今日はシャルケの練習に行くつもりです。
まさかの三度目。
さて、昨日の続きです。
昨日の記事はこちら→【現地観戦】シャルケVSドルトムント 前編
前半キックオフ直後、ドルトムントサポーターから発炎筒が投げ込まれる。
試合は一時中断となり再開したところから。
試合再開後、選手はサポーターの熱気に飲み込まれたのか、乗せられたのか、一つひとつのプレーが激しい。
気持ちが入りすぎているため、止まるということができないようにみえた。
例えば、ボールを奪おうとする時に、勢い余って相手ごと突き飛ばしてしまったり。
ファウルで試合が止まることが多かった印象。
サポーター、選手含めスタジアム全体が落ち着かないうちに、アウェイのドルトムントが先制点をあげる。
自分の席の近くのドルサポがシャルケサポを煽り、不穏な空気が流れる。
負けじと声をあげるシャルケサポ。
しかし、自分の席の近くのドルトムントサポの声援が遮り、正直あまり聞こえなかった。
試合を通じて判定に泣かされた内田くん。
前半終了時には審判のところに行き、少し会話をしていた。
試合の方は結局、ドルトムントが3-1で快勝。
チェルシー戦に続き、試合後一人でサポーターに挨拶に行っていた内田くん。
疲労、悔しさ。
遠くからでも見て取れた。
あっという間の90分。
とにかく落ち着く暇がなかった。
あそこまで狂気に満ちたサポーターを間近で見たのは初めて。
熱量が半端ない。
今後、これ以上の試合を観戦することができるのかな?とも思った。
前のチェルシー戦でも同じことを思ったけど、このダービーで塗り替えられた。
だから、今後も素晴らしい試合に巡り会えることを期待したい。
席を後にすると、たくさんの警備隊が。
これだけでもこの試合のおぞましさがよくわかる。
寿司詰め状態のトラムに乗りゲルゼンキルヒェン駅へ。
向こう側に見えるのがシャルケサポーター。
ドルトムントサポーターを待ち、挑発するためだろう。
真ん中には緩衝地帯が作られる。
電車のホームは別々、完全に鉢合わせすることがないようになっていた。
おそらく汚い言葉を浴びせたり、中指びを立てたり。止まらない挑発。
試合が終わっても興奮は覚めやらない。
ちなみにドルサポはバスでゲルゼンキルヒェン駅付近まで来た。
バスを降りてホームに向かう途中で、隠れていたシャルケサポがビール瓶をドルサポに投げつけた光景も目撃した。
なぜサッカーはサポーターをここまでアツくさせるのか?
試合中も頭を離れなかった。
燃えたぎるような魂の叫び。
「これが本場のフットボールだ」というのをガツンと教えられた気がした。
人に危害を加えるのはよくないし、もちろん悪いところも多い。
でも、ここまで熱中できることがあること自体が素晴らしいなと思った。
みんな本気。
剥き出しの感情。
だからこそ面白い。
気持ちが伝わってくるし、熱意に勝るものはないなとも感じた。
サッカーが本当に生活の一部であるし文化、歴史でもあり、羨ましかった。
日本にもヨーロッパに負けないくらいのサッカー文化が根付きますように。
というより根付かせたい。
嗚呼、ほんま魂を揺さぶられたよ。
言葉では言い尽くせないわ。
最後に。
昨年まで所属していた香川真司のユニフォームを着たサポーターもちらほらみた。
日本人の自分たちを見かけると、「カーガーワーシンジー♪シャララーラー♪シャララーラーラー♪」と応援歌を歌って来た。
どれだけ愛されてたのか伝わって来て、同じ日本人として誇らしく思った。
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