プロの世界、勝負の世界は結果が命です。
■ロシア五輪委員会会長が辞任
ロシアがバンクーバー五輪で獲得したメダルは15個で11位、金メダルはわずか3個で、2014年に同国で開催されるソチ冬季五輪での成績が懸念されている模様。日本人からすると「厳しい」「非情」と思われるかも知れないけど、世界的には「ごく普通」「当たり前」のこと。
◆結果が悪けりゃ、必ずトップは責任を取る
一方、日本はと言うと・・・、
日本が獲得したメダルは
・金0個
・銀3個
・銅2個の計5個。
金メダルこそ獲れなかったものの、荒川静香の金1個に終わった前回のトリノ五輪とを比較すれば、一応は前進したとも言えるかも。(←目標設定レベルは超低いけど)
そしてお隣の韓国はと言うと・・・、
韓国が獲得したメダルは
・金6個
・銀6個
・銅2個の計14個!!!
しかもとっても効率がいい!韓国が派遣した選手は45人。日本は94人を送り込んでメダル5個だから、韓国がいかに少数精鋭でしっかり結果を出したかが分かりますよね。
【日本のメダル獲得率/選手数】メダル 5個 ÷ 94選手 = 5.3%
【韓国のメダル獲得率/選手数】メダル14個 ÷ 45選手 =31.1%!
詳しくはコチラをご覧下さい
■メダル数で圧倒した韓国の五輪戦略を日本は真似るべきか
これはスポーツライターの相沢光一氏の意見ですが、最後のところが気になりました。まったく賛同が出来ない。
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ただ、韓国のやり方がベストといえるだろうか。韓国のようにアーチェリーやショートトラックを重点強化しメダルを獲ったとしても、おそらく日本のファンは喜ばないだろう。
両競技の関係者には悪いが、競技の性格上どちらもメジャーになりきれない競技。メダル獲得という結果が出ても感動にはつながらないはずだ。それよりも夏季競技なら陸上、水泳、体操、バレーボール…、冬季競技ならフィギュア、モーグル、ジャンプ、アルペンなど、メダルを獲るのは難しいかもしれないが華がある競技に日本選手が挑戦する姿を見たいと思う人が大半のはずである。選手が自由に競技を選び、実力があれば世界に挑戦するチャンスが与えられる今の日本のやり方も悪くはない。
当然、メダルは少なくなるだろう。が、「いまさら国威発揚でもない。日本選手が全力で世界に挑む姿が見られればいい」という態度でいればいいのだ。
それでも五輪になればどうしてもメダルにこだわってしまうというのであれば、韓国のように競技を絞って重点的に強化することも考えなければならないだろう。
読者のみなさんは、どちらの道を進むべきだと思われるだろうか。
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価値観の違いでしょうが、
>韓国のようにアーチェリーやショートトラックを重点強化しメダルを獲ったとしても、
>おそらく日本のファンは喜ばないだろう。
おそらく日本のファンは喜びます。間違いなく大喜びだと僕は思います。(←僕がずれてる?)
>メダル獲得という結果が出ても感動にはつながらないはずだ。
そう言いきる根拠はなんでしょうか?世界一になっても感動しない競技があるならわざわざオリンピックでやらないでしょう。(←と思いませんか?)
>日本選手が全力で世界に挑む姿が見られればいい」という態度でいればいいのだ。
勝たなくていいから感動だけをくれ。と言いたいのでしょうか?
世界には手が届かなくても、歯が立たなくても日本人なら当たり前だから、と思いこむことが良いことなのでしょうか???
戦略(マネジメント)や目標など、無いことが当たり前。そんなことを協会や国やスポンサーに求めても意味がない。発展などしなくても良い。今のままが良い。それが日本でしょ。
どうもそう言ってるように思えて、かなりがっかりです。
僕の意見は、今回のバンクーバー五輪の韓国の躍進は実に素晴らしい!その的確な戦略を日本人はもっと学ぶべきだと思います。
うーーーん。
どうも日本サッカー協会と日本オリンピック委員会がダブってしまう。orz
戦略(マネジメント)を放棄し、具体的な目標(ビジョン)を宣言せず、責任をとらない。
まー、楽な仕事だよ。