ブロンプトンで登山シリーズ。「北アルプスをのぼろう」スペシャル。
[登山ルート]
距離 14.44 km (三俣登山口~蝶ヶ岳往復)
北アルプスの山小屋は11月初旬までにほぼ全て営業終了してしまった。燕山荘 と合戦小屋 がこの三連休までがんばってくれるらしいが、もう終わりである。山のシーズンは短かった。さびしい。穂高が見たい、槍をまた見たい・・・と途方に暮れている山好きも少なくないのではないだろうか。
しかし、11月下旬というのに北アルプスにまだ本格的な降雪がなく、この三連休はおそらく北アルプスの無雪PHには今年最後のチャンスとなるだろう。山小屋が閉まっているのは何かと不便だが、食事を各自持参・泊りの方はテントを持参すれば問題なかろう。
という訳で、本日、北アルプス表銀座縦走ルートにつながる山々の中でも槍と穂高の眺望の素晴らしさで人気の蝶ヶ岳(標高2,677メートル)に行ってみた。日帰りだ。最短コースの三俣から登る。といっても登山口(標高1,350m)からの標高差は1,300m以上。帰りの足を考えてブロンプトンを持参することにした。
この三連休はムーンライト信州 が運行される。早朝5時頃に穂高駅に到着、自走も検討したが、まっ暗闇の中、険しい登りの林道烏川線を20キロ以上自走するのは正気ではないと思い、穂高駅から三俣までタクることにする。タクシーは途中までしか入れない。そこから1キロ弱、まだ暗闇に閉ざされたでこぼこの林道をライトで照らしながら走行、三俣の登山口に到着した。ブロンプトンはここに置いていく。
時刻は6時ちょっと前。なんだか思ったよりも真っ暗闇だ。もう少し待とうかと逡巡していると、八つ墓村スタイルの人がやってきた。ヘッドランプを点けた登山者のお兄さんだったのだが、ちょっとビビッた。お兄さんは会釈して先に行ってしまった。
空が少し明るくなってきた。自転車用ライトを取り外して、足元を照らしながら出発だ。登りが標準4時間半、下りが3時間半かかるのだ。少しでも早めに出発したほうが良い。
落ち葉を踏みしめながら慎重に進む。
山が朝焼けで赤く染まり始める。常念岳だ。三俣からのルートは常念岳を見ながら登攀していく。
ずいぶん明るくなって来た。もうライトは不要だ。登山口から1キロ地点で有名なゴジラみたいな木。
沢沿いから急な尾根道へと進む。標高1,900メートル、中間地点の「まめうち平」に到着だ。少し休憩する。ここまでは良く整備された登山道で、急な箇所も階段が設けてあったりするので比較的歩きやすい。
しかし、ここから先の3.9キロが悪路なのである・・・。おまけに頭が痛くなってきた。もしかして高山病か。
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蝶ヶ岳からの美しい光景はこちらのフォトブックの高解像度写真でどうぞ!
https://bromptonwharton.amebaownd.com/posts/335510
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