【現地観戦】シャルケVSドルトムント 後編 | 藤井大陸 〜すべてはW杯のために〜

藤井大陸 〜すべてはW杯のために〜

兵庫が生んだ稀代のお笑いファンタジスタ。

元商社マン。
27歳。
3/26から世界放浪へ。
ゴールはブラジルW杯。
サッカーを日本の文化に!

よろろん!

今日はシャルケの練習に行くつもりです。
まさかの三度目。



さて、昨日の続きです。
昨日の記事はこちら→【現地観戦】シャルケVSドルトムント 前編



前半キックオフ直後、ドルトムントサポーターから発炎筒が投げ込まれる。
試合は一時中断となり再開したところから。


試合再開後、選手はサポーターの熱気に飲み込まれたのか、乗せられたのか、一つひとつのプレーが激しい。
気持ちが入りすぎているため、止まるということができないようにみえた。
例えば、ボールを奪おうとする時に、勢い余って相手ごと突き飛ばしてしまったり。

ファウルで試合が止まることが多かった印象。


多くの選手がヒートアップしていたなか、冷静に闘っていた内田篤人。





サポーター、選手含めスタジアム全体が落ち着かないうちに、アウェイのドルトムントが先制点をあげる。



盛り上がりが最高潮に達するドルトムントサポーター。
自分の席の近くのドルサポがシャルケサポを煽り、不穏な空気が流れる。



負けじと声をあげるシャルケサポ。
しかし、自分の席の近くのドルトムントサポの声援が遮り、正直あまり聞こえなかった。





試合を通じて判定に泣かされた内田くん。
前半終了時には審判のところに行き、少し会話をしていた。



試合の方は結局、ドルトムントが3-1で快勝。



チェルシー戦に続き、試合後一人でサポーターに挨拶に行っていた内田くん。
疲労、悔しさ。
遠くからでも見て取れた。




あっという間の90分。
とにかく落ち着く暇がなかった。

あそこまで狂気に満ちたサポーターを間近で見たのは初めて。
熱量が半端ない。


今後、これ以上の試合を観戦することができるのかな?とも思った。
前のチェルシー戦でも同じことを思ったけど、このダービーで塗り替えられた。
だから、今後も素晴らしい試合に巡り会えることを期待したい。


席を後にすると、たくさんの警備隊が。
これだけでもこの試合のおぞましさがよくわかる。



寿司詰め状態のトラムに乗りゲルゼンキルヒェン駅へ。



向こう側に見えるのがシャルケサポーター。
ドルトムントサポーターを待ち、挑発するためだろう。



真ん中には緩衝地帯が作られる。
電車のホームは別々、完全に鉢合わせすることがないようになっていた。


シャルケサポーターから遅れること20分ほどだろうか、ドルトムントサポーター到着。
おそらく汚い言葉を浴びせたり、中指びを立てたり。止まらない挑発。
試合が終わっても興奮は覚めやらない。


ちなみにドルサポはバスでゲルゼンキルヒェン駅付近まで来た。
バスを降りてホームに向かう途中で、隠れていたシャルケサポがビール瓶をドルサポに投げつけた光景も目撃した。






なぜサッカーはサポーターをここまでアツくさせるのか?
試合中も頭を離れなかった。

燃えたぎるような魂の叫び。
「これが本場のフットボールだ」というのをガツンと教えられた気がした。


人に危害を加えるのはよくないし、もちろん悪いところも多い。
でも、ここまで熱中できることがあること自体が素晴らしいなと思った。

みんな本気。
剥き出しの感情。
だからこそ面白い。
気持ちが伝わってくるし、熱意に勝るものはないなとも感じた。



サッカーが本当に生活の一部であるし文化、歴史でもあり、羨ましかった。



日本にもヨーロッパに負けないくらいのサッカー文化が根付きますように。
というより根付かせたい。






嗚呼、ほんま魂を揺さぶられたよ。
言葉では言い尽くせないわ。




最後に。
昨年まで所属していた香川真司のユニフォームを着たサポーターもちらほらみた。
日本人の自分たちを見かけると、「カーガーワーシンジー♪シャララーラー♪シャララーラーラー♪」と応援歌を歌って来た。
どれだけ愛されてたのか伝わって来て、同じ日本人として誇らしく思った。





【Today's music】
未来予想図Ⅱ DREAMS COME TRUE



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