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こちら 神 薫の自費出版本通販しています。


かけ出し女医のトホホ体験記著書です。どうぞよろしく。

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2010-02-09

三津田信三「水魑の如き沈むもの」

テーマ:シルバー
水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)

原書房 2009-12-07


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 怪奇作家、刀城言耶が出逢う妖気漂う事件を描くシリーズ六作目。


 今回は水神をまつる旧家で起きる連続殺人! イイねーミステリーちっくなムードたっぷり!! 序盤の悪友・阿武隈川烏とのやりとりが過激にコミカルで、彼と刀城との二人旅も見てみたいところ。


 真相はと言えば、一歩間違えるとバカミスになってしまいそうなほどに大胆にシンプル。怪奇ムードに目眩ましされただけで誠に単純な謎解きなのだけれど、ホラーな魅力がシンプルさをフォローしているので無問題。
 游魔など脇役にも味わいがあり、非情な事件の中に人情味も利いて、猟奇ながらよい読後感を残してくれた。とくに後日談は、くすぐったくて素敵。わだかまりがそう簡単にとれるかとは思うが、そんなことは凌駕するほど、想いが強かったということで…。

 このシリーズの新作を一ファンとして楽しみに待ちたい。
2010-02-08

板尾創路「板尾日記5」

テーマ:ゴールド
板尾日記5板尾日記5

リトル・モア 2010-02-06


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 板尾日記、2009年ぶん。ドラマ撮影やダウンタウン等のコント番組、監督・主演した映画のこと、芸人活動からプライベートまでを記す。

 板尾日記は一冊目を読んで、鋭い感性で記されるムダのない文章のとりこになり、以来毎年購入しては読んでいる。

 ただ、今回は読むのに勇気がいった。ファンならご存知のように、著者の愛娘・ピッピ(仮名)ちゃんが昨年亡くなられてしまったからだ。

 前半は、ピッピちゃんを可愛がり、慈しむ良きお父さんとしての著者の姿が描写されており、それが幸せであればあるほど、後に待ち受ける悲劇を思うと胸がしめつけられるようだった。
 ピッピちゃんが亡くなってしまった日から、ピッピちゃんの名は実名表記となり、“嫁”と書かれていた奥様の表記は“ママ”になった。文字の上からも、著者の悲痛な心境が伝わってくるようだった。

 著者が悲しみの淵にありながらも、仕事を勢力的にこなし、伴侶を支えていく様子が淡々と綴られていく。偉いとか強いとかでは表現できない、人間として荘厳な何かがそこにあると感じた。

 私ができることは少ないけれども、これからも著者のファンであり続け、著書を買ったり監督作品の映画を見たりして、ささやかでも活動を後押しできたらなあと思う。
2010-02-07

恩田陸「私の家では何も起こらない」

テーマ:コッパー
私の家では何も起こらない (幽BOOKS)私の家では何も起こらない (幽BOOKS)

メディアファクトリー 2010-01-06


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 とある一軒の家にまつわる怪奇連作集。

 好みの問題もあってか、私にとって楽しめた話とそうでもない話がくっきり分かれてしまった。
 気に入ったのは「私は風の音に耳を澄ます」と「俺と彼らと彼女たち」。
 
 前者は、ラストに男が「冷たい肉」なんて言うのがちょっとリアリティに欠けるけれど…だってフツーさわるとは思えないし、触ったとしても冷えてることはわかりきっているんじゃないかと思うわけなのよ、蒸気がたっていないのならば…残酷さと、どこかのどかな語り口とのギャップがステキで楽しめた。

 後者は、あっけらかんと楽しい話でかなり好き。

 実はこの二話以外はピンとこなかったのだけど…この二話が楽しかったのでまあ読んでよかったかなあ。
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