陽気なギャングが地球を回す | Book Review’S ~本は成長の糧~

陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す 陽気なギャングが地球を回す
伊坂 幸太郎

祥伝社 2003-02
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★★★★★★★★★☆

新年あけましておめでとうございます!!

2006年の目標は、150冊の本を読み、感想を書くことです。4月から社会人としての生活がどのようになるのか予想がつかないので、まだまだわかりませんが、目標達成のために頑張りますのでよろしくお願いします。


さて、新年1発目の本は年末に引き続き伊坂幸太郎さんの作品です。伊坂幸太郎さんの作品との出会いは去年の一番の発見でありました。少しずつ古本屋さんで買い集めていますので、書評も増えていく予定です。

読み終えてから知ったのですが、この作品、春に映画化されるみたいです。びっくりしました。公式ホームページを見てみると、予告編のムービーを見ることができてなかなか楽しみな仕上がりでした。

陽気なギャングが地球を回す

まだ伊坂幸太郎さんの作品は「魔王」しか読んでいないので、判断が難しいのですがこの作品はまた違った中身で非常に面白いです。エンターテインメント性が強い娯楽作品と言えるかもしれません。

人間嘘発見器"成瀬"、演説の達人"響野"、スリの名人"久遠"、正確な体内時計の持ち主"雪子"の4人がギャング=銀行強盗として活躍(という表現が良いのかわかりませんが)します。

それぞれの会話がとても洗練されていて、センスもテンポもあって非常に面白いです。そして何よりも伏線の回収が見事!ちょっとやり過ぎかな、と思ってしまうところもありますが、最後までワクワクしながら読み進めることができます。

この4人組、ひとりひとりにすごく愛着が湧いてきます。今頃、何をしているんだろうという期待が妄想が次々と頭を巡ります。新年早々ですが、続編が出て欲しい作品No.1です。

映画化される前に読んでみる価値は十分ある一冊です。

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