野生の証明 | すかいうぉーかー

すかいうぉーかー

CRAZY=SPELL−BOUND





背もたれの両側が軽く膨らんだ、やれたシート






スカスカの室内、絨毯のような内張りに 頼りないシフトレバー周り


被せただけのようなコンソールが、球形のエアコンの吹き出しに挟まれ


ロールバーに囲まれて、マリファナの芳香剤が揺れ、アンソニーが「let me stand next to Your fire」と歌う非日常



取って付けたようなアクセルペダルを踏み込むと

1→2とカムに乗った4AGが、人間の感性に訴えかけるような吹けで、一気に8000まで回る





二十歳前後の若僧には

最高のオモチャだった







夜の七曲がり



明け方の大井



春先の熱海



真夏のランド坂









あの、安っぽい空間で


シケモクの山で閉まらない灰皿に煙草を突っ込んでもみ消し

キンコン鳴らしながら、真夜中の峠を落ちるように下り

しょぼいバルブに照らされたコーナーの入り口に向かって、叩きつけるようにシフトを落とす




どんな場所の、どんな時間でも何も怖く無かった




そんな原風景がフラッシュバックする文章









目に浮かぶ


音が聞こえる


肌で感じる



言葉はあくまでも淡々とシンプルに



本当にやったから滲み出る

大した事やってなさそうで、とてつもないディープさ


見え隠れする
悪ガキの匂い








無駄な説明もしない



それでニヤリと

ワクワクさせてくれる



グイグイ読まされる
実践とセンスのミクスチャー






速いだけでも駄目

文章上手いだけでも駄目






ある一線を越えて

後は、数字や記録で計るんじゃない 価値


多分
ブログの世界じゃ、100万人に1人ぐらいなんじゃないか?


見た事無ぇもん






俺は、本当に運がイイ










http://ameblo.jp/rikiishi-katudou/entry-11182153325.html



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いつか一緒に

走りましょう