「鉄ちゃん以上のマニア?」
皆さま、こんにちは。お暑うございます。
牧歌ブリ吉でございます。
先日、ちょいとした用事で名古屋に行って参りました。
観光がてら、JR東海様の経営する「リニア・鉄道館」に寄ってみたのですが、やはり英国と日本の鉄道は縁が深いなあ、と感じました。
最近、ある企業から依頼されて調査の仕事をしていたとき、Clips(Rail fastening system)が日本全体の消費量の60%強(2012年現在)を英国からの輸入に頼っているという統計を見て、「おお、凄い!でも、このクリップとは何ぢゃろう?」という興味と疑問が湧きました。
ブリ吉は元ゼネコン社員で海外現場に機材を調達する仕事をしていましたから、建設資機材はけっこう判るんで、クリップと言うと、仮設材かな、くらいにしか想像できませんでした。でも、仮設材をわざわざ輸入するなんてコスト面でどうなんだろうとか、ちょっと納得が行かないままだったのですが、この統計表では「鉄道軌道用品」というカテゴリに入っている商品だったので、「判らなくても、まあいいか」としばらく打っちゃっておいたのです。
ところが、この「リニア・鉄道館」で偶然にお目に掛かってしまったのですね。
【クリップは枕木とレールを結合させています。在来線でも同じです】
【英語でクリップ。日本語では止めバネ】
同館の職員様にお尋ねして、同商品の邦名を調べて頂いたところ、「止めバネ」ということが判明しました。
枕木とレイルとを結びつけて安定させる、見た目にはとてもマイナーでありながら、技術的には最重要な部品なのですね。
本来ならリニア・モーターカーや新幹線の歴史で興奮すべきところですが、意外なところで英国に出会えたことにブリ吉は満足していました。
英国産の電車です。
【1923年に英国から輸入されました】
【ED182の銘鈑から向かって左側にグラスゴー工場の銘鈑。右側に製造と販売をしたロンドンのキングスウェイに在ったイングリッシュ・エレクトリクス社の銘鈑。さらに改造した川崎車両と国鉄の銘鈑】
【この銘鈑から調べると、現役の鉄鋼会社に辿り着きます。王冠の印に、Dalzel社の大英帝国に対する忠誠心が伺われます】
こうした、ちょっと昔の軌跡を辿って行けば、…例えば、英国で鉄道博物館や英国の線路沿いを歩いてみれば、もしかしたら新しい発見があるのかもしれない。
ブリ吉はそんなことを考えてしまいます。そして、その場所は英国に行けば、けっこう身近にあるのです。
皆さんもそれぞれの興味を求めて英国を楽しんでみて下さい。
因みに、ブリ吉はもうすぐ英国に参りますが、その際は地下鉄のセグメント(円柱のトンネル内側に貼り付けてトンネルを支える鋼製、あるいはコンクリート製の壁板)について日英比較をしてみたいと思うちょります。
ナショナル・レイルウェイ博物館(ヨーク) ※画像はVisit Britainから
以上、ブリ吉でした。
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