第８５回米アカデミー賞？

「リンカーン」は伸びず・・・

映画界最大の祭典、第８５回米アカデミー賞の授賞式が２４日夜、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われました。

１９７９年に発生したイラン米大使館人質事件を題材に、ベン・アフレックが監督・主演を務めた「アルゴ」が作品賞など３部門で受賞。

台湾出身のアン・リー監督の監督賞など４部門でオスカーを獲得した「ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した２２７日」が最多受賞となりました。

最多ノミネートだった「リンカーン」は、主演男優賞と美術賞の２つのみ。

豪華キャストの「レ･ミゼラブル」も、助演女優賞とメイクアップ賞の２つ。

事前の予想とは、ちょっと違う結果になったようです。

受賞作品は、以下の通り。

作品賞:『アルゴ』
主演男優賞:ダニエル・デイ＝ルイス/『リンカーン』
主演女優賞:ジェニファー・ローレンス/『世界にひとつのプレイブック』
監督賞:アン・リー/『ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日』
助演男優賞:クリストフ・ヴァルツ/『ジャンゴ　繋がれざる者』
助演女優賞:アン・ハサウェイ/『レ・ミゼラブル』
短編アニメ映画賞:『紙ひこうき』
短編ドキュメンタリー映画賞:『イノセント』
短編実写映画賞:『リッチーとの一日』
脚本賞:クエンティン・タランティーノ/『ジャンゴ繋がれざる者』
脚色賞:クリス・テイロ/『アルゴ』
歌曲賞:『スカイフォール』/アデル&ポール・エプワース
作曲賞:マイケル・ダナ/『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
視覚効果賞:『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
長編アニメ映画賞:『メリダとおそろしの森』
長編ドキュメンタリー映画賞:『シュガーマン奇跡に愛された男』
録音賞:『レ・ミゼラブル』
音響編集賞:『007 スカイフォール』『ゼロ・ダーク・サーティ』
編集賞:『アルゴ』
外国語映画賞:『愛、アムール』
メイクアップ賞:リサ・ウェストコット&ジュリー・ダートネル/『レ・ミゼラブル』
衣装デザイン賞:ジャクリーン・デュラン/『アンナ・カレーニナ』
美術賞:『リンカーン』
撮影賞:クラウディオ・ミランダ/『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
プロダクト・デザイン賞:『アルゴ』

「アルゴ｣は、面白い作品だったけど、作品賞としては、ちょっと地味な感じ。

同じように、事実を映画化した「ゼロ･ダーク･サーティ」のほうが、迫力もあったけどなぁ。

まさか、イスラムに配慮した？

主演女優賞のジェニファー・ローレンス「世界にひとつのプレイブック」も、確かに好演だったけど、だったら「ゼロ･ダーク･サーティ」のジェシカ・チャステインのほうが、熱演だったような気も。

まぁ、面白い作品がたくさんあって、選考委員も、迷ったでしょうね。

これから公開される作品もあって、楽しみ^^