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2016-07-27

渋川紀秀「恐怖実話 狂忌」

テーマ:■怪談・サイコ
恐怖実話 狂忌 (竹書房文庫)恐怖実話 狂忌 (竹書房文庫)
渋川 紀秀

竹書房 2016-06-29

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「恐怖実話 狂霊」(☆) の著者の、新作である。

 

 あっ、「怨呪」の感想は書いていたのに、「狂霊」の感想は書いていなかった…。

 前作と同様、心霊譚とサイコ譚を交えながら、日常の隠れた狂気を追求していくスタイルにブレはない。

 

 ただ、ニュースで報道されない狂気事件簿より、今回新たに加わった霊能者・岸本氏シリーズや、上田住職の連作は、体験者の人となりに好感が持てて楽しかった。この形式を突き詰めていくと、ノンフィクションルポ形式で怪談から人生を掘り起こす、久田樹生に近づいていくのかもしれない…なんてことを、思った。

 

 上記2シリーズ以外で印象に残ったのは、何もかも謎で真相が気になり、心霊とサイコのあわいを味わえる「奇妙な通報」、伝染する狂気かそれとも、「同居」、新味こそないが、現代に生きている怪異が興味深い「狸祓い婆」。

 

 

(☆)

 

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2016-07-27

徳光正行「怪談手帖 呪言」

テーマ:■怪談・サイコ
怪談手帖 呪言 (竹書房文庫)怪談手帖 呪言 (竹書房文庫)
徳光 正行

竹書房 2015-12-26

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 アンソロジー「FKB怪談幽戯」でデビューした著者の単著、サイコ系不思議系から正当心霊譚まで、幅広く収録している。

 

 ながらく積読してあっちゃって、わぁ!来月「怪談手帖 怨言(☆)」出るじゃん!!と、慌てて読んだ次第。

 

 私のお気に入りを下記に。

 

「悪趣味ホテル」S県某市にあるホテルがまさにこんな感じで、同じところかと思ってヒヤリ。体験者のお二人には、ぜひ宿泊にトライしていただきたかった。

 

「再会」よくあるパターンといえばそうなのだが、しみじみ良い話であるし、誰もがご存知のあのお方が体験しているのが素敵だ。

 

「迷宮」無知が取り返しのつかないことを呼ぶ、こういうタイプの話がもっとも恐ろしい。

 

「車椅子」狂気系、目撃したらぼう然とするしかないだろう。

 

「洞穴」ナゾの生き物カワイイ。

 

「追う本」朝松健の例の話を想起させる話!

 

「おもてなし」妙齢と思われる女性が素敵。

 

(☆)

 

 

 

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2016-07-23

平山夢明「ヤギより上、猿より下」

テーマ:   ゴールド
ヤギより上、猿より下ヤギより上、猿より下
平山 夢明

文藝春秋 2016-06-30

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 どうしようもない社会の仕組みの中で、懸命にあがく人々を描く〈イエロートラッシュ〉シリーズ第二弾(☆)。


 

「パンちゃんとサンダル」

 父親の暴力に耐える一家だが、母親が狂気にむしばまれていき…。

 ラスト、におわされる真相が恐ろしくも切ない。なんて哀しい緊急避難だろうか。

 

「婆と輪舞曲」

 娘の行方不明事件から、正気を踏み外した婆に付き合う探偵の〈俺〉。しかし、〈俺〉の身辺でも事件が起きて…。

 狂気を孕んだ人間に対して、いったい何ができるのだろう? 関わりたくない気持ちと、祈るような気持ちの間で振り子のようになりつつ読んだ。

 

「陽気な蠅は二度、蛆を踏む」 

 殺し屋のターゲットは好人物で、しかも…。

 著者の短編作品には、時折この『●殺し』のモチーフが見られる。本書でも、冒頭の一編は逆に『○殺し』テーマともいうべきもので対になるようでもあるが、愛する者のため手を汚す「パンちゃんとサンダル」に対して、明るい未来も何もない本作は強い閉塞感に覆われ、諦念と絶望に彩られている。

 

「ヤギより上、猿より下」

 おばかな醜女は淫売宿に売られていくが、そこで強烈な仲間たちと強く生きていくのであった。

 シリーズ第一弾の「デブ捨て」でも、表題作はどこか牧歌的で、昔話風のムードを持っていたが、本書でもその傾向は健在で、〈いやいや、こんな登場人物ありえないだろ〉と思う間もなく、異様に歪んだ、しかしのんきな世界に引き込まれてしまう。

 悲惨な状況が笑いと表裏一体となった、奇妙な物語を堪能した。

 

 

 第二弾とはいえ、一羽完結形式の短編集なのでもちろん本書単独で読んでもOK!というか、どちらから読んでも、必ず両方読みたくなるはずだけれど!

 暴力、虐待、殺人と忌まわしい出来事がてんこもりでありながら、めくるめく面白さに一気読み必至。しかも、怒りや笑いや悲しみで頭をユッサユサに揺さぶられてしまい、読後感は何故か爽快なのだから、このシリーズはやめられない。

 

 下流層でも激安人生でも、人はやっぱり美しい。

 

 2冊あわせて読むのがオススメ。

(☆)めっちゃ面白い第一弾はこちら。

 

デブを捨てにデブを捨てに
1,000円
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2016-07-18

藤田和日郎「双亡亭壊すべし」

テーマ: マンガ漫画コミック
双亡亭壊すべし 1 (少年サンデーコミックス)

双亡亭壊すべし 1 (少年サンデーコミックス)
藤田 和日郎

小学館 2016-07-12

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 売れない絵本挿絵描きの凧葉が引っ越した家の隣は、【双亡亭】なる人喰い屋敷だった…人も、人でなくなったモノもこの屋敷に集い、戦うことに。双亡亭を壊すことはできるのか?

 

 怖い話の底板、お化け屋敷。この不気味さといったらどうだ、怪談ジャンキーでもワクワクしてしまう。

 主人公の凧葉はいつもの富士鷹ジュビロ作品らしい、ストレートな善人でよろしい。ただ、巫女のお姉ちゃんにドジっ娘属性はいらなかったのでは…? せっかくシリアスな物語が、凧葉のみならず巫女のボケでもやわらげられてしまうので、もっともっと怖さオンリーでも良かったような…?

 

 1巻はまだ、登場人物の顔見せも半ばという感じなのだけれど、現在連載中のサンデー(★)を読むと、異能力者がぞろぞろ出てきてバトル全開なので、続刊はもっと盛り上がってきそう。

 

 

(★)週間少年サンデー、この作品が表紙。

 

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2016-07-15

二駅ずい「彼女はろくろ首」1

テーマ: マンガ漫画コミック
彼女はろくろ首(1) (週刊少年マガジンコミックス)彼女はろくろ首(1) (週刊少年マガジンコミックス)
二駅ずい

講談社  2015-08-07


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 ろくろ首の女子が、なんの違和感もなくおくる日常。

 何が良いって、とにかくヒロインが可愛いこと。ろくろ首なんて気持ち悪いと思うのに、表情豊かなヒロインからは、キュートさしか感じない。ろくろ首も、単なる個性の一つかと錯覚してしまうほど、自然で魅力的なのだ。

 ヒロインが恋する幼なじみの男子も、無邪気なセクハラはむごいが純真かつ素朴で、この二人のたわいなくもくすぐったいやりとりをずっと眺めていたくなる。

 妖怪✕日常な青春マンガの良作だ。
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