道の技術などを教え

て頂く機会は、少なかったと、思います。

それでも、宇城先生が氣で人を制していく、手を決めて動けな

くさせたりする動作を観ると・・凄いな・・と思った事が、蘇って

来ます。「実践塾」と言う心道流の稽古をする場もあったようで

すが・・そこには、入会しませんでした・・できないのです。

日本人には・・門戸が狭い・・ようです。しかし、道塾で宇城先生

がやった・・やって見せてくださった事を、持ち帰り、自分でやって

みると・・レベルは違うにしろ・・出来る事が多くある。

それから、基本的な氣の通し型は、武道に携わって居なくて

も、普段の生活の中に沢山有る事を、教えて頂けたわけで

す・・から、武道の型の中には、その生活の中で生まれる氣よ

りも・・ずっと上の比べものにならない程の力が宿っている事

に気が付いて行きます。

そのタイミングで新陰流も稽古していましたので、Bさんから

は、いつも、肚を意識しろ・・スルスルと歩いて来い・・。

歩き方が、悪ければもう一回・・もう一回と・・どう歩いていい

のか・・と、戸惑う程に、やり直しを食らったものです。

今でも・・勝負にそぐわない歩き方で・・間を詰めると・・必ず斬

られますし、もう一回と言われる事もあります。

今日は・・それで・・何度も斬られました。ww

宇城先生の本も・・何度も読み直していますが・・1度目などは

何が書いてあるのか・・さぱりわからない・・かったのが、本当

の処です。Bさんには「肚・・肚・・」と言われ続けました・・が

道塾も2年を過ぎた頃から・・自分の体の顕著な変化に気が

付く事になります。夜・・部屋を暗くしてテレビを見ていると・・

手の周りに何かを感じるようになります・・。

手袋をはめたような感覚が毎晩のように・・・。しかし・・私は熱

が手から発散している?のかと・・思っていたし・・

それが、何なのか・・ただただ不思議な感覚に・・・毎晩・・楽し

んでwwいたのを思い出します。

5年程前に・・「刀禅」の小用先生の指導を受けてから、それま

でBさんに言われ続けた肚と・・氣と・・それを・・熟成させる方

法がリンクし出した事を発端に、私は自分の道場で毎日のよ

うに木刀を持ち、「刀禅」を繰り返していました。

氣・・そして、空手の型の呼吸法ともリンクしだすのです。

複式呼吸で、腹圧を上げるのですが、常に腹圧を上げた状態

で、呼吸が可能な身体を手に入れる事になります。

・・・がwwうまく使えているかどうかは・・ww帯が、非常に大切

であるという、認識もこの頃より・・です。

手を覆う感覚の事を、このブログの中でカミングアウトしたの

は4年ほど前?でしたでしょうか・・定かではありませんが・・

だんだんと、その感覚をどう扱って良いのか分からなくなり、

疑問ばかりが・・どうする?なんて不安の方が大きくなって行く

ばかり・・でした・・・。

そこで、知り合いに紹介されたのが、FBの友達でもあります

極峰拳社の遠山先生(中国拳法の先生)でした。

武道にたしなみのある方は、ご存じだとおもいますが、「氣」

や「意」について、中国拳法はちゃんと・・教えの中にそのカテゴリー

を持って歴史を積み重ねてきています空手・柔道・剣道などは

その感覚からかけ離れて行くばかりですが、唯一「合気道」が

その感覚を得るための武道として、世界を席巻しているのは周知

であります。大山極真空手もそうですが、植芝・塩田両先生

の功績は、世界に日本の武道ありという事を知らしめてくれました。

戦争に負けた日本が、世界から尊敬される武道を持っている

事は、戦後日本をかなり助けたのではないでしょうか・・。

私は、遠山先生に教えて頂いた、感性を元に自分なりに、

その力と向き合う事をしてきました。45年新陰流を稽古してきた

Bさんが・・5年で手に入れる人もいれば・・10年で手に入れる人も

居る・・私に空手の型を習う事までお考えになっておられたのです。

私が幸運なのは、いろいろな人のお蔭・・人との出会いを機に

自分の武道を勧めるチャンスを頂いて来た事でしょう。

そのどれもが・・私の中では一流であった事は・・二流の私

でもわかる事です。4年前・・新陰流の合宿で昨日久しぶりに

稽古にみえたTSさんから・・「鬼の山村と呼ばれる様になれ・・」

と言う事を言われて以来、私の竹刀は・・ある意味朴訥な時代に

突入していきました。合宿に参加した人達を容赦なく斬っていった

のです。そんな事で・・私と稽古をするのを避ける人もいます

ただ・・肚が出来ていれば、肚を知って居れば・・その差が何

なのかに気が付く事も出来るんおでしょうが・・。

新陰流をやっていても、肚を意識しない、知らない・・関係ない

肚などないという・・方の方が多い様な気がしています。

3年ほど前から・・・皆さんが斬らない、当てない・・当たらない

処に・・竹刀が入る様になります。これは、私の技術が向上し

たわけではなく、肚が充実したからだと思っています。

しかし。。技と言う意味においては・・空手においても・・サンチンの

分解などは・・新しい技がどんどんと湧いてくる(教えて頂いた事

はありません)・・ある程度の、予備知識はあるものの・・。

そういう事で、肚の開発は武人にとっては、必要不可欠な生涯の

修行であり、肉体的な能力の衰えとは、逆行して行くものなの

ではないか・・そうに違いないとも感じています。

一番大切な事は・・目に映らない・・事を感じ・意識できる感覚

を養う事だと思います。自分の内面を見つめる・・内面との対話

を意識できる・・事、今・・どこにどんな力が懸っているか・・

・・・

興味の在られる方は、メール等で質問してくださっても良いです。

武道由来である氣の開発は、武道の稽古・・型稽古などが基本

になります。ジャンルは違うが興味がある・・方・・心風館の門は

いつでも開いています。

内面との対話については・・あと・・ほんの少しだけ・・あります